システム開発・構築の費用をシミュレーション!コストを下げる効果的な依頼方法も解説

2022.10.13
ラボ型・オフショア開発
安藤 大海
システム開発・構築の費用をシミュレーション!コストを下げる効果的な依頼方法も解説
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こんにちは。Wakka Inc.のWebディレクターの安藤です。
「自社内でシステムを新たに構築したけれども、開発費用がどれだけかかるのかわからない。」
「システム開発会社にもらった見積もりが高いのか安いのか判断できない。」
上記のような悩みが、システム構築に手が出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、システムについて詳しくない方でも理解できるように、システム開発・構築にかかる費用を4つのパターンについてご紹介します。システム構築のプロセス別の費用や、具体的な料金相場まで解説するので、システム構築を検討中の方は必見です。

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目次

システム開発・構築費用の内訳や料金が変わる理由

一言でシステム開発やシステム構築とはいっても、実際には簡単で安いシステムから複雑で高額なシステムまで多岐にわたります。
それではまずシステム開発・構築費用がどのような内訳なのかを確認していきましょう。
また、特にシステム開発・構築を外注する際に、費用が安かったり高かったりする理由もご説明いたします。

開発費は主に人件費で決まる

システム開発・構築費用の内訳を簡単に表したのが以下の式です。
「システム開発・構築費用=人件費+諸経費」
上記の通り、システム構築費用の内訳の多くは人件費が負担しています。人件費とは、エンジニアやプログラマーの雇用費用です。
一方、諸経費とは、機材などの設備費や開発で使うシステムのライセンス使用料などが含まれます。
物理的にシステムを開発しない限り、システムの開発・構築に必要なのは、プログラミングなどに使うコンピューターとエンジニアやプログラマーといった人材だけです。
つまり、システム開発・構築の際には、エンジニアの人件費について詳しく知っておく必要があります。

人件費の計算は「人月あたり」に注意が必要

システム開発・構築における人件費は、以下のように算出するのが一般的です。
「人件費=人月×人月か×開発期間」
人月は月に必要なプログラマーの数、人月あたりは1人あたりの月間報酬額を表します。システム開発・構築費用をシミュレーションする際に、特に重要なのは人月あたりです。依頼するエンジニアの種類や経験などによって、人月あたりは以下のような違いがあります。

エンジニアレベル人月階の相場
初級エンジニア60万~80万円
中級エンジニア80万~120万円
上級エンジニア100万~160万円
フリーランスプログラマー40万~80万円
大手企業プログラマー60万~100万円

依頼するエンジニアは開発するシステムの複雑さによっても異なるので、システム構築費用の予算を考えるとき、自社が理想とするシステムを具体的に想像することも必要です。
また、システムの規模によって開発期間が変わるので、複雑かつ大規模なシステムほど構築費用が高くなる仕組みになります。
では、システムを開発・構築するエンジニアは、どのようなプロセスに対して費用を請求しているのでしょうか。

システム構築のプロセスによって費用がかかる

システムの開発・構築には、さまざまな作業工程があります。また構築中のプロセスによっても、それぞれ費用が変わってきます。
そのため、より明確にシステム開発・構築の費用を理解するためには、
「各プロセスで何を行っているのか?」
「それぞれの相場はどれくらいなのか?」
を知っておくことが大切です。
ここからは、システムの開発・構築で発生するプロセスと、それぞれの費用について見ていきましょう。

要件定義の費用

要件定義とは、予算やシステムに必要な機能、テクノロジーの種類を用いるだけでなく、開発のスケジュールや人材資源配分も決める工程です。
システム開発・構築では、この要件定義を綿密に実施することが、のちの成否を決めると言っても過言ではありません。そのため、要件定義だけで費用を請求されるケースもあるようです。
定義要件の費用単体では、開発・構築費用のうち全体の10%程度になることもあります。

設計費

設計費とは、システム構築において、サーバーなどのインフラやプログラミング言語を決定する作業にかかる費用です。
基本構造やUIの設計から、プログラム内部に落とし込み設計、数学レベルの設計まで、この工程で決めています。設計費は、必須定義費に含まれる場合も多く、必須定義費と合わせて全体の10~15%程度が相場です。

