WordPressとECサイトを連携させる方法!BASEとEC-CUBEを例に解説

最終更新日:2026.01.21
フロントエンド開発
安藤 大海
WordPressとECサイトを連携させる方法!BASEとEC-CUBEを例に解説
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こんにちは。Wakka Inc. Webディレクターの安藤です。

経済産業省が実施した「令和6年度電子商取引に関する市場調査」によると、BtoC・BtoBどちらの市場でもEC需要は伸び続けています。

実店舗だけでなく、ECでの販売に注力することで、より多くの顧客層を取り込め、売上・認知度ともに向上させられます。

そこで今回は、Web施策の強化のベースとなる、ECサイトと情報配信用のWordPressを連携させる方法についてご紹介したいと思います。

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WordPressとECサイトの連携とは?

『WordPressとECサイトを連携する』とは、一体どのような意味なのか分からない方もいるのではないでしょうか。具体的には、ECサイトの商品をWordPressに掲載したり、固定ページや投稿ページからECサイトの決済画面に遷移するように設定を行うことです。これにより、お互いのメリットを統合させられるため、販売力を上げていけます。

ちなみに、代表的なECサイト構築サービスには、以下のようなものがあります。

・Shopify

・BASE

・EC-CUBE

もちろん、連携の方法はそれぞれの構築サービスによって異なります。そのため、環境に合わせて適切な構築方法を選択する必要があります。

WordPressとECサイトを連携させるメリットとは?

WordPressとECサイトを連携する主なメリットは以下の2つです。

コンテンツによる集客がしやすくなる

WordPressとECサイトを連携させることで、コンテンツを活用した集客がしやすくなるというメリットがあります。

具体的には、以下のメリットを得られるため、WordPressとECサイトを連携する企業が多いです。

  • コンテンツを配信できる
  • 記事の作成が簡単
  • 集客効果を得られる

ECサイトには商品を紹介するページがありますが、コンテンツを投稿する機能は備わっていないケースが多いです。そこで、記事作成・投稿機能が備わっているWordPressを連携させることで、コンテンツ配信によって商材やブランドの認知度が高まり、見込み顧客の獲得につながります。

また、WordPressには、ボタンひとつで見出しをつけたり文字装飾したりと、初心者でも簡単に記事を作成できる機能が備わっています。

コンテンツ配信により集客力アップを狙える点が、WordPressとECサイトを連携させるメリットです。

デザインや機能の自由度が高い

WordPressには、「画像をドラッグ&ドロップで配置できる」「ボタンひとつで表を作成できる」など、Webサイトの構築経験がない方でも簡単に使える機能が多数備わっています。

さまざまな装飾によりデザインや機能の自由度が高い点が、WordPressをECサイトに連携するメリットです。

WordPressとECサイトを連携させることで、自由度の高いデザイン・装飾により商品の魅力を分かりやすく伝えられます。

HTMLやCSSの知識がなくても、記事のデザイン性を高められる点も魅力です。

WordPressでECサイトを作るデメリット

WordPressは柔軟性が高く、ECサイト構築にも対応できますが、すべての事業者に適しているとは限りません。

WordPressでECサイトを作る際には、以下のデメリットを確認しておきましょう。

  • セキュリティ対策が自己責任になる
  • 決済・配送・在庫などの要件が増えるほど難しくなる
  • プラグインの入れすぎで表示速度・セキュリティ面でのリスクがある

セキュリティ対策が自己責任になる

WordPressでECサイトを運営する場合、セキュリティ対策は基本的に自己責任となります。
ECサイトでは、顧客の個人情報や決済情報を扱うため、通常のコーポレートサイト以上に高いセキュリティ水準が求められます。

顧客の情報を守り、信頼度の高いECサイトを運営するために、以下のような対策を行わなければなりません。

  • WordPress本体・テーマ・プラグインの定期アップデート
  • 不正ログイン対策(WAF、二段階認証など)
  • SSL化やデータバックアップの実施
  • セキュリティプラグインの導入・設定

専門知識がない状態でECサイトを運用すると、脆弱性を突かれて情報漏えいにつながるリスクもあります。
社内にエンジニアがいない場合や、運用負荷を抑えたい事業者は注意が必要です。

決済・配送・在庫などの要件が増えるほど難しくなる

WordPressを用いたECサイトは、シンプルな構成であれば比較的容易に立ち上げられますが、決済方法や配送条件、在庫管理などの要件が増えると、設計や運用が複雑になります。

例えば、以下のような要件を追加するたびに調整が必要です。

  • 複数の決済手段(クレジットカード、Pay系、後払いなど)
  • 配送地域・送料の細かな設定
  • 実店舗や倉庫と連動した在庫管理
  • 定期購入やサブスクリプション機能

このような要件追加は、プラグインで対応できる場合もありますが、プラグイン同士の相性問題や設定ミスによるトラブルが起こる可能性もあります。

事業規模が拡大するほど、「WordPressで対応し続けるべきか」「専用ECカートへ移行すべきか」を適切に判断しなければなりません。

プラグインの入れすぎで表示速度・セキュリティ面でのリスクがある

WordPressの強みは拡張性ですが、プラグインの入れすぎには要注意です。
ECサイトでは、決済・配送・在庫・分析・SEOなど、多くの機能をプラグインで補うケースが一般的です。

