オフショア開発にベトナムが選ばれる理由とは?パートナーの選び方も解説


こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。
開発コストの削減や優秀なエンジニア確保は、ビジネスの成長に不可欠です。
しかし「オフショア開発を検討しているが、どの国が良いのか分からない」「ベトナムオフショア開発に興味があるけど、何から始めれば良いのか迷っている」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コストパフォーマンスと高い技術力で注目を集めているベトナムでのオフショア開発の基礎知識と魅力を解説します。
ベトナムでのオフショア開発を成功させるためのポイントやパートナーの選び方も、併せてご覧ください。
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ベトナムのオフショア開発が選ばれる理由

ベトナムのオフショア開発が注目されているおもな理由は下記の通りです。
- コストパフォーマンスの良さ
- 高度な技術力を持つIT人材の豊富さ
- 日本との高い文化的な親和性
上記のように、ベトナムにはビジネスを円滑に進めるための要素がバランス良く備わっています。
そのため、ベトナムでのオフショア開発が注目されています。
ベトナムオフショア開発の5つの魅力

近年、日本企業によるベトナムオフショア開発への注目度が高まっています。
その背景には、ベトナム独自の強みとなる魅力が数多く存在するためです。
本章では、ベトナムオフショア開発が選ばれる5つの魅力を詳しく解説します。
豊富なIT人材と高い技術力
ベトナムは、急速に発展するIT産業を背景に、豊富なIT人材を擁しています。
特に国がSETM教育を推進しており、技術習得意欲が高く、英語や日本語といった他言語の習熟度も高い点が特徴です。
多くの大学や専門学校でIT関連の教育が盛んに行われており、高度な技術を持つエンジニアが継続的に輩出されています。
そのため、多様な開発ニーズに対応できる人材確保が容易であり、プロジェクトに最適なチーム編成が可能です。
文化的な親和性の高さ
一般的にベトナムの方は日本文化への理解度も高く、ビジネスにおけるマナーやルールをしっかりと守る傾向があります。
そのため、文化的適合性が高くスムーズな開発プロジェクトの進行が可能です。
日本語の習熟度が高いという観点からも、親和性の高さやプロジェクトのスムーズな進行に期待できます。
時差が少ない
ベトナムと日本との時差はわずか2時間です。
そのため、リアルタイムでのコミュニケーションを容易にし、迅速な問題解決につながります。
頻繁なメールのやり取りや、オンライン会議による迅速な意思疎通ができるため、開発プロセス全体の効率化も可能です。
緊急性の高い課題に対しても、迅速な対応が期待できます。
日本語対応人材が豊富
日本語教育や日本企業との連携に積極的な教育機関の増加に伴い、日本語を流暢に話せるベトナム人エンジニアが増加しています。
そのため、言語の壁によるコミュニケーションロスを最小限に抑え、開発プロジェクトを円滑に進めることが可能です。
日本語対応可能な人材の確保は、プロジェクトの成功に大きく影響するため、ベトナムオフショア開発における大きなメリットと言えます。
インフラ整備が充実
ベトナムでは、政府が国家をあげてのデジタル変革を実施したことで、インターネット環境や通信インフラの整備が急速に進んでいます。
そのため、安定した通信環境の下で、円滑なリモートワークやオンライン会議が可能です。
高速インターネット回線によるデータの送受信や、クラウドサービスの利用も容易なため、開発効率の向上に期待できます。
ベトナムオフショア開発の課題と対策

