オフショア開発

2021.5.18

オフショア開発とは? | 特徴とメリット・デメリットを徹底解説!

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はじめに

オフショア開発とは、主に自社のサービス・Webシステム・アプリケーションの開発・運用保守などを海外の子会社や企業にアウトソースする開発手法です。
日本では、開発コストの面で魅力を感じてベトナムや中国、フィリピンなどのアジアの拠点でオフショア開発をすることが多い傾向にありました。

しかしながら近年では開発コストのメリットだけではなく、日本のIT人材不足による自社の開発リソース不足が顕著になってきており、IT企業を中心とした成長産業や大手企業で開発リソース不足という経営課題を解決するために戦略的にオフショア開発を推し進めるケースが増えています。

そこで、この記事ではオフショア開発とそのメリット・デメリットについて、Wakka Inc.の海外拠点マネージャー中垣がわかりやすく解説していきます。

 

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オフショア開発とは

オフショア開発とは、海外の子会社や企業に開発をアウトソーシングする手法です。

自社サービスや受託開発など継続的な開発リソースを必要とする企業や、国内の開発コストを抑えたい企業に向いています。

オフショア開発の歴史は意外と古く、1970年代ごろに米国がより安い人件費での開発や時差を活用した効率的な開発体制を求めて、インドに拠点を設けたことが始まりと言われています。

日本においては、物理的な近さから中国を活用する企業が多かったのですが、中国の成長に伴うリソース不足や人件費高騰の影響で、ベトナムやフィリピンへアウトソースする企業が増えつつあります。

また、総務省の調査では元請け・開発元の企業のうち48.2%が既にオフショア開発を導入していると言われています。

次の項目ではなぜ半数近い割合でオフショア開発が導入されているかについて、3つのメリットから説明していきます。

オフショア開発の3つのメリット

①コストの安さ

オフショア開発の最も大きなメリットとして、開発コストの安さがあげられます。

国内ではIT系人材の平均年齢が上がっていることに加えて、市場のニーズが高まっていることに伴い、経産省の調査では国内のIT系人材の平均年収は600万円ほどあると言われています。

一方でオフショア先として活用されている中国のIT人材の人件費は400万円ほどですので、国内開発に比べてオフショア開発は人件費を抑えて安いコストで開発を進めることが可能になります。

さらに、ベトナム・フィリピン・タイ・インドネシアなどでは中国より安くIT系人材の確保ができるため、新しいオフショア開発先として期待されています。

②時差を活用した開発体制

次にオフショア開発のメリットとして、時差を活用した開発体制が構築できる点が挙げられます。

オフショア開発の歴史で紹介したアメリカとインドでは、10時間30分時差があるので、アメリカが夜間稼働していない時間帯に昼間のインドが開発を進めるという体制が構築できます。

日本はオフショア先のアジア各国と近いのでアメリカほど大胆な時差の活用は難しいですが、2-3時間ほどの時差を活用することができます。

例えば、日本と現地のエンジニアが働いている時間に現地とコミュニケーションを取っておき、日本の稼働が終了してから2-3時間は現地のエンジニアに稼働してもらうことで、国内のみに比べて効率的な開発体制を構築することができます。

③若くて優秀なIT系人材が豊富


経産省調査によると、少子化・高齢化が進む日本のIT系人材の平均年齢は30代後半と言われており今後さらに平均年齢が高まってくると予想されています。

しかし、アジアのオフショア先では依然として労働人口が増加している国も多く、例えばベトナムでは9割近いIT人材が29歳以下となっています。

また、アジアを中心にIT系人材の育成を国策として掲げている国もあり、義務教育に加えて大学や専門学校などで十分なIT教育を受けているので、若くて優秀な人材が多いというメリットがあります。

アジア地域でのオフショア開発について詳しく知りたい方は『検討中なら知っておきたいオフショア開発の動向!人気No.1はどこの国?』で解説していますので、ぜひご覧ください。

オフショア開発の3つのデメリット

①文化の違い


やはり国によって文化やコミュニケーションが異なるので、日本国内のみで完結するやりとりとの違いを感じることが多々あります。

特に、日本は事細かに言語化せずに文脈や前後関係で察するようなコミュニケーション文化と言われています。

そのため、日本人同士では明文化しなくても察していたことが、オフショア先のエンジニアには理解できないということが発生します。

また、オフショア開始直後ではあなたの会社の開発についての理解から始まりますので、初期のコミュニケーション工数の増加を勘案した上で導入することをおすすめします。

②言葉の違い


オフショア開発では先程の文化の違いに加えて、言葉の違いも大きな壁となります。
特に母国語でないと会話に尻込みしてしまったり、言葉数が少なくなったりしてしまう方も多いと思います。

しかしながら、現地のエンジニアとのコミュニケーション量が減ってしまうと、お互いの信頼関係の構築の遅れや開発に関する伝達の漏れなどが発生しやすくなります。

そのため、初めてのオフショア開発では、お互いの言語に精通している現地経験が豊富な方と拠点を設立することが鍵となります。

③品質管理の難しさ

オフショア開発の経験者に話を聞くと、開発の品質管理に苦労している、または品質がよくないのでオフショアから撤退したという声が多く上がります。

確かに、細かい部分の仕様が伝わらずに想定した物とは違う内容で納品されたり納期が遅延したりすることも一定数発生してきます。

ただし、このようなケースは単に安い人件費だけ求めて仕事を丸投げするというスタイルのコミュニケーションで起きやすいトラブルです。

そのため、オフショア先の企業は欠かせないパートナーであるという意識を持って、日々の開発定例などで開発の背景や全体スケジュール、品質の目線合わせを続けることが大切です。

具体的なオフショア開発での品質管理のコツについては『オフショア開発における品質管理の課題と対策を解説』で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

オフショア開発のまとめ

オフショア開発は安い人件費でリソースを確保しやすいという大きなメリットがありますが、一方でノウハウがないまま安易に導入するとコミュニケーションや品質の面でトラブルが発生しやすい手法です。

そのため、初めてのオフショア開発に取り組む企業やオフショア開発が上手くいかない企業は、自社単独で取り組むのではなく経験豊富で信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵になります。

Wakka Incでは、10年以上のオフショア開発の実績があり、日本の本社とベトナム支社が一丸となってお客様のオフショア開発や海外の開発子会社設立を支援しています。

オフショア開発について少しでも気になることがあれば、以下リンクからお気軽にお問い合わせください。

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中垣圭嗣

中垣圭嗣
WebメディアでPGから管理職まで幅広く経験し、Wakka Inc.に参画。 Wakka Inc.のオフショア開発拠点でラボマネジャーを担当し、2013年よりベトナムホーチミンシティに駐在中。 最近では自粛生活のなかでベトナム語の勉強にハマっています。

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