ECサイト構築ツール26選|目的別のオススメと選び方を徹底解説


こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。
ECサイトの構築はゼロから始めると時間やコストがかかります。
しかし、既存の構築ツールを活用すればスムーズにECサイトを作成できます。
メリットが多い一方、昨今は構築ツールの種類が豊富であり、それぞれの特徴や運用方法を理解したうえで選ぶ必要があります。
本記事では、ECサイト構築ツールを目的と種類別に紹介します。
ECサイト構築を検討されている方の参考になれば幸いです。
※記事内で紹介しているツールの情報は、2025年11月時点での内容です。利用料やプランなどは変更となる可能性もあるため、最新情報は公式ページでご確認ください。
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ECサイト構築ツールの基礎知識

ECサイト構築ツールとは、ECサイトを構築・運営するためのシステムです。
本章では、その主な機能や期待できるメリットを解説します。
ECサイト構築ツールの主な機能
ECサイト構築ツールは、オンラインショップの作成・運営に必要なさまざまな機能を提供しています。
そのため、ECサイトの構築経験がない初心者でも本格的なECサイトを効率的に構築できます。
主な機能は以下の通りです。
| デザインテンプレート | 業種やブランドイメージに合わせた選択が可能 |
| デザインエディタ | ドラッグ&ドロップ式で簡単に編集でき、ロゴや画像、色合いなどを自由にカスタマイズ可能 |
| 決済機能 | クレジットカード・代引き・キャリア決済・Apple Pay・Amazon Payなどの決済機能と連携 |
| 商品管理機能 | 商品をカテゴリごとに整理し、在庫数の自動更新や、購入制限の設定、大量の商品情報を一括で登録・更新できる機能 |
| 顧客履歴管理機能 | 過去の購入履歴を基に、顧客ごとの好みや傾向を把握 |
| お問い合わせ管理 | 顧客からの質問や要望を一元管理 |
| SNS連携機能 | Instagramやnoteといった外部プラットフォームと連携 |
| 販促機能 | メルマガ・クーポン発行・レビュー機能 |
| 分析機能 | Googleアナリティクスなどを活用し、訪問者数や滞在時間、直帰率などのデータを収集 売上や注文数の推移をグラフ化して表示 |
構築ツールの種類によって搭載されている機能は異なります。
構築予定のECサイトの種類に合わせて、必要な機能が備わっているものを選びましょう。
なお、ツールによっては特定の機能を利用する際に追加料金を支払う場合があります。
想定よりコストが高騰する可能性があるので、必ずベンダーに確認しましょう。
ECサイト構築ツールのメリット
ECサイト構築ツールのメリットは下記の通りです。
| メリット | 内容 |
| 短期間で安価にサイト開設ができ、コスト削減につながる | プログラミングスキルがなくても、テンプレートやドラッグ&ドロップ機能で簡単にサイトを作成できる。 初期費用を抑えつつ、迅速な市場参入が実現できる。 |
| ECサイト運用に必要な機能が備わっており、業務負荷が軽減できる | 商品登録・在庫管理・決済処理・顧客管理など必要な機能が一体化されているため、煩雑な作業を自動化して業務効率を大幅にアップできる。 多くのツールが多様な決済手段に対応しており、顧客の利便性向上にもつながる。 |
| プロモーションなどマーケティング施策の効果測定ができる | 来客数や売上、顧客行動などのデータを収集・分析できる機能を駆使し、施策の効果を数値で把握して改善に活かせる。 A/Bテストやキャンペーン効果測定など、マーケティング施策の支援機能が充実しているツールもある。 |
上記のメリットを活かすことで、小規模事業者でも手軽にECビジネスを始められます。
また、大企業と同様に高度なマーケティング活動を実践できるため、事業規模の拡大も期待できます。