設計費

システム開発・構築におけるデザインは、デバイス上でユーザーの目に触れる画面の配色やボタンの位置などを決定する作業です。
UIデザインの設計などにかかる費用を、デザイン費用と呼びます。主にデザイナーの人件費とデザインに使用するツールの使用料などが、デザイン費用の内訳です。デザイン費用の計算方法も、UIデザイナーの人月×人月×デザインの開発期間と考えてよいでしょう。

開発費

開発費とは、その名の通りシステムの開発・構築の費用です。
開発段階で主体となって構築を進めているのは、システムエンジニアだけでなく、プログラマーです。
逆に言えば、それ以外の工程では、システムエンジニアが主体となってプロジェクトを進めているため、エンジニア方が人月は高くなります。開発費の計算方法には、先ほど説明した人件費の計算方法を用いてよいでしょう。

システムの運用テスト費用

システムを運用するまでには、運用テストやテスト結果に紐付いた修正作業が必要になります。運用テスト費用が含まれていない場合、自社内でテストを実施する必要があるかもしれません。
また、テスト費用が安すぎても、十分に検品されずに納品されてしまう可能性もあります。
運用テスト費用に関しては節約せずに、アフターフォローまでしっかり実施してくれる開発会社を選びましょう。
以上が、システム開発・構築のプロセスとその費用です。各プロセスで費用も違いましたが、料金の違いはシステムの種類によっても異なります。

開発するシステムの種類や目的により費用も変化

開発・構築するシステムの種類や目的によっても、費用は変化し、その種類には、主に以下の4種類があります。

  • 基幹システム… 会計・人事・生産・販売などの経営資源を管理するシステム
  • 業務管理システム…顧客情報や営業活動を管理するシステム
  • Webシステム…インターネットを通じて情報を処理するシステム
  • アプリケーション…特定の機能を備えたプラットフォームとなるシステム

上記4つのシステムは、それぞれ開発・構築するにあたり独自の料金体系があります。
また、システム関連で費用を変化させるもう1つの要件が、自社側がシステムを開発・構築する目的です。

  • システムの導入が目的
  • 既存システムのカスタマイズが目的
  • フルスクラッチ開発が目的

といった状況に、システム開発・構築の目的も変わります。当たり前ですが、0から大規模な開発・構築をするほど、費用は高くなります。
ここからは、各システムの開発・構築費用を理解するためにも、システムの概要や費用の紹介も含めながら料金相場を見ていきましょう。

基幹システムの構築費用と料金相場

基幹システムは、経営資源となるヒト・モノ・カネを管理するためのシステムです。
企業の経営情報を管理するため、自社でシステムを開発することで、流出や外部要因による経営ストップのリスクが減少できます。
以下が、基幹システムをより細かく分類した4つのシステムです。それぞれのシステムが、各資源を個別に管理する用途で運用されます。

人事管理システム勤怠、労務、給与、人事情報などのヒトを一括管理できるシステム
販売管理システム受注、在庫、出荷、売上などのモノを管理するシステム。小売業などで多く使用される。
生産管理システム原価・仕入れ・納期などのモノを管理するシステム。製造業などで多く使用される。
財務・会計管理システム伝票、決済表、支払諸表などカネを管理するシステム。

上記の各システムも、開発・構築費用はその目的によって変化します。以下で、各システムと開発目的に合わせた、料金相場をご紹介いたします。

種類・目的システム導入カスタマイズフルスクラッチ
人事管理システム月額1万円~60万円~300万円~
販売管理システム月額10万円100万円~500万円~
生産管理システム月額10万円100万~200万円500万円~
財務会計管理システム月額5万円~250万円程度400万円~

