SNSでショッピングをする時代がくる?メリットや販売のコツを解説
こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。
「SNSを活用して販路を拡大したい」と思う店舗オーナーや経営者の方は多いのではないでしょうか?
時代に合わせた販路の拡大は、経営において重要です。
しかし、SNSはやみくもに始めてしまうとスタッフの人件費や時間を奪うだけになりかねません。
そこで、当記事ではSNSを使ったショッピングのメリットやデメリットから、実践するためのコツまで徹底解説いたします。
SNSは初期費用を抑えて利用でき、すぐにでも始められる便利なツールです。
この機会に取り入れましょう。
SNSをショッピングに使うメリット
SNSをショッピングツールに利用するメリットは下記の通りです。
- 無料のアカウントでも集客できる
- ファン化につながりやすく固定客がつく
- 宣伝力が高い
- 気軽に更新できる
では、ひとつずつ解説していきます。
無料のSNSアカウントでも集客できる
多くのSNSは無料でアカウントを作って運用できるため、コストパフォーマンスに優れています。
例えば、インターネット上に広告を出すとコストがかかりますが、SNSの更新自体には費用がかかりません。
費用を抑えて集客したい店舗にとっては、SNSをやらない理由はないはずです。
ファン化につながりやすく固定客がつく
SNSはコミュニケーションを通じて、ユーザーをファン化しやすいという特徴があります。
LPや広告とは異なり、SNSではユーザーと会話してコミュニケーションを取ることが可能です。
ユーザーが気軽に商品について質問でき、インターネット上でも安心して購入できるのがSNSショッピングのメリットです。
宣伝力が高い
SNSは良いコンテンツでバズる(拡散される)と、非常に大きな宣伝効果が生まれます。
ユーザーが共有や拡散をすると、フォローしているアカウント以外にも見られて認知の獲得が可能です。
バズる投稿はトレンドによって変わることもありますが、手がかりとしては同業他社でバズっているコンテンツを参考にしましょう。
バズりに成功すると無料で多くの宣伝効果を得ることが期待できます。
気軽に更新できる
広告やホームページと比較すると、SNSは気軽に更新できるツールです。
SNSはスマートフォン1台で写真や文章を載せればその場で更新できるため、リアルタイムの情報を発信することに向いています。
対照的に広告やホームページに掲載している情報の更新は、業者との打ち合わせが必要になるなど、コンテンツの修正に時間がかかる場合があります。
気軽に更新できるSNSを利用して、その時期や時間帯に合ったコンテンツを作るとより効果的です。
SNSをショッピングに使うデメリット
SNSをショッピングに使うデメリットは、下記の4つです。
- 定期的な更新が必要
- 炎上に注意が必要
- 即効性は低い
- 運用の知識が必要
しかし、上記のデメリットはあらかじめ理解しておけば、大きな問題にはなりません。
順番に解説していきます。
定期的な更新が必要
SNSは常にホットな情報を更新し続ける必要があります。
あまり更新されていないアカウントは有益性が低く、必要な情報が手に入らないことから顧客離れにつながる可能性が高まります。
気軽に更新できるSNSだからこそ定期的な更新を心がけましょう。
炎上に注意が必要
SNSは簡単に拡散されやすい反面、炎上しやすい点に気をつけなければなりません。
何気ない投稿でも意図せず炎上し、さらに拡散されて騒動が大きくなる可能性があります。
炎上してしまうと、事実をなかったことにはできないので注意しましょう。
ガイドラインを設けてコンプライアンスに配慮するなど、投稿する前に内容を確認する仕組みを設けることが大切です。
即効性は低い
費用を支払えば多くの人にリーチする広告と異なり、SNSは自身のアカウントの力で集客する必要があるため、効果がすぐに出るとは限りません。
まずはフォロワーを増やし、ファンを獲得してアカウントを育てましょう。
認知の拡大や集客がすぐに実現しなくても、諦めずにコツコツと続ける姿勢が重要です。
運用の知識が必要
SNSは無料で始められるため取り入れるハードルが低い一方、一定の効果を出すためには運用の知識が必要です。
運用の基礎として、まずはSNSマーケティングについて学習しましょう。
主に、SNS運用のコンサルティングを強みとする企業や、SNSを分析できるSaaSを開発する企業が、セミナーの開催やホワイトペーパーの配布をしています。
専門知識がないスタッフが運用している場合でも、効果的な運用のためには最低限の仕組みや見せ方を知っておくことが大切です。
SNSを通じて売上を上げるコツ
SNSを通じて集客し、購入までつなげるには以下の3つのポイントを押さえましょう。
- SNS担当の人員を確保する
- SNS運用の目的を決める
- 通常のコンテンツを投稿しながらショッピングを促す
ショッピングにSNSを導入する前に、上記3点についてはおおよそ決めておくとスムーズに運用が進みます。
SNS担当の人員を確保する
SNSを運用するスタッフを決めておきましょう。
日頃からSNSによく触れていて、更新に慣れているスタッフが担当するとスムーズな運用につながります。
また、SNSの更新頻度は多いほうが認知拡大の面で有利です。
そのため、安定して稼働できるリソースがあるスタッフを選ぶ、複数人のスタッフを選ぶなど工夫しましょう。
SNS運用の目的を決める
SNS運用の目的を決めてから投稿し始めましょう。
店舗や商品をメインに紹介したいのか、スタッフを紹介したいのか、など目的によって投稿内容は変わります。
ターゲットと運用目的はあらかじめスタッフと共有しておきましょう。
通常のコンテンツを投稿しながらショッピングを促す
販売のためのSNSでも、内容が商品アピールのみでは宣伝色が強くなりすぎる可能性があります。
店舗の様子や商品の活用法、お役立ちコラムなど、購買を促す投稿以外もユーザーが求めている情報をイメージして混ぜるようにしましょう。
SNSは広告よりも属人性が生まれやすいため、スタッフの一言やおすすめを投稿して親しみを持ってもらうのも有効です。