加えて、ECサイトの構築ツールはノーコードで利用できるものも多く、高度なプログラミングスキルはほとんど求められません。
初めてECサイトを作成する企業でも、手軽に作成できるのが構築ツールの強みです。
自社に合ったECサイト構築ツールを選ぶ際のポイント

ECサイト構築ツールを比較するポイントは、主に下記の通りです。
- 決済方法の種類
- 外部プラットフォームとの連携
- 販売促進機能
- 在庫出荷管理機能
- 構築費用
具体的な内容について、それぞれ解説します。
決済方法の種類
対応している決済方法の種類が少ないと、購入直前での離脱リスクが高まるため、どの決済手段に対応しているかを確認することが大切です。
クレジットカード・コンビニ支払い・後払い・銀行振込といった一般的な手段に加え、電子マネーやコード決済にも対応していると、多様な顧客ニーズに応えられます。
また、Amazon Payのように、Amazonアカウントで支払情報や住所入力を省略できる手段は、ユーザーの購入手続きの手間を減らせるので人気です。
なお、ツールごとに決済手数料が異なる点も見逃さずにチェックしましょう。
外部プラットフォームとの連携
商品やサービスをオンラインで販売するには、多様なプラットフォームの活用が重要です。
大手ショッピングモールに出店する・SNSと連携できるといった取り組みで顧客との接点を増やし、売上拡大へつなげられます。
昨今はSNSやWebサービスが多様化しているため、外部プラットフォームを連携することで、ECサイトの利便性を向上できます。
アカウント情報や決済情報などを共有できるように設定しておけば、ユーザーもスムーズな購買が可能です。
なお、自社のブランドサイトをWordPressで運営している場合は、専用の連携できるツールを活用すると、簡単にEC機能を追加できます。
販売促進機能
売上を伸ばすには、充実した販売促進機能が欠かせません。
例えば、SNS広告との連携機能・クーポン発行機能・メルマガ配信機能があると、リピーターの増加や集客効果の向上が期待できます。
さらに、商品レビュー機能・おすすめ商品の表示機能・セール期間限定価格の設定機能・抽選販売機能などもあれば、購入意欲を高める手助けになります。
多彩な機能はユーザーだけでなく、ECサイトの管理者にとっても有用です。
構築ツールの機能を活用すれば、価格の変更やキャンペーンの設定を効率的に実践できるので、管理者が負担する時間や手間を減らせます。
在庫出荷管理機能
ECサイトの在庫出荷管理機能とは、商品の在庫を管理し、注文が入るとスムーズに出荷作業を進めるためのシステムのことです。
主に、販売されている商品の在庫数を常に把握し、在庫切れによる機会損失を防ぎます。
システムによっては販売実績や在庫状況を分析ができ、発注や商品の入れ替えなど、今後の販売戦略に役立てられます。
在庫管理は品切れによるユーザーの購入意欲の低下を防ぐだけでなく、過剰在庫を抱えることによりコストの高騰を防ぐうえで重要です。
なお、月間の取引数が少ないECサイトであれば、在庫や出荷管理を手作業で実施できます。
しかし、取引量が膨大になる場合だと、手作業では作業が間に合いません。
在庫出荷管理機能による効率化を図りましょう。
構築費用
ECサイト構築ツールの比較において、構築費用は重要です。
費用を比較する際には、下記の点をしっかりと見ることが大切です。
| 初期費用 | ・ツールのライセンス費用 ・導入サポート費用 ・デザイン費用 ・ドメイン取得費用 ・サーバー費用 |
| 継続費用 | ・月額利用料 ・決済手数料 ・サーバー利用料 ・追加カスタマイズ費用 |
ECサイト構築のタイプによってもかかる費用は異なります。
クラウドサービスやASPは費用が比較的安価ですが、無料や低価格のプランは機能が制限されていたり、追加費用が発生するアップグレードが必要になる場合があります。
フルスクラッチの外部委託やパッケージ型は初期費用が高額な場合がありますが、機能が豊富で拡張性が高いため、自社の事情に合わせたカスタマイズが可能です。
構築ツールは、決して料金がすべてではありません。
