DX人材に必要なスキルとは?欠かせない職種や育成のポイントもご紹介

2022.11.21
DX・システム開発
中垣圭嗣
目次

こんにちは。Wakka Inc.のベトナムラボマネージャーの中垣です。

政府の後押しもあり、DXの実現により新しいビジネスモデルを生み出し、他社との差別化に成功した企業が増えています。

しかし実際には、

「DX人材にはどのようなスキルが必要なのだろう?」

「DX人材の確保や育成のコツを知りたい」

といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

DX人材に求められるスキルや能力がわかれば、自社に必要な人材が明確になり、採用活動の改善にも繋がります。

本記事では、DX人材に必要な知識やスキルから人材育成のポイントまで詳しく解説します。

自社に相性の良いDX人材を獲得して、デジタルで企業の改革を成し遂げたい方はぜひご参考になさってください。

DX人材とは

DX人材とは、企業のデジタル化に欠かせないIT技術やマインドを有する人材を指します。

DXを推進するために欠かせない存在であり、組織全体の理解を得たり、チームを統括したりする能力も求められます。

経済産業省が発表したガイドラインでは、企業は次のようなDX人材を育成・確保するべきだと明記されています。

  • DX推進部門におけるデジタル技術やデータ活用に精通した人材の育成、確保
  • 各事業部門において、業務内容に精通しつつ、デジタルで何ができるかを理解し、DXの取り組みをリードする人材、その実行を担っていく人材の育成、確保

出典:経済産業省『デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン』

IT分野の知識に明るい人材だけでなく、自社の業務を理解し、真新しいビジネスを創造する探究心や行動力も求められるでしょう。

DX人材不足の現状

多くの日本企業で、DX人材不足が深刻化しています。

総務省の統計によれば、日本企業の5割以上が人材の不足を感じているとの報告もあります。

米国とドイツの企業では3割が人材不足を感じており、他国と比較しても日本の5割は多いと言えるでしょう。

DX人材は、IT技術のほかに求められる知識やスキルが多い点も、担い手が少ない要因の一つです。

また、経済産業省が統計によれば、2030年には約79万人のIT人材が不足するという報告があります。

2018年時点でもIT人材の供給は103万人に対して、需要は125万人であり、すでに22万人のIT人材が足りていません。

現時点でもIT人材の需給ギャップは大きく、今後も広がっていくと予想されています。

DX推進においても、IT技術者の長期的な人材不足の中で、人材確保が大きな課題でしょう。

参考:
総務省『令和3年版情報通信白書』
経済産業省『IT人材需給に関する調査』

DX人材不足の主な原因

DX人材不足の原因は複数考えられます。

具体的には、次の通りです。

  • 少子高齢化
  • DXによる需要増加
  • IT業界のマイナスなイメージ
  • デジタル技術の進化の早さ

DX人材不足の主な原因として、少子高齢化による労働人口の減少は大きな要因と言えます。

IT人口も高齢化し、DX推進に不可欠なAIやIoTなどの先進技術の習得に時間を要することも原因の一つでしょう。

DX人材が求められる理由

なぜ、DX人材の需要が急速に増えているのでしょうか?

具体的には、次の3つが理由が考えられます。

  • 2025年の崖
  • 感染症の流行
  • デジタル庁新設の影響

特に昨今では、感染症の流行により、業務のリモート化が加速しています。

業務のデジタル化だけでなく、ビジネスモデルを改革する動きが活発になっており、DX人材の需要は一層高まっています。

DX推進に必要な職種

DX推進においては、様々な職種で構成されたチームが不可欠です。

IT技術者だけでなく、他の職種もバランスよく構成されたチームで役割を担うことが、DXで躍進する近道といえます。

具体的にDX推進に必要な職種は次のとおりです。

職種役割
ビジネスプロデューサーDX推進を統括する
ビジネスデザイナーDXの実現に向け、具体的な企画や立案を行う
アーキテクト(設計技術者)DXに必要なシステムの設計を行う
UXデザイナーシステムのユーザーインターフェースの設計やデザインを行う
データサイエンティスト、AIエンジニアシステム開発におけるデータ解析を行う
エンジニア、プログラマーシステムの実装やコーディングを行う
先端エンジニアIoTやAIなど新技術のシステムの実装を行う