ショッピングに向いているSNS
ショッピングに向いているSNSとして、代表的なものは下記の5つです。
画像やショート動画の投稿がメインのSNS | |
基本的に実名で登録するSNS | |
X(旧Twitter) | 短文テキストの投稿がメインのSNS |
LINE | チャット形式の会話ができるSNS |
YouTube | 動画投稿のSNS |
それぞれの特徴を踏まえ、ショッピングに活かす方法を解説します。
引用元:Instagram
Instagramは画像もしくはショート動画投稿ができるSNSです。
さらに、DMを使ったコミュニケーションが取りやすいのも魅力のひとつです。
24時間で消えるストーリーズ投稿はリアルタイムの情報が流せるため、ユーザーには鮮度の高い情報をすぐに伝えられます。
また、購買に着目した「Instagramショッピング機能」を備えている点からも、活用する企業が増えています。
引用元:Facebook
Facebookは、Meta社が運用する世界最大の実名登録SNSといわれています。
誰もが実名で登録するため、攻撃的な投稿には心理的なストッパーがかかり炎上が生まれにくいメリットがあります。
購買においては「Facebookショップ」という機能があり、Facebook上で認知から購買までの一連の流れを完結できる点も魅力です。
利用する年齢層も幅広く、その中で細かなターゲティングもできるため、特定のオーディエンスに向けた情報発信において有用です。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)はテキスト投稿がメインのSNSです。
初期は全ユーザーに140文字の制限がありましたが、現在は有料プランを契約すると長文の投稿もできます。
テキストのみの投稿で手軽に更新できるため、リアルタイムの情報を発信するのに適したSNSといえます。
拡散力が高く、一度に多くのアカウントにリーチできる可能性を秘めている一方で、リプライ(返信コメント)や引用で批判されて炎上しやすい点に注意が必要です。
LINE
引用元:LINE
LINEは、日本人がもっとも利用しているテキストチャット型のSNSです。
総務省情報通信政策研究によると、全世代の90%以上がLINEを使っているという調査結果が出ています。
LINEは他のSNSとは異なり、個別チャットの機能がメインです。
企業が運用する際は、公式LINEのアカウントを開設すると、メルマガのような形で伝えたい情報をダイレクトに送ることができます。
また、公式LINEではクーポンを発行したり、画像を用いたメッセージで訴求したりとカスタマイズ性の高い情報発信が可能です。
直接やりとりができる点を活かせば、リピーター施策にも使えます。
YouTube
引用元:Youtube公式チャンネル
YouTubeは動画を投稿するためのSNSです。
幅広い年齢層に対応しており、動画で商品を紹介できるため、視聴者に対して情報をわかりやすく伝えられます。
テキストや画像よりも情報量を増やせる反面、動画撮影や編集には手間がかかる点が課題です。
どれくらいのクオリティの動画をどのようなペースで投稿するのか、制作の一部をアウトソースするのかなど、社内のリソースやコストを考慮して運用しましょう。
Instagramがショッピングにおすすめの理由
Instagramがショッピングにおすすめの理由は下記の通りです。
- 商品の画像が見やすい
- 商品購入までの流れが明確
- 費用がかからない
- 商品やトレンドの検索に使われやすい
それぞれ解説していきます。
商品の画像が見やすい
Instagramは画像とショート動画の投稿ができる、商品の視覚情報を読者に伝えやすい特徴をもつSNSです。
投稿する際は、商品の外観1パターンだけでなく、中身や背面など多面的な情報がわかるようにすると、ユーザーは商品の詳細までしっかりと理解できます。
写真の撮り方や画像のデザイン次第でアカウントの世界観も作れるので、食品やアパレルなどの販売と好相性です。
商品購入までの流れが明確
Instagramには「Instagramショッピング機能」というものがあり、設定しておくとユーザーは投稿の閲覧からそのまま商品の購入まで操作できます。
外部サイトに遷移せずInstagramだけで購買行動が完結するため、ユーザーは手軽に買い物ができます。
仮にInstagramだけで完結しない場合、手続きを煩雑に感じてしまい離脱に至る恐れがあります。
このようなメリットを活かして、ECサイトの代わりにInstagramを使用する店舗や企業が増えています。
費用がかからない
Instagramはアカウント作成から運用まで費用がかかりません。
同じSNSでもX(旧Twitter)は効果的な運用をするために有料プランの契約が必要ですが、Instagramでは特に課金を求められることはありません。
投稿画像やショート動画の編集も基本的はInstagramアプリ内でできるので、初期費用やランニングコストをかけずに、アプリをインストールするだけで始められます。
商品やトレンドの検索に使われやすい
Instagramは特に若い世代に人気があり、ファッションやトレンド、インフルエンサー関連の情報を探す際に頻繁に使われます。
かつては検索といえばGoogleのような検索エンジンが主流でしたが、商品の発見やブランドの調査においてはInstagramのほうが効率的に情報を得られる場合があります。
視覚的な情報が手に入りやすいのはもちろん、現在では#(ハッシュタグ)に限らずキーワードでも検索が可能だからです。
このようなユーザーにアプローチする上で、Instagramの活用は必要不可欠といっても過言ではありません。
SNSを使ったショッピングの施策で販路を拡大しよう
SNSをショッピング向けに展開すると、企業は運用コストを抑えながら商品の販売が可能です。
手軽に始められるので、運用目的を定めて必要な人員を確保できたら、まずはアカウントを作成してみましょう。
継続的に情報発信やコミュニケーションを行うことで、商品やブランドのファンを増やすことに貢献します。
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