料金の安さだけにこだわると、想定した機能がなく、ECサイトの運営がうまくいかなくなる可能性があります。
費用に対する機能やサポート体制などを総合的に比較し、自社の状況に合ったツールを選ぶことが重要です。
目的別に選ぶECサイト構築ツール

ECサイトを立ち上げる目的によって、選ぶべき構築ツールは変わります。
本章では、それぞれの目的別にどのような傾向のツールが適しているかを解説します。
- 【パターン1】ECサイトを手軽に構築したい場合
- 【パターン2】ECサイトをカスタマイズし自社で運用したい場合
- 【パターン3】顧客情報をもとにマーケティングを強化したい場合
- 【パターン4】リピートを強化したい場合
自社の目的に合わせた構築ツールを選ぶ際の参考にしてください。
【パターン1】ECサイトを手軽に構築したい場合
「まずは簡単なECサイトを手軽に構築したい」と考えている方には、専門知識がなくても簡単に操作できる、分かりやすい画面設計のツールが理想的です。
操作性が高いUIに加え、高度なプログラミングスキルがいらないツールなら、経験がなくてもECサイトを構築できます。
加えて、デザインやレイアウトのテンプレートが豊富であれば、オリジナルのデザインを作成する手間を省けます。
コストを抑えつつ簡単にECサイトを立ち上げたい場合は、高額な初期費用を負担せずに始められる構築ツールがおすすめです。
運用コストを抑えられるように、月額費用が比較的安価なプランが用意されているものを選びましょう。
【パターン2】ECサイトをカスタマイズし自社で運用したい場合
独自性の高いECサイトを構築したい場合、機能追加やデザインの自由度が高いツールが適しています。
カスタマイズ性に優れているツールは、HTML/CSSなどのコーディング知識を用いて、自由なデザイン編集が可能です。
また、API連携やプラグインなどにより、必要な機能を自由に追加できます。
管理面では、自社サーバーで運用することでソースコードへのアクセスもでき、より高度で柔軟な設定を実現できます。
カスタマイズ性が高いECサイトは、事業の拡大に応じて拡張できるのが魅力です。
【パターン3】顧客情報をもとにマーケティングを強化したい場合
蓄積された顧客情報をもとに、マーケティングをより強化したいなら、専用の機能を搭載した構築ツールを利用しましょう。
構築ツールのなかには、属性情報・購買履歴・行動履歴・問い合わせ履歴などを蓄積し、顧客の動向を把握できる機能を搭載したものがあります。
このタイプの構築ツールは、自動で有用な情報を提示してくれるうえに、高度な分析機能も備えているため、そのままマーケティング強化につなげられるのが魅力です。
加えて、顧客を誘導することで売上の向上につなげられる機能もあります。
例えば、非会員でも購入できる決済機能や、カゴ落ち・途中離脱を防止する機能などです。
マーケティングに加え、顧客の動向も誘導できる機能がある構築ツールなら、ECサイトの収益の向上を実現しやすくなります。
【パターン4】リピートを強化したい場合
ECサイトのリピート顧客を増やすためには、顧客の行動や嗜好を把握し、それに合わせたきめ細やかな対応を行うことが重要です。
そのためには、顧客データを活用し、パーソナライズされた体験を提供するツールが有効です。
例えば、顧客からの問い合わせにリアルタイムで対応できるチャットサポート機能があれば、ユーザーが疑問を解消できます
ほかには、レビュー機能やポイントプログラムの展開など、ユーザーとコミュニケーションが取れる機能を重視しましょう。
また、特売セールのような定期的な販促キャンペーンの実施も、リピーターを増やすうえで効果的です。
セールを簡単に設定できる機能を搭載した構築ツールを活用しましょう。
これらのような機能を使いこなすには、CRMやMAとの連携も重要です。
【パターン1】手軽に構築できるECサイト構築ツール11

ECサイト構築ツールのうち、誰でも手軽に始められるものは下記の通りです。
- カラーミーショップ
- Shopify
- Square
- 通販マーケッターEight!