順番に解説します。

ビジネスプロデューサー

ビジネスプロデューサーは、DX推進のリーダー的役割を担い、DX戦略を立てます。

自社戦略の解釈だけでなく、豊富なビジネスの知識や経験、実行力も備えなければなりません。

DXの推進には社内全体の協力が不可欠であり、組織内の調整力、推進メンバーのマネジメント能力も欠かせないでしょう。

DXの成功にはマインドも重要であり、最後までプロジェクトをやり遂げる粘り強い気持ちも、ビジネスプロデューサーには必要です。

ビジネスプロデューサーは非常に責任が重く重要な役割であり、経営層が任されるケースもあります。

DXの最終目的はビジネスモデルの変革でもあり、デジタル技術とビジネスを掛け合わせてイノベーションを起こす探究心や積極性も求められるでしょう。

ビジネスデザイナー

ビジネスデザイナーは、ビジネスプロデューサーが立てた戦略から具体的な企画を立案して、実行するまでの役割を担います。

DXの戦略を具現化する能力だけでなく、ITの基礎知識や、自社戦略についての理解も必須です。

DXに挑むにあたり多くの関係者を巻き込み円滑に仕事ができるよう、ファシリテーション能力※も求められます。

社内外の各人材と良い関係を築くことで、ビジネスデザイナーとしてさらに力を発揮できるでしょう。

取り組む過程の失敗も受け入れ、糧にしてチャレンジできるマインドもビジネスデザイナーには欠かせない要素といえます。

※ファシリテーション……会議やミーティングを円滑に進める調整力

アーキテクト(設計技術者)