上記のように、販売管理や生産管理といったモノの管理システムの方がより高額になるという特徴があります。フルスクラッチ開発で販売管理システムを構築した場合、料金相場は500万円以上です。
逆に、人材や会計の管理システムは、使用する人間がバックオフィスの担当者に制限されることが多いのでコストを抑えられる傾向があります。
最近は、すでに開発されているシステムを月額課金制で導入できるサービスも増えています。
とはいえ、月額10万円のサービスを5年間利用すれば、合計600万円ですので、フルスクラッチのシステムを導入したほうが安い可能性もあります。

業務管理システムの構築費用と料金相場

営業活動や顧客サービスなど直接業務に関わる情報を管理するシステムが、業務管理システムです。
同規模の基幹システムと比較すると、経営に対する優先度が下がるため、相場は基幹システムより安くなる傾向があります。業務管理システムに関しても、大きく分けて以下の4つのシステムに分類できます。

営業支援システム(SFA)Sales Force Automationの略で、営業の状況やお客様への提案内容など、営業活動情報に関する管理をするシステム。
顧客管理システム(CRM)Customer Relationship Managementの略で、顧客のサービス利用状況やお問い合わせ内容など、顧客に関する情報を管理するシステム。
自動化システム(MA)Marketing Automationの略で、メール配信や顧客対応の自動処理などの機能をもつマーケティング自動化システム。
撮像管理システムプロジェクトの進行や変更、ランタンのタスクなどを管理するシステム。

上記のように、業務管理システムはフロント業務を支援するシステムだと分かります。システムを導入すれば、半永久的にフロントに立つ人材の生産性向上が期待できるでしょう。
業務管理システムの料金相場は、以下のようになります。

種類・目的システム導入カスタマイズフルスクラッチ
SFA月額5万円年間200万円程度500万円~
CRM月額5万円年間100万~200万円500万円~
MA月額5万円年間100万円程度500万円~
撮像管理システム月額1万~5万円程度年間50万円程度300万円~

業務管理システムには、クラウド系のサービスも多く、システムの導入だけなら月額5万円程度での導入も可能です。
ただし、業務管理システムを導入している企業は、エンタープライズシステムをカスタマイズしているケースが多く、料金相場は年間100万~200万円程度となります。
また、マーケティングを自動化できるMAと顧客管理が効率化できるCRM、その後の営業を管理するSFAは、組み合わせて導入するケースも多いです。
その場合、個別に導入するよりも費用は安くなりますが、ツール導入でも月額料金は10万~20万円程度になります。
現時点の機能を組み合わせれば署名ほど、開発・構築費用も高くなるため、フルスクラッチ開発では数千万円以上の費用がかかることもあります。

Webシステムの構築費用と料金相場

Googleなどのブラウザを経由すれば、誰でもアクセスできるので、不特定多数のユーザーに利用してもらえる特徴があります。

ECサイト商品の紹介だけでなく、決済機能や検索機能なども搭載したネットショップのシステム。
予約システム予約機能やメール配信機能などを搭載している、店舗予約や企業のアポ予約などを管理するシステム。
CMSWebページの作成を簡単にしてくれるシステム。
決済システムクレジットカードなどを通じて、支払いできる機能を搭載したシステム。

上記では一部しか紹介していませんが、Webページを経由して利用できるシステムは、すべてWebシステムに分類できます。
そのため、基幹システムや業務管理システムの中でも、クラウド経由でアクセスできるシステムはWebシステムに分類されることもあります。各Webシステムをさらに目的別に分類した場合、システム開発・構築の料金相場は以下の通りです。

種類・目的システム導入カスタマイズフルスクラッチ
ECサイト50万~100万円100万~300万円300万円~
予約システム80万~150万円200万~400万円400万円~
CMS50万円~100万~300万円300万円~
決済システム10万円~30万~50万円150万円~

ECサイトの開発・構築費用は、システム導入で50万~100万円程度です。
Amazonや楽天などのプラットフォームに出店するだけなら費用はさらに安くなりますが、今回はあくまで自社のシステムとしてした場合の費用となります。
逆に、CMSや決済システムのようにシンプルな機能のみのシステムであれば、開発・構築の費用は安くなる傾向にあります。