- BASE
- STORES
- makeshop
- ecbeing
- Bカート
- Welcart
- DG1
以下では、それぞれの特徴や強みを解説します。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、国内最大規模を誇るネットショップ作成サービスです。
食品やスイーツ、生活雑貨からデジタルコンテンツまで、幅広い商品を取り扱えます。
多彩なテンプレートの中から目的に合ったデザインを選び、簡単にECサイトを構築できます。
加えて、WordPress公式プラグインを利用すれば、カラーミーショップに登録した商品情報を基にWordPress上での商品ページの自動生成も可能です。
さらに、キャリア決済・Amazon Pay・各種ID決済など、多様な決済方法に対応しており、ユーザーの利便性を高められます。
また、低コストで利用できるリスティング広告やリターゲティング広告の出稿機能をはじめとするマーケティングツールも充実しており、ECサイト運営に必要な機能が一通り揃っているのも魅力です。
参照:カラーミーショップ
Shopify
世界中で幅広く利用されているECサイト構築プラットフォームです。
SEOを含む検索エンジン最適化の機能・Facebookでの商品販売・InstagramなどのSNSとの連携など、マーケティングに役立つ機能も充実しています。
多彩なデザインテンプレートや、100種類以上の決済サービスと連携可能なショッピングカート機能、便利なストア運営管理ツールを備え、理想的なECサイトの構築をサポートします。
また、Shopifyによる在庫管理機能を活用すれば、在庫切れの商品は自動的に販売が停止されるため、運営の手間の軽減が可能です。
さらに、ストア分析機能も搭載されており、Googleアナリティクスと連携してユーザーの行動を追跡したり、アクセスの流入元を把握できます。
参照:Shopify
Square
多様な業種に対応したECショップを手軽に作成できるプラットフォームです。
飲食店向けには注文やテイクアウト、デリバリーといった必要な機能が一括で提供されており、小売業やサービス業にも特化したツールが揃っています。
さらに、SEOやInstagram、Facebookとの連携機能、クーポン発行といったマーケティングに役立つ機能も充実しています。
デザイン面では、フォーマットをベースに色やフォント、画像の形状を自由にカスタマイズでき、自分のイメージに合ったECサイト作りが可能です。
フリープランでは決済手数料以外に毎月の固定費や初期費用がかかりません。
そのため、コストを抑えながら気軽に始められ、売上規模に応じて柔軟に活用できます。
参照:Square
通販マーケッターEight!
通販マーケッターEight!は、広告代理業・コールセンター・BPOセンターでの通販事業支援の経験をもとに開発された、EC構築に特化した構築ツールです。
受注管理・顧客管理・入金管理・出荷管理・在庫管理など、ECや通販運営に必要な機能が標準で備わっています。
集客から受注・出荷・CRMまでを一括で管理できるため、運営の効率化が可能です。
広告代理店としての強みを活かした広告連動機能も大きな特徴です。
これにより、従来は把握しにくかった広告効果の可視化が実現できます。
また、外部システムとの連携により、効率的な広告配信が可能です。
販促データの一元管理により、業務効率が向上するだけでなく、売上アップにも貢献します。
BASE
BASE(ベイス)は、ショッピングカートASPサービスです。
直感的で分かりやすいUIデザインと、視覚的なインパクトが特徴です。
利用者は好みのテーマを選び、好きなようにカスタマイズするだけで、簡単にショップを構築できます。
ノーコードで構築できるので、高度なプログラミングスキルやサイト構築の知識がない方でも手軽に導入できます。
BASEは個人事業主や中小企業が利用しやすい構築ツールであり、低コストで利用できるのが魅力です。
特に初めてECサイトを立ち上げるユーザーからの人気が高く、多くの導入実績を誇ります。
参照:BASE
STORES
STORESは、SNSを使う感覚で手軽にネットショップを開設できるプラットフォームです。
スマートフォンにも対応しているため、パソコンを持っていない方でも簡単に始められる点が特徴です。
初期費用や月額費用を必要とせず、コストのリスクを負わずに商品の販売をスタートできます。
STORESは、無料で利用できる48種類ものスタイリッシュなテンプレートを提供しており、豊富な選択肢からおしゃれで使いやすいテンプレートを選べます。