アーキテクトは、ビジネスデザイナーが考えた企画から、どのようにデジタル技術を自社に導入するかのシステム設計を行います。

企画をもとに、課題分析から用件定義、設計や開発までのサポートがメインの役割です。

エンジニアと異なりシステムの構築や実装は行いませんが、DX化の骨組みを支える重要なポジションと言えるでしょう。

アーキテクトには、デジタル面だけでなく、ビジネス面の分析・改善能力も高い人材が適任です。

UXデザイナー

UXデザイナーは、実際にユーザーが使うデジタルシステムのインターフェース(操作画面など)のデザインを行います。

サービスとユーザーの接点であるインターフェースのデザインは、顧客の満足度に直結します。

単純なインターフェースの見た目だけでなく、使い心地も重視する必要があり、疎かにできないポイントです。

仮にインターフェースの外見が良くても、使い心地が悪ければ満足度は下がり、利用率も低下します。

ユーザー目線でシステムを構築すれば、満足度が高まり、商材やブランドイメージの向上も期待できるでしょう。

DX推進において、UXデザイナーは欠かせない存在です。

データサイエンティスト・AIエンジニア

データサイエンティストは、DXと関連性が高いAIやIoTなどのデジタル技術や、データ解析に精通した人材です。

役割としては、AIやIoTで集めたビッグデータから、ビジネスで活用できそうな知見を引き出します。

必要な知見を引き出すだけでなく、提案する能力も求められます。

データサイエンティストには、

  • 統計学の知識
  • データ解析の経験
  • 機械学習を扱うスキル
  • ビジネスへの理解

も欠かせません。

エンジニア・プログラマー

エンジニア・プログラマーは、システムの実装やインフラの構築を担います。

アーキテクトの設計通りにプログラミングし、システムが間違いなく動くようコーディングやテスト、修正を繰り返し行います。

DXの現場では様々なシステムが使われており、定期的に開発を求められるケースもあるでしょう。

一般的なエンジニアとの違いは、ソフトウェアに加えてハードウェアも含めた幅広い知識が求められる点です。

システム開発だけでなく、社内インフラの構築やシステムの保守を担うケースも多いでしょう。

先端技術エンジニア

先端技術エンジニアは、

  • ブロックチェーン
  • ディープラーニング
  • AI
  • 機械学習

などの先進的なデジタル技術を扱います。

DXにおいても、先進技術を採り入れる機会が増えており、その分エンジニアにも高度な知識やスキルが求められます。

特にAIやIoTなどの先進技術を扱える優秀なエンジニアは、DX成功のカギを握っており、大変貴重な存在です。

またIT技術の進化は早いため、新しい情報を採り入れる感度の高さも重要でしょう。

DX人材に必要なスキルや知識

DXは単にデジタル技術を導入して終わりではなく、ビジネスモデルの変革が最終目的です。

大きな進化を遂げるために、DX人材にはIT技術以外にも様々なスキルが求められます。

具体的には、次の通りです。

  • プロジェクトマネジメントスキル
  • データサイエンスの知識
  • プログラミングやデザインスキル
  • UI/UXの知識
  • 社内の調整力
  • 言語化能力

順番に解説します。

ITの広範囲な知識

DX人材に、IT全般にわたる広範囲な知識が必要です。

DXは、ビジネスにデジタル技術を掛け合わせて業務の効率化や変革を行います。

ITの広範囲な知識がなければ、課題に対して導入するデジタル技術を提案できません。
チーム内で企画を考える際にも、ITの知識や共通言語への理解が追いつかず、多くの支障が生じます。