しかし、プラグインを入れすぎると、以下のような問題が起きる可能性があります。

  • ページ表示速度の低下(SEO評価・CVR低下)
  • プラグイン同士の競合による不具合
  • 更新停止プラグインによるセキュリティリスク

特に表示速度は、ECサイトの売上に直結する重要指標です。
「機能を増やす=成果が出る」ではないため、必要な機能を見極め、最小限の構成で運用しましょう。

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主要ECプラグイン比較

WordPressでECサイトを構築する際は、ECプラグインの選定が重要です。

日本国内でよく利用される代表的なECプラグインを比較して、自社に適したプラグインで高品質なECサイトを構築しましょう。

Welcart

Welcartは、日本市場向けに開発されたWordPress専用のECプラグインで、国内ECプラグインシェアNo.1の実績を誇ります。


日本の商習慣に最適化されており、SEOやECサイトとWordPressの一元管理、自由度の高いカスタマイズやマーケティング機能の充実が魅力です。

日本円・日本語に標準対応しており、国内の決済代行サービスと連携しやすい点も特長です。また、送料や税率など日本特有の設定も簡単に行えるため、以下のような方に向いています。

  • 国内向けECサイトを運営したい
  • 日本の決済・配送要件を重視したい
  • WordPress初心者〜中級者

一方で、海外展開や高度なカスタマイズを行いたい場合は、機能拡張や情報量の面で物足りなさを感じる可能性があります。

WooCommerce

WooCommerceは、世界中で利用されているWordPress向けECプラグインの代表格です。グローバル標準のECプラットフォームとして高い評価を受けており、圧倒的な拡張性とカスタマイズ性や豊富なテーマ・拡張プラグインが魅力です。

世界中で利用されているECプラグインのため、海外ECや越境ECにも対応しやすく、国内外に事業を展開したい方に向いています。

  • 将来的に海外販売を視野に入れている
  • 柔軟なカスタマイズが必要
  • 技術的なリソースがある、又は外注できる

ただし、初期設定や日本向けカスタマイズには一定の知識が必要です。

WordPressとBASEを連携させる方法

WordPressサイトとBASEを連携させる方法は3つです。

プラグイン『BASE商品リスト』を活用する

BASE商品リストは、BASEの商品情報をショートコードで使用できるようにするプラグインです。「q」、「shop_id」、「count」、「cache」などショートコードパラメーターが用意されており、それを使用して商品情報をWordPressに掲載できます。ショートコードを使用するためには、BASE APIのアプリ情報を設定する必要があり、APIの利用には事前申請が必須です。

「BASE商品リスト」を使って連携すれば、商品の魅力を紹介したあとに、BASEの商品ページへのリンクを掲載できます。これにより、WordPressサイトからも購入を促せます。
また、このプラグインはインストールするだけで使い始められ、商品掲載もショートコードを貼り付けるだけで完了するため、ECサイト運営が初めての方でも扱いが簡単です。

APIを使用する

2つ目はAPIを活用することです。APIを利用する場合は、PHPファイルで認証処理、アクセストークンの取得、商品情報を取得した後にJSONファイルで出力します。これにより、ショップの商品一覧を取得できたり、特定の商品をピックアップして表示させたりすることが可能です。プラグインもBASE APIを利用していますが、直接PHPファイルを作成してAPIを使うほうがより細かい操作を実現しやすいです。

iframeを貼り付けて連携をする

iframeは、リンク先を指定してそのページをフレーム表示できるタグのことです。例えば、自身が販売している商品ページのリンクを指定してWordPress内で使用することで、表示させられます。具体的な使い方は以下の通りです。

<iframe frameborder= "0" width="横幅を指定" height="高さを指定" src="商品ページのリンク"></iframe>

iframeタグを使用すれば、APIを使用することなく連携ができるので、手軽に作業を進められます。しかし、挿入するたびにiframeを使わなければなりません。また、管理が複雑です。例えば、商品ページのリンクが変わってしまうとWordPress内で今まで使用したリンクをすべて変更しなければなりません。手間がかかるので、BASEと連携させる際は、APIの利用がおすすめです。

WordPressとEC-CUBEを連携させる方法

EC-CUBEとの連携方法は2つあります。

WpPostPlusを利用する

https://www.ec-cube.net/products/detail.php?product_id=276

WpPostPlusは株式会社ギズモが提供するWordPress連携プラグインです。使用することでEC-CUBEにWordPressの投稿ページや固定ページなどをパンくずリスト付きで表示させられます。また、EC-CUBEのデザインがそのまま反映されることがメリットです。しかし、有料のサービスになるため、搭載されている機能や予算を考慮した上で使うのがおすすめです。

手動で連携させる

2つ目は手動で連携させる方法です。WordPressとEC-CUBEが同じサーバー内で運用できる場合、手動で連携できます。手順は以下の通りです。

1.EC-CUBEのドキュメントルートにWordPressのファイルをすべて移動させます。このときに、WordPressのindex.phpとEC-CUBEのindex.phpが重複するので、EC-CUBEのほうのindex.phpを別の名前に変更してください。

2.次に、wp-config.phpを開き、EC-CUBEのrequire.phpを読み込みます。

require __DIR__. '/ require.php '

3.次に、EC-CUBEのrequire_base.phpを開き、wp-load.phpを読み込んでください。

require __DIR__. ' /../html/ wp-load.php '

4.以上で連携が完了です。あとは、EC-CUBEのCSRFトークンを利用するなど、実行したいことをコーディングしていけば、お互いの機能やテンプレートを共有できます。

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今回は、WordPressとECサイトを連携するメリットや具体的な連携方法についてご紹介しました。連携できれば、集客効果をアップさせたり、情報の更新がしやすくなったりするので便利です。また、連携についてはそれぞれのECサイト構築サービスによって異なるので、各ECサイトの仕様を確認しながら適切な方法で作業を進めましょう。

Wakka Inc.では、失敗しないECサイト構築・運用のチェックリストを提供しています。初めてECサイトを運営する方や、WordPressとECサイト連携を自社で対応できるか不安な方は、ぜひダウンロードしてご活用ください。

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この記事を書いた人
安藤 大海

学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。

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