さらに、Instagram画像連携ツールが便利で、商品登録時にInstagramに投稿された画像を直接利用できます。
この機能により、画像をフォルダから探す手間を省けるので、効率的にショップを運営できるのが魅力です。
参照:STORES
makeshop
makeshopは、無料テンプレートを提供しており、オリジナルのデザインでサイトを構築できます。
さらに、独自タグを使用すると、レスポンシブなWebデザインの設定やSEO対策も可能です。
また、国産サービスならではの手厚いサポートを提供している点も特徴です。
サポート手段として、電話・メール・質問掲示板・無料セミナー・オンラインマニュアルなど、幅広い方法で支援を提供しています。
システムは24時間365日体制で常にチェックされ、安定的な運営をサポートしています。
ECサイトの構築に加え、運用のサポートがほしい企業におすすめです。
参照:makeshop
ecbeing
ecbeingは、ECサイト運営に必要な商品・会員・注文の各機能を標準装備している構築ツールです。
加えて、売上アップのための販促機能や、運営効率を高める分析機能も充実しており、効果的なECサイト運営を実現できます。
管理画面からは、サイトコンテンツやデザインの編集・更新を簡単に行えます。
また、各種施策に合わせて魅力的なコンテンツを柔軟に作成できる環境が整っているなど、高いカスタマイズ性も魅力です。
中小企業や大企業に適した構築ツールとして、ecbeingは人気を集めています。
参照:ecbeing
Bカート
Bカートは、BtoB専用のECカートSaaSで、企業間取引に特化した機能を備えています。
シンプルかつ実用的な構成で、低コストかつ迅速に導入できる点が大きな魅力です。
特に、取引先ごとに支払い方法を柔軟に設定できる決済管理の機能が特徴的です。
機能を絞ることでコストを抑えれば、開発期間や納期も最小限に短縮できます。
そのため、手軽にBtoB向けのECサイトを立ち上げたい企業に適しています。
参照:Bカート
Welcart
Welcart(ウェルカート)は、WordPress上で簡単にネットショップを作れる無料のプラグインです。
WordPressの柔軟性と、ECサイトに必要な機能を組み合わせることで、オリジナルのショップを構築できます。
無料で利用できるため初期費用を抑えられ、WordPressの知識があれば、比較的簡単に導入・カスタマイズできることが特徴です。
商品管理・決済・会員管理など、ECサイトに必要な基本機能が揃っており、ほかのプラグインと連携させれば、さらに拡張できます。
参照:Welcart
DG1
DG1は、ECビジネスに必要な機能をすべて1つのプラットフォームに統合したオールインワンシステムです。
ショップ運営に欠かせない基本機能に加え、ECビジネスに必要なショップ機能・マーケティング機能・アナリティクス機能を1つのプラットフォームで提供しています。
マーケティングや分析に加え、高度な多言語対応機能を搭載しており、国内外を問わず幅広いEC事業に対応可能です。
そのため、越境ECを作成したい企業に適しています。
また、1つのアカウントで2つのWebサイトを構築・管理できるため、効率的に運用できます。
参照:DG1
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料金目安もわかる
新規ECサイト構築や
【パターン2】カスタマイズ対応可能なEC構築ツール10選

ECサイト構築ツールのうち、応用的なカスタマイズが可能なものは下記の通りです。
- ebisumart
- EC-CUBE
- W2 Unified
- Eストアーショップサーブ
- SI Web Shopping
- futureshop
- EC-ORANGE
- コマース21
- osCommerce
- GMOクラウドEC
以下では、それぞれの特徴や強みを解説します。
ebisumart
ebisumartは、クラウド型でありながらフルカスタマイズに対応した珍しいECシステムです。
デザインや機能の自由なカスタマイズが可能で、受注件数の増加に応じたインフラのスケールアップや、POSシステムなど外部システムとの連携も柔軟に対応します。
BtoBやBtoC向けのECサイトだけでなく、越境ECやふるさと納税サイトなど、幅広い用途に対応可能です。
さらに、定期的に無償アップデートが提供されるため、最新のブラウザや決済方法への対応など、市場のニーズを取り入れた機能が標準搭載される点も大きな魅力です。
参照:ebisumart
EC-CUBE