直接システム構築に携わる機会がなくとも、DX人材としてチーム内で活動するなら、ITの広範囲な知識は欠かせないでしょう。

先進的なIT技術の知識

先進的なIT技術の知識も、DX人材には必要です。

DX推進においては、先進的なIT技術を採り入れるケースが増えており、今後さらに需要は高まると予想されます。

新しい技術を採り入れることで、競合と差別化を図れることも、DX化で得られる大きなメリットの一つです。

具体的には、AIやIoT、ブロックチェーンなどが先進的なIT技術に該当します。

DXは1度達成して終わりではなく、市場のニーズやトレンドに合わせた変化が欠かせません。

時代に合った先進的なIT技術をサービスやビジネスモデルに反映させ、DXを実現させましょう。

企画力

企画力もDX人材には欠かせません。

DXの達成には、企業の課題を洗い出し、タスクを明確に示す必要があります。

優れた企画力があれば、方向性が明確になり、DX推進チームの士気も向上するでしょう。

DXはチーム戦であり、優れた企画力がその成功を左右するといっても過言ではありません。

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルは、DXの推進を統括する人材が備えるべきスキルです。

DX推進は軌道修正の連続であり、計画通りに進まないことも多々あります。

いかなる局面においても、課題や解決策をしっかりと把握して、適切にスケジュール管理をしなければなりません。

DXでは関わる関係者も増え、メンバーのマネジメントも求められるでしょう。

その際には、外部とのコミュニケーションも欠かせない要素です。

現状を把握してチームをマネジメントする能力は、変化の多いDX推進において、貴重なスキルと言えるでしょう。

当然基礎的なITの知識や、自社のビジネスについての理解も必要です。

データサイエンスの知識

データサイエンスの知識は、DX人材なら備えたいスキルです。

なぜならDX推進においても、データサイエンス領域の存在感が増しているからです。

例えば、ビッグデータの分析結果を活用すれば、課題解決における合理的な意思決定に役立ちます。

多くのビジネスシーンにおいて、データサイエンスの需要は増加傾向にあります。

データサイエンスを専門に学べる学校や教育機関も増えており、今後さらに注目度は増すでしょう。

プログラミングやデザインスキル

プログラミングやデザインのスキルも、DX人材には欠かせません。

DXを進める過程では、業務をデジタル化したり、新しいサービスを構築したりしますが、立案された企画を実際に形にできなければ意味がありません。

「システムの構築が本当に可能なのか?」

企画の段階であっても、プログラミングやデザインスキルを持った現場の意見を採り入れることが大切です。

DXに取り組む過程で、課題によっては何度もシステムを再構築する可能性があり、実務スキルの高い人材は貴重な戦力となります。

UI・UXの知識

UI・UX※の知識も、DX達成には欠かせません。

ユーザーとの接点やユーザー体験は、サービスの普及率に深く関係します。

仮に優れたサービスを提供しても、操作画面が複雑でユーザーの満足度が低ければ、継続した利用に繋がらないでしょう。

UIやUXの知識を活かし、ユーザーの行動を調査・分析して、使いやすいサービスを提供するべきです。

※UI……ユーザーインターフェース。ユーザーとサービスの接点。ユーザーが利用する表示画面など。
※UX……ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)。ユーザーが、その商品やサービスを通して得られる体験。

