WordPressに予約システムを実装する3つの方法とおすすめのプラグイン4選

2021.07.26
フロントエンド開発
安藤 大海
WordPressに予約システムを実装する3つの方法とおすすめのプラグイン4選
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みなさん、こんにちは。
Wakka Inc. Webディレクターの安藤です。

昔はお店の予約は電話が一般的でしたが、今ではWebサイトやアプリからの予約がごく当たり前にできるようなりました。そのため、美容や医療関係、ジムなどのWebサイトにおいては、予約システムが必須なケースが多くなってきています。

予約システムと聞くと、大規模サイトのように複雑で難しそうだと感じる方も少なくないでしょう。しかし、WordPressサイトであれば、既存の予約システムサービスと連携するなどで、忙しい創業者の方や非エンジニアの方でも簡単に導入する方法があります。

今回は、WordPressに予約システムを導入する方法をご紹介しますので、自社サイトへ実装を検討している方は参考にしてください。

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WordPressに予約システムを導入する3つの方法

WordPressに予約システムを導入する方法は3つあります。

プラグインを利用する

1つ目の方法は、プラグインの利用です。

WordPressには予約システムを実装できるプラグインがたくさんあります。ボタンひとつでインストールすることができ、管理画面で設定をするだけで実現することが可能です。

ほかの方法に比べてコストが安く、とても簡単なので1番おすすめの方法になります。後述で詳しくご紹介しますが、種類が豊富にあるので、機能やカスタマイズ性能などを見比べた上で自分に適したものを選ぶ必要があるでしょう。

ツールを活用して実装する

2つ目は、ツールを活用することです。予約システムを作成するツールがあり、それを利用することで実装することができます。ほとんどのツールはWordPressに対応しているため、活用しやすいでしょう。

ツールのメリットは、好みのデザインを実現しやすいことです。ボタンやレイアウトなどの色やサイズを細かく決めることができます。また、ツールによってはテンプレートが用意されているため、素早く作成をすることも可能です。

オリジナル開発で実装する

3つ目は、オリジナル開発をすることです。

ゼロベース制作は、完全オリジナルのシステムを仕上げられることがメリットになります。しかし、1人で開発をする場合、多くの時間が必要です。外注すれば、リソースを補うことができますが、コストがかかりすぎてしまいます。そのため、予算や人手に余裕がないと選択できない方法です。

どうしてもオリジナル開発で予約システムを実現したい人は、既存のプラグインをカスタマイズして実装するのがいいでしょう。そうすることで、いくつかの工程を省くことができますし、同時にコストも抑えられます。

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プラグインで実装する人必携!予約システムの導入ができる4つのプラグイン

予約システムの実装方法のひとつにプラグインの利用をご紹介しました。実際に、プラグインで実装を行う方も多いのではないでしょうか。

WordPressに予約システムを実装できるおすすめのプラグインは4つです。それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。

Amelia – Events & Appointments Booking Calenda

Ameliaは、無料で予約システムを実装できるプラグインで、小規模ビジネスにも最適です。Ameliaの特徴は下記の通りです。

・デザインの変更が可能

・機能をカスタマイズできる

・無料で利用できる

・高機能

セットアップにほとんど時間がかからず、スムーズな導入を実現してくれます。また、デザインの変更が容易です。wp-content/uploads/amelia/css/amelia-booking.(英数字).cssにボタンのデザインや予約完了時のテキスト設定などが書かれています。細かいデザインや仕様の変更を簡単に行えるので便利です。また、jQueryを使用して機能をカスタマイズすることもできます。このように、カスタマイズ性能に優れているためおすすめです。

Ameliaは無料プランと有料プランが用意されています。有料プランにアップグレードするとPayPalとStripeによる決済の実装が可能です。

また、LINE上で使えるようにすることもできます。LINEの設定をすることで、予約完了後にLINEでメッセージを送ることができるのです。ほかのアプリとの連携もしやすくなっており、柔軟に対応できることもメリットのひとつに数えることができるでしょう。

Booking Package

Booking Packageも無料で利用できる予約システムです。Freeプランと Standardプランが用意されています。Standardプランは月額660円で使用可能です。シンプルで直感的な操作が魅力的になります。そのほかの特徴は下記の通りです。

・レスポンシブデザインに対応

・分単位による予約が可能

・オンライン決済機能の搭載

・簡単な実装で初心者でも安心

・無制限の予約カレンダー

Booking Packageは、無制限で予約カレンダーを作成することができます。また、無料プランにおいても広告表示がないため、ユーザービリティの低下を招きません。

予約システムを実装する際は、ショートコードを固定ページに貼り付けるだけです。簡単に導入することができるため、1年目のエンジニアでも簡単に実装できるという点がメリットになります。また、予約システム搭載のWebサイトを開発する場合でも顧客が使いやすいものを提供できるため、運用サポートの負担を減らすことができるでしょう。

Appointment Hour Booking – WordPress Booking Plugin

Appointment Hour Bookingは、固定ページなどに予約カレンダーを組み込めるプラグインです。日本語非対応になりますが、非常に機能がシンプルなので2万以上のサイトで有効化されています。Appointment Hour Bookingの特徴は下記です。

・無料で利用可能

・無料プランでも予約数100まで対応可能

・シンプルでわかりやすいユーザーインターフェース

無料プランでも予約数100まで対応しており、さまざまな店舗で利用できます。また、有料プランは、Professional、Developer、Platinumの3種類です。有料プランにアップグレードすると決済機能などが追加されます。

Appointment Hour Bookingは、フィールドを追加していくことで好みの予約ページを作成することが予約システムです。例えば、メールアドレスや名前、プライバシーポリシーなどさまざまなフィールドが用意されているので、追加したいフィールドを選択して作り込んでいくというイメージになるでしょう。

日本語化ファイルをダウンロードして任意の場所にアップロードすれば日本語に対応させることができます。そのため、Appointment Hour Bookingを選択したい方は、日本語化ファイルのダウンロードがおすすめです。

Events Manager

Events Managerは、予約管理やGoogleマップへの統合、ロケーション管理ができる予約システムです。座席数の設定や締め切り日時を細かく設定できるなど、イベントやセミナーなどに向いています。具体的な特徴は下記の通りです。

・日本語化に対応している

・イベントやセミナーの予約に特化

・CSSによるデザインのカスタマイズも可能

設定画面はすべて日本語になっているため、使いやすくなっています。また、CSSの知識があれば、好みのデザインにカスタマイズすることも可能です。しかし、イベントやセミナーの予約に特化しており、空きの座席数などを表示させることはできますが、固定ページなどにカレンダーを載せて予約を受け付けるといったことは、プラグイン『WP FullCalendar』を併用する必要があります。

WordPressに予約システムを導入して顧客管理を効率化しよう!

今回は、WordPressに予約システムを導入する方法とおすすめのプラグインをご紹介しました。ゼロベースで予約システムを導入することもできますが、プラグインを利用するほうがすでに機能が出来上がっているので便利です。そのため、オリジナル制作の場合もプラグインをカスタマイズして開発を進めると効率的でしょう。

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この記事を書いた人
安藤 大海

学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。

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