ベトナムオフショア開発には多くのメリットがありますが、成功のためには課題への適切な対策が不可欠です。
本章では、おもな課題と具体的な対策を解説します。
プロジェクト管理
地理的な距離や文化的な違いから、プロジェクトの進捗管理やコミュニケーションに課題が生じることがあります。
プロジェクト管理における、おもな課題と対策は下記の通りです。
課題 | 対策 |
コミュニケーション不足による認識のずれ | 定期的なオンライン会議の実施、プロジェクト管理ツールの活用、明確なコミュニケーションガイドラインの作成、必要に応じて現地への訪問 |
進捗状況の把握困難 | タスク管理システムの導入、日報・週報の提出義務化、進捗報告の頻度と方法の明確化 |
タイムゾーンの違いによる連絡の遅延 | 事前にタイムゾーンを考慮したスケジュール設定、緊急時の連絡体制の確立 |
品質管理
開発品質を確保するためには、綿密なテスト計画と厳格な品質管理体制の構築が重要です。
適正な品質管理には、下記の対策を実施するのが有効です。
課題 | 対策 |
開発プロセスの非効率性 | アジャイル開発手法の導入、コードレビューの徹底、テスト自動化ツールの活用 |
バグの発見が遅れる | 継続的なテストの実施、テストケースの充実、テスト環境の整備 |
品質基準の統一 | 明確な品質基準の設定、開発チームとの共有、定期的な品質レビューの実施 |
セキュリティ対策
オフショア開発におけるセキュリティリスクは、データ漏洩や知的財産権の侵害につながる可能性があります。
そのため、下記のようなセキュリティ対策は必須です。
課題 | 対策 |
データ漏洩リスク | VPNの利用、アクセス制御の徹底、セキュリティ監査の実施、データ暗号化 |
知的財産権の侵害 | NDA(秘密保持契約)の締結、ソースコード管理ツールの活用、定期的なセキュリティ研修の実施 |
サイバー攻撃への対策 | ファイアウォールの設置、IDS/IPSの導入、定期的なセキュリティアップデート |
ベトナムオフショア開発における契約形態の種類

ベトナムでのオフショア開発を成功させるためには、適切な契約形態の選択が重要です。
契約形態によって、費用・リスク・責任分担などが大きく異なるため、プロジェクトの規模・特性・企業の状況を考慮した上で、最適な契約形態を選びましょう。
契約形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
ラボ契約(ラボ型開発) | 一定期間、一定数のエンジニアを確保してシステムを開発する契約方式 | ・仕様が明確でないシステム開発が可能 ・仕様変更が容易 ・採用や育成コストがかからない | ・契約期間中は仕事がなくてもコストが発生する ・発注側がマネジメントを適切に実施しなければならない |
請負契約(請負型開発) | 契約で定められた工期・工数の範囲で開発する契約方式 | ・受注側のノウハウによって進行され、人材確保やスケジュール管理など発注側の労力が少ない ・品質や納期を担保しやすい | ・要件を明確に定義する必要がある ・内容によっては契約締結が困難 ・受注側のリスクに応じた報酬を支払う必要がある |
契約上のトラブルを防止するには、契約書の曖昧な表現を避け、必要に応じて弁護士をはじめとした専門家に相談すると確実です。
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ベトナムオフショア開発の費用対効果を最大化する5つのポイント

ベトナムでのオフショア開発は、コスト削減と高い開発スキルを両立できる魅力的な選択肢です。
しかし、費用対効果を最大化するためには、綿密な計画と適切な実行が不可欠です。
本章では、コストパフォーマンス・品質・効率性を高め、プロジェクトを成功に導くための5つのポイントを解説します。
明確な要件定義と綿密なコミュニケーション
曖昧な要件定義は、後々のトラブルやコスト増加につながります。
詳細な仕様書を作成し、開発パートナーと綿密なコミュニケーションを取り、認識のずれをなくすことが重要です。
対策 | 具体的な方法 |
要件定義の明確化 | 機能要件、非機能要件、UI/UXデザインなどを詳細に記述した仕様書を作成する。必要に応じてプロトタイプを作成し、随時確認する。 |
コミュニケーションの強化 | 定期的なミーティング、チャットツール、プロジェクト管理ツールなどを活用し、情報共有を徹底する。タイムゾーンの違いを考慮したスケジュールを設定する。 |
言語の壁の克服 | 自社内に社内SEを採用してベトナム拠点に通訳など日本語が堪能な担当者を配置する、翻訳ツールを活用する、専門用語集を作成するなど、言語の壁を解消するための対策を講じる。 |
効果的なプロジェクト管理ツールの導入
プロジェクトの進捗管理、課題管理、情報共有を効率化するために、適切なツールと手法を導入しましょう。
同時に、プロジェクト進捗の可視化を目指します。
週次・月次などと、定期的にレビューを実施し、必要に応じて修正・是正措置を講じると効果的です。
柔軟な対応とリスク管理
開発途中で発生する予期せぬ問題や変更要求に柔軟に対応できる体制を構築しましょう。
リスク管理計画を作成し、問題発生時の対応策を事前に検討しておくことが重要です。
ベトナムの文化とビジネス習慣を理解する
ベトナムの文化やビジネス習慣を理解することは、円滑なコミュニケーションとプロジェクトの成功に不可欠です。
ベトナムの文化に対して敬意を払い、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
定期的なミーティングと進捗報告
定期的なミーティングを通じて、進捗状況の確認・課題の共有・問題解決を実践しましょう。
進捗報告書を定期的に提出してもらうことで、プロジェクトの状況を常に把握できます。
ベトナムでオフショア開発をするための企業選定のポイント