社内の調整力

社内の調整力も、DX人材に必要なスキルの一つです。

DXの成功には、部署間を超えた協力が不可欠であり、社内の壁を取り払う必要があります。

社内の協力を得るために、DX推進の進捗状況や課題などの情報共有も大切です。

例えば、組織内で人望があり、キーパーソンとなるような人物が適任でしょう。

社内の調整力があれば、スムーズなDX推進が可能となり、従業員からの反発も起こりにくいはずです。

言語化能力

思考をわかりやすく言語化するコミュニケーション能力も、DX人材には大切です。

DX推進のメンバーであっても、専門分野は異なります。

それぞれの専門分野の言語を橋渡しする通訳のような存在がいなければ、お互いの理解に時間がかかり、業務に支障をきたしかねません。

当然メンバー間だけでなく、その他従業員も理解できるよう、わかりやすく伝える能力が求められます。

ときには経営層への詳細な説明や交渉が必要な機会もあります。

やや抽象的なスキルではありますが、言語化能力やコミュニケーション能力は、実務スキルと同じかそれ以上に、DX人材に欠かせないスキルです。

DX人材に必要な心構え

DX人材には、知識やスキルだけでなく、心構えも重要です。

心構えが備わっていれば、DX推進でトラブルや困難に直面しても乗り越えられるでしょう。

具体的にDX人材に必要な心構えは、次のとおりです。

  • 探究心
  • リーダーシップ
  • チャレンジ精神
  • 課題発見力

一つずつ解説します。

探究心

DX人材なら、探究心は持ち合わせたい心構えです。

DXは従来の業務やビジネスにデジタル技術を採り入れ、新しいイノベーションを生み出す挑戦です。

DXは1度達成して終わりではなく、市場のニーズやトレンドに合わせ、臨機応変に変えていく必要があります。

探究心がなければ、達成感で満足して立ち止まり、新たなイノベーションが生まれる機会を損なう可能性もあります。

現状に満足せず、新しい技術も活用してビジネスを創造する探究心が、DX人材には大切です。

AIやIoTなどの先進技術を活用する機会も多いため、常にアンテナを張り、情報収集する姿勢もDX人材が備えるべき心構えです。

リーダーシップ

リーダーシップもDX人材にとって大事な心構えです。

DX推進には専門チームのメンバーだけでなく、ときには組織全体の協力も不可欠であり、先頭に立って舵を取る人物が求められます。

リーダーシップを発揮して周囲をうまく巻き込めば、組織内の認識の違いを修正して、方向性の統一が図れるでしょう。

適切に現場の意見を採り入れれば、信頼を得られ、従業員のモチベーションも上がります。

DXはチーム戦であり、組織全体を巻き込むリーダーシップ力は欠かせないでしょう。

チャレンジ精神

DX人材に必要な心構えとして、チャレンジ精神は外せません。

DXにマニュアルは存在せず、道なき道を進む新しい挑戦です。

途中で多くの失敗や挫折を経験し、気持ちが折れてしまうこともあるでしょう。

どのような苦境でも諦めないチャレンジ精神がなければ、乗り越えられません。

現状を変えたい気持ちや、何度でも諦めないチャレンジ精神がDX推進の大きなエネルギーです。

チャレンジ精神旺盛なDX人材がリーダーシップを発揮することで、その他の従業員の士気も上がり、相乗効果が見込めるでしょう。

課題発見力

課題発見力もDX人材に必要な心構えです。

DXは課題を明確にし、デジタルを掛け合わせて解決する業務の連続です。

いくら先進的なデジタル技術や優秀なプログラマーを用意しても、前提条件である解決したい課題が不明瞭であれば、適切な効果は得られません。

どの局面でも現状に満足せず、課題を見出し、変えたいと思う強い気持ちがDX人材には必要です。

DX人材を確保するには

ここまで、DX人材に必要なスキルや知識、心構えをご紹介しましたが、そもそも多くの企業では、DX人材の獲得が大きな課題となっています。

自社に最適なスキルや心構えを備えたDX人材の需要はますます高まっており、優秀な人材の獲得は非常に困難です。

DX人材を確保するには、以下の2つの方法があります。

  • 外部IT人材の採用
  • 従業員の育成

それぞれ詳しく見ていきましょう。

外部IT人材の採用

DX人材獲得の方法としてまず挙げられるのが、外部からの人材の採用でしょう。

自社のDX化が急がれるケースや、社内に適切な人材が不足しているケースでは、外部IT人材の採用が有効な手段です。

IT人材という大きな括りではなく、自社のDXチームに必要なスキルを明確にし、採用後のミスマッチを防ぐことがポイントです。

適切な人材を適切なポジションに配置できれば、個々人がやりがいを感じて、より力を発揮できる理想の環境にも近づきます。

優秀な人材の獲得競争に勝つため、魅力的なスキル評価や待遇の整備など、求職者の目線で考え、自社の魅力をアピールしましょう。

DXに取り組む企業の多くが人材不足を課題に感じており、優秀な人材の確保が難しい傾向にあるのも事実です。

今後も慢性的なDX人材不足は続くと予想されるため、スケジュールに余裕を持たせた採用計画を立てましょう。

従業員の育成

DX人材を確保する選択肢として、従業員の育成も有効です。

自社の従業員であれば、ビジネスへの理解だけでなく、現場のリアルな雰囲気や課題を感じ取れます。

自社の課題を理解した従業員が、用件定義や企画立案から関わることで、現場にとっても使いやすいシステム構築につながります。

従業員であれば自社の業務内容にも精通しており、外部の人材を採用するケースと比較して、費用や時間を短縮できる可能性も高いでしょう。

具体的には、座学やOJT、社内外のセミナー参加などを通して、従業員を育てていきます。

外部人材を採用するケースと比較して、自社にとって最適な方法を選びましょう。

DX人材確保のご相談はWakka inc.まで

Wakka inc.では、専門性の高いチームがお客様のニーズに寄り添い、それを実現するアイデアをご提案します。

DX人材確保の具体的な方法や費用感などが知りたい場合はお気軽にお問い合わせください。(構想段階で形になっていないアイデアでも問題ありません)

発想力と細部にわたる設計・開発力で、成功に向けて着実にサポートします。

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DX人材の育成で意識するポイント

IT人材の不足が叫ばれる昨今において、スキルを持った人材は貴重な存在です。

自社で育成する方法は手堅い手段ですが、意識しなければならないポイントもあります。

具体的には次の通りです。

  • 人材育成への投資を惜しまない
  • 専任のDX人材を育てる
  • 一歩ずつ着実に育てる
  • 失敗を受け入れるマインドを持つ
  • アジャイル開発を採用する
  • 社内育成と外部委託の範囲を決める