アプリ開発の費用と料金相場

アプリケーションは、特にスマートフォンの利用者に向けて開発されるシステムです。ここまで紹介した、業務管理システムやWebシステムの延長として開発されることも多いのが特徴となります。

種類・目的システム導入カスタマイズフルスクラッチ
EC系アプリ5万円~100万~300万円300万円~
広報系アプリ5万円~50万~100万円100万円~
ツール系アプリ5万円~50万~300万円300万円~
ゲーム系アプリ300万~750万円1,000万円~

簡単な機能のみ搭載したシステムの場合や、すでにシステムを持っている場合、アプリ開発ツールだけの導入でよいのであれば、月額5万円程度でアプリを開発できます。
とはいえ、完全自社でフルスクラッチ開発したアプリを作成すると、1,000万円以上の費用がかかる場合もあります。
予算次第では、業務管理システムやWebシステムの開発・構築に伴い、アプリ開発を進めてもよいでしょう。

システム開発・構築のコストを安く抑える方法

ここまで各システムの構築費用を見てきて、「想像していたよりも、少し料金が高いな」と感じた方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
そんなあなたも心配はいりません。システムの開発・構築費用が安く抑えられる点があります。
ここからは、開発・構築費用を抑える方法を4つ解説していきます。

  1. 必須定義を丸投げしない
  2. 予算を明確にして事前に伝える
  3. 最初からシステムの機能を増やし過ぎない
  4. 補助金を活用する

導入したいシステムの開発・構築費用が、現状考えている予算を超えている方は必見です。

必須定義を丸投げしない

システム開発の費用を安く抑えるためには、要件定義をシステム開発会社にすべて依頼しないことが重要です。
したがって、「他の事例のようなシステムを構築して欲しい」という依頼では、システムの概要があります。

  • どのような機能をいくつ入れるのか?
  • 想定する利用人数はどれくらいなのか?

など、具体的なシミュレーションが重要です。
そのシミュレーションをもとに要件定義を進めれば、依頼先が考えることが減り、その分作業も少なくなって費用も抑えられます。
システム開発や構築の費用を抑えるためにも、開発会社に問い合わせる前に、具体的なシステムの機能や規模をシミュレーションしてみましょう。RFP(提案依頼書)を細かく作成できれば、要件定義の費用を抑えられるはずです。

もし、システムに関する知識が乏しくRFPが作成できない場合は、ぜひ弊社が作成した【無料DL】すぐに使えるRFPテンプレートをご活用ください。

予算を明確にして事前に伝える

事前にシステムの開発・構築にかけられる予算を伝えることでも、費用を抑えられます。
先に明確に予算を伝えておけば、開発会社は予算内でできる規模や実装できる機能を吟味して、見積もりを作成してくれるはずです。費用の無駄をなくすことにも繋がります。
社内のリソースも十分に検討したうえで、自社内でシステムの構築にかけられる費用をシミュレーションし、事前に予算をたてていきます。

最初からシステムの機能を増やし過ぎない

システム構築の費用を安くするために、最初からシステムの機能を増やし過ぎないことも重要です。
特に、1からシステムを構築する場合には、まず最低限の機能だけ実装した状態で納品してもらうとよいでしょう。
一度、大規模なシステムを設計したあとで変更したい部分が出てきた場合、大がかりな修正が必要になりコストもかさみます。
少ない機能のみ実装した状態で、社内や一部のユーザーで試してみると、改善点やエラーを見つけるのが比較的簡単で、費用もおさえられるのです。
開発会社に依頼する際、将来的なシステムの拡大も検討した次第、最低限必要な機能をシミュレーションしながら要件定義を進めていきます。

補助金を活用する

システムの開発・構築に取り組む場合、補助金を活用できる可能性があります。以下が、システム開発一覧・構築に活用できる補助金のです。

  • ものづくり補助金…生産性向上に関する革新的なサービス開発を行うための設備投資を支援する補助金。
  • 事業再構築補助金…コロナウイルスによる経済変化に対応するため、新分野や業態転換を支援する補助金。補助額は100万~8,000万円。
  • IT導入補助金…ITツールを導入した業務効率化や収益向上を支援する補助金。補助額は、30万~450万円。
  • 小規模事業者持続化補助金…システムを活用した販路開拓に取り組む小規模事業者向けの補助金。