オープンソース型のECサイト構築ツールです。
簡単にショップを始められるクラウド版と、無料でサーバーにインストールできるダウンロード版の2つの利用方法があります。
基本機能として、サイト構築・商品や顧客の管理・売上データの集計など、ECサイト運営に必要なツールが一通り揃っています。
特に、売上や在庫の状況を一目で確認できるダッシュボードや、直感的に操作できる受注管理画面が大きな特徴です。
また、ほかのサービスでは制限されていることが多い、カートや会員ページのデザインを自由にカスタマイズできる点も有用です。
参照:EC-CUBE
W2 Unified
W2 Unifiedはオムニチャネルに特化したECプラットフォームで、大規模なサイト構築も従来必要とされたフルスクラッチではなく、パッケージで実現できます。
日々の受注処理業務を自動化する特許出願中の機能により、運用コストを大幅に削減できる点も大きな特徴です。
セールやクーポンといった販促施策・SNS投稿との連携・商品管理機能(在庫やセール対応含む)、最新のマーケティングツールなど、1,000を超える多彩な機能を備え、売上拡大を強力にサポートします。
参照:W2 Unified
Eストアーショップサーブ
高速で安定したECサイトをノーコードで構築・運用できるECシステムです。
100以上のAPIを活用し、主要なツールやサービスとダイレクトに連携可能で、高いカスタマイズ性を備えています。
CRM機能が充実しており、ポイントのリマインド通知や休眠ユーザーリストを活用した再アプローチ、クーポン付きカートリカバリーメールの送信など、One to Oneマーケティングが可能です。
そのため、顧客の掘り起こしやリピーターの拡大など、さまざまなマーケティング戦略にも活用できます。
セキュリティ面でも、AIによる監視と24時間365日の二重有人監視で不正受注を防止できるなど、強固な対策が施されている構築ツールです。
3Dセキュア2.0への対応やPCI DSS準拠といったカード不正利用対策も万全で、安心してサイトを運用できます。
参照:Eストアーショップサーブ
SI Web Shopping
主に、中~大規模のEC事業者のサイト構築を支援します。
第三者機関によるセキュリティテストをクリアしており、堅牢性が高い点から、大規模事業者も安心して利用できます。
柔軟なカスタマイズ性を備えており、業種や業態を問わず、BtoC・BtoB・モール型・越境EC・オムニチャネルなど、さまざまなビジネスモデルに対応可能です。
さらに、プログラムソースとデータベース構造が公開されているため、拡張性とメンテナンス性に優れ、ブラックボックス化を防ぎながら内製化を促進します。
futureshop
futureshopは、ワンストップソリューションを提供するショッピングカートASPで、売上拡大を目指すショップに最適なサービスです。
特にアパレル・ファッション分野のECサイト構築に強みを持っています。
ブランディングを効果的に構築できる環境が整っており、顧客をファンにするための豊富な機能を備えている点が特徴です。
これにより、魅力的なショップ運営をサポートし、競争力のあるECサイト作りを実現します。
参照:futureshop
EC-ORANGE
EC-ORANGEは、株式会社エスキュービズムが提供するパッケージ型のECサイト構築サービスです。
パッケージ型でありながら、オープンソースを採用している点が大きな特徴で、柔軟なカスタマイズが可能です。
一からシステムを開発する必要がないため、コストを抑えつつ自由度の高いサイト構築を実現できます。
また、パッケージ型の利便性を保ちながら、独自要件に応じた開発が可能です。
EC-ORANGEは、POSシステムとのスムーズな連携を特徴としており、オムニチャネル戦略を展開する企業に適しています。
このような機能は、リアル店舗とオンラインショップを連携させ、顧客へのアプローチを統合的に行いたい企業にとって有益です。
参照:EC-ORANGE
コマース21
コマース21は、大規模ECサイト構築パッケージで、国内大手企業を中心に300社以上で導入されています。
豊富な機能と経験豊富なサポート体制を備え、数百億円規模の売上に対応可能な堅牢なシステムが特徴です。
さらに外部システムとの連携や拡張性の高さにより、変化する市場ニーズにも柔軟に対応できます。
また、Yahoo!ショッピングやAmazonなど、複数のモールと自動連携が可能な点もコマース21の強みです。
さらに、コマース21では初期構築だけでなく、運用中のトラブルや改善要望にも対応しています。
参照:コマース21