それぞれ詳しく見ていきましょう。

人材育成への投資を惜しまない

人材育成への投資を惜しまない点は意識するべきです。

実際に多くの企業が人材不足を課題と捉えており、様々な対策を講じています。

DX人材にはITスキルや知識に留まらず、企画力やマネジメントスキルまで求められます。

AIやIoTといった先進的な技術もDXにおいて注目度が増しています。
高度な技術を持った人材の育成や獲得は、競合との差別化を図るためにも優先して取り組むべきでしょう。

専任のDX人材を育てる

専任のDX人材を育てることも、DX人材の育成で意識するべきポイントです。

DXは組織全体の重要な取り組みであり、課題発見や修正の連続です。

他業務との兼任ではリソースが分散して、理想の結果が得られない恐れもあります。

専任の担当者とすることで、本人にも責任感が生まれるだけでなく、その他多くの従業員に対しても重要な任務という認識を持ってももらえるでしょう。

一歩ずつ着実に育てる

DX人材の育成においては、一歩ずつ着実に育てる意識を持ちましょう。

DXは業務やビジネスモデルのデジタル化であり、組織全体の変革です。

重要な取り組みには変わりありませんが、はじめから大きな成果は生み出せません。

過度に大きな成果を期待しては、DX人材もプレッシャーを感じて萎縮してしまい、本来の能力を発揮できない恐れがあります。

小さな課題にも丁寧に向き合い、着実に成功体験を重ね、DX人材の自信をつける育成が求められるでしょう。

失敗を受け入れるマインドを持つ

失敗を受け入れるマインドも、DX人材の育成において忘れてはなりません。

前提としてDXは試行錯誤の連続であり、想定した成果が上がらないケースも多々あります。

担当者が失敗を恐れて萎縮してしまっては、良いアイデアも生まれません。

組織内に失敗を受け入れる雰囲気があれば、安心して挑戦でき、結果的に成果が上がりやすくなります。

当然失敗した際には、再発防止のために議論が必要です。

ポジティブに問題点と向き合い、果敢に挑戦するマインドを育みましょう。

アジャイル開発を採用する

DX人材の育成において、アジャイル開発の採用は有効です。

アジャイル開発は、日本語で素早いという意味を持ち、大まかな計画を立てた後は細かな実装とテストを繰り返す手法です。

アジャイル開発なら、小さな成功体験の積み重ねが可能であり、DX人材の自信にもつながるでしょう。

社内育成と外部委託の範囲を決める

DX人材の育成において、社内育成と外部委託の範囲を決めることも忘れてはなりません。

DX推進は長期的な取り組みであり、期間や業務範囲によっては、外部のベンダーに委託したほうが費用対効果が良い場合があります。

社内育成では新しいIT技術の定期的な習得が欠かせないため、想定以上にコストがかかってしまうケースもあるのです。

ただし外部委託の場合には、自社にノウハウが残らない点を考慮しなければなりません。

社内育成と外部委託にはそれぞれメリットとデメリットがあり、総合的な判断が求められます。

自社にノウハウを残しながら外部委託をする場合には、ラボ型開発などにより優秀な海外人材を活用するのもひとつの手です。

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DX人材に必要なスキルを学び、企業の変革に備えよう

今回はDX推進に必要な職種やスキル、心構えについて解説しました。

レガシーシステムや2025年の崖の問題は深刻であり、多くの企業でDX化が急がれています。

DX人材の不足は今後も長期的に続くと予想されており、優秀な人材を獲得するためには十分な準備や対策が必要です。

自社に最適な解決方法を見極め、企業の変革に備えましょう。

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Wakka inc.は、システム構築・コンサルティング、ラボ型オフショア開発を行っています。

業種・業態、組織、マーケットなど複雑な環境要素によって、ITでの最適な課題解決アプローチは異なります。

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この記事を書いた人
中垣圭嗣

WebメディアでPGから管理職まで幅広く経験し、Wakka Inc.に参画。Wakka Inc.のオフショア開発拠点でラボマネジャーを担当し、2013年よりベトナムホーチミンシティに駐在中。最近では自粛生活のなかでベトナム語の勉強にハマっています。

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