どの補助金に関しても、補助金申請の仕組みが複雑で、採択率は50%程度です。本気でシステム開発・構築に取り組むならば、補助金を申請するのもよいでしょう。

システム開発・構築を依頼する際の注意点

システムの開発・構築を依頼する際には、注意点もあります。システムの開発・構築は、時間や費用などさまざまなコストがかかり、重要な経営判断の1つです。
依頼時にミスがあると、システム開発・構築に高い費用をつぎ込んでから後悔することもあります。

そもそもシステム開発・構築が必要なのか考える

「開発会社や業務委託に依頼してまで、システムを開発・構築する必要があるのですか?」を、まず考える必要があります。
自社でシステムを開発・構築すると、数百万から数千万単位で費用が発生します。高額な費用をかけてまで、自社独自のシステムを活用する意味から考えるべきです。
仮に、業務管理システムであれば、サブスクリプション型のクラウドサービスを契約すれば、月間数十万円でシステムを利用できます。
現在システム開発・構築の費用が、導入システムを利用する費用よりも、コストパフォーマンスが高いのかをよく検討してください。

運用・保守のコストも予測しておく

システムを開発・構築したあとには、構築費用だけでなく、運用や保守の費用がかかります。システムの運用や保守とは、システムがエラーではなくいつでも使用できるような状態を維持していく作業のことです。
システム運用・保守の費用としては、自社で運用・保守を担当するエンジニアの採用や雇用、システムで使われているインフラの使用ライセンス料などがあげられます。
運用・保守にかかる費用も含めて予算に応じるかどうか、システムによるコストが収益化する可能性もあります。長期的な運用も含めて、どれくらいの予算が取れるのかを確認しましょう。

失敗しないシステム開発会社の選び方

自社でシステムを開発・構築するリソースがなければ、開発会社に依頼することになります。
そのシステム開発会社は多数あり、「どの会社を選べば安くてよいシステムを開発・構築してくれるの?」は悩みどころです。
とはいえ、開発会社にもそれぞれ特徴や料金体系があるため、構築したいシステムに応じた依頼先が必ず存在します。この記事の最後に、どのようにシステム開発会社を選ぶか成功に向かうのかを解説しましょう。

複数社で見積もりを依頼し比較検討する

システム開発・構築を依頼する場合、1つの開発会社だけを参考にするのは危険です。工程が接続されたりするリスクがあります。
そのため、まずは複数社でシステム開発・構築の費用の見積もりを依頼し、十分に比較検討しましょう。選手の見積もりから料金の差を明確にすれば、他社の見積もりを参考に、値下げの交渉ができる可能性もあります。

同業他社や同規模の企業で実績がある会社を選ぶ

開発会社にも、それぞれ得意な開発・構築領域やシステムの規模があります。そのため、自社が希望するシステムの種類や規模において、実績を持っている開発会社を選びましょう。
特にWebサイトには、各社の開発事例が紹介されていることも多く、同業他社や同規模のシステム開発を行った実績は参考になるはずです。
もし、希望しているシステムの実績が詳細に記載されていない場合には、開発会社に問い合わせる手もあります。

目的や規模を明確にしてシステム開発を成功させよう

ここまで、システム開発・構築にかかる費用について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。システム開発・構築費用は、システムの種類だけでなく、開発の目的や規模によって大きく変化します。
簡単なシステムの導入と複雑なシステムのフルスクラッチ開発では、費用に数千万円の差が出ることも少なくありません。
そのため、システム開発・構築に取り組む前に、自社の予算の中で構築したいシステムの種類や規模を明確にすると、外注した際の費用を抑えられるのでオススメです。
システムについて詳しく理解できていない場合には、まずシステム開発会社に相談しながら、要件定義を明確にしていくのもよいでしょう。

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この記事を書いた人
安藤 大海

学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。

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