ベトナムでのオフショア開発を成功させるカギは、適切な開発パートナー選びにあります。
単に価格だけで判断するのではなく、以下のポイントを考慮し、総合的に評価することが重要です。
選定ポイント | 詳細 | 確認方法 |
開発実績とポートフォリオ | 過去にどのようなプロジェクトを手がけてきたのか、その規模や内容、成果などを確認する。類似プロジェクトの実績があれば、開発能力の高さを示す指標となる。ポートフォリオを通じた開発品質やデザインセンスなどの評価も効果的。 | 企業Webサイト、案件紹介サイト、実績紹介資料などを参照 |
技術力と専門性 | 必要な技術スキルや専門知識を有しているかを確認。開発言語・フレームワーク・プラットフォームなど、プロジェクトに必要な技術スタックを網羅している企業を選定する。プロジェクトの内容によっては、特化型の企業を選ぶことで、より高度な開発に期待できる。 | 企業Webサイト、社員のスキル紹介、技術ブログ、過去のプロジェクト事例などを参照 |
コミュニケーション能力と対応力 | スムーズなコミュニケーションはプロジェクト成功の重要な要素。日本語対応の担当者がいるか、レスポンスは速いか、質問への対応は丁寧かなどを確認。時差を考慮した柔軟な対応力も重要。 | 問い合わせフォームや電話での問い合わせ、面談などを実施 |
プロジェクト管理体制 | 開発プロセス・進捗管理・品質管理・リスク管理といったプロジェクト管理体制がしっかり確立されているかを確認。アジャイル開発などの手法を採用しているか、進捗状況を定期的に報告してくれる体制があるかも重要。 | 企業Webサイト、提案書、面談などを活用し、具体的な体制についてヒアリング |
セキュリティ対策 | 情報漏洩リスクに対する対策が適切に実施されているかを確認。情報セキュリティに関するポリシーや体制、ISMS認証の取得状況などを確認する。 | 企業Webサイト、セキュリティポリシー、ISMS認証取得状況などを確認 |
価格と費用対効果 | 価格だけでなく、開発期間・品質・サポート体制などを考慮し、費用対効果を総合的に評価する。安価な企業を選ぶことが必ずしも最善策とは限らない。 | 複数企業から見積もりを取得し、比較検討 |
企業規模と安定性 | 企業規模・設立年数・従業員数などを確認し、企業の安定性や信頼性を評価する。 | 企業Webサイト、登記簿情報などを参照 |
顧客からの評価 | 過去の顧客からの評価や口コミなどを確認。レビューサイトやソーシャルメディアなどを参考に、企業の評判や信頼性を把握する。 | レビューサイト、ソーシャルメディアなどを参照 |
契約内容の明確性 | 契約内容が明確に記載されているかを確認。開発範囲・納期・費用・責任範囲・知的財産権など、重要な事項が明確に記述されている契約書かをチェック。 | 契約書の内容を丁寧に確認 |
安易な選定は、後々のトラブルにつながる可能性もあるため、時間をかけて慎重に検討しましょう。
現地のパートナー探しが難しい場合は、日本国内のサービスを利用するのもおすすめです。
開発を目的としたチームを現地で確保し、子会社化する支援サービスなどの利用も検討してください。
ベトナムオフショア開発でビジネスを加速させよう!

本記事では、ベトナムオフショア開発の魅力・課題・成功のためのポイントなどを解説しました。
ベトナムオフショア開発は、メリットの最大化により、ビジネスを飛躍的に成長させる可能性を秘めています。
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