osCommerce
osCommerceは、世界中で広く利用されてきたオープンソースのECサイト構築システムです。
多言語・多通貨対応機能を標準装備しており、グローバルに展開するECサイト構築に適したツールです。
主として、PHPとMySQLを基盤に開発されています。
また、GNU General Public License(GPL)の下で提供されているため、無料で利用可能なフリーソフトウェアとして、開発者や企業にとって柔軟性の高い選択肢となっています。
多様な機能に加え、カスタマイズ性を求める企業に最適です。
参照:osCommerce
GMOクラウドEC
GMOクラウドECでは、パッケージ型とクラウド型の両方に対応したECサイト構築システムを提供しています。
大規模なECサイト構築にも特化し、複数のブランドやサイトを統合したマルチサイトなど、より複雑なショップに対応できます。
さらに、GMOクラウドECは大量の商品や注文、高負荷なアクセスにも耐えうるスケーラビリティを備えています。
フルスクラッチに近いレベルで、自社のビジネスに合わせた細かいカスタマイズが可能です。
自社の状況に合わせてECサイトをフレキシブルに構築したい企業におすすめな構築ツールです。
参照:GMOクラウドEC
【パターン3】マーケティング強化に向いているEC構築ツール2選

ECサイト構築ツールのうち、マーケティング機能の強化に役立つものは下記の通りです。
- ecforce
- メルカート
以下では、それぞれの特徴や強みを解説します。
ecforce
ecforceは、売上改善に特化したマーケティング機能を豊富に備えたECサイト構築ツールです。
非会員でもスムーズに購入できる1クリック決済でカゴ落ちや途中離脱を防ぐ仕組みに加え、アップセル・クロスセルでLTV向上を目指すアクションオファー機能や、離脱を防ぐクーポン付きポップアップなどの機能があります。
さらに、毎月平均10以上の新機能をリリースする継続的な開発力が強みであり、オンラインショップ運営に精通したカスタマーサポートが立ち上げから運用まで手厚く支援します。
充実した機能・サービスに加え、高い拡張性を持ち合わせていることから、個人事業主や小規模事業者はもちろん、大企業のECサイト運営にも活用できるのが特徴です。
参照:ecforce
メルカート
メルカートは、売上向上に特化したマーケティング機能が充実したECサイト構築ツールです。
顧客の属性情報や購買履歴に加え、サイト内での行動履歴や問い合わせ内容までデータとして蓄積されるため、顧客に最適化されたキャンペーンやメール配信などが可能です。
加えて、フォーム一体型のランディングページ作成機能やソーシャルログイン機能といった、顧客獲得をサポートする便利なツールも搭載されています。
さらに、RFM分析をはじめとする高度な分析機能を備えており、データに基づいたサイト改善施策を実行できるのも強みです。
参照:メルカート
【パターン4】リピート強化に向いているEC構築ツール3選

ECサイト構築ツールのうち、顧客のリピート強化に役立つものは下記の通りです。
- W2 Repeat
- 楽楽リピート
- リピストX
以下では、それぞれの特徴や強みを解説します。
W2 Repeat
W2 Repeatは、リピート通販・D2C(Direct to Consumer)・サブスクリプションサービスに特化したカートシステムで、売上成長と業務効率化を両立する機能が充実しています。
さらにLP一体型のフォームを活用してコンバージョン率(CVR)の向上を図れるため、アップセルやクロスセル機能を駆使して顧客生涯価値(LTV)の最大化を実現できる構築ツールです。
主な機能には、サンクスページでのアップセル提案や、詳細なセグメント分けが可能なステップメールがあります。
これらは顧客情報や受注データを反映して活用でき、ロイヤルカスタマーの育成に貢献します。
参照:W2 Repeat
楽楽リピート
リピート通販とD2Cビジネスの売上向上に特化したカートシステムです。
サイト構築から店舗運営・データ分析・売上施策の効率化まで、リピート通販に必要な機能をワンパッケージで提供します。
特に、リピート通販で発生しがちなクレジットカードの有効期限切れによるトラブルを防ぐ「カード情報洗替機能」は、顧客の購買体験を妨げず、継続購入をサポートします。
さらに商品の配送周期設定が可能で、日数周期(10日~120日)や日付周期(毎月~4カ月ごと)に柔軟な対応が可能です。
ほかには、顧客が自分で申込状況や情報をMyページで変更できる機能や、リピート解約理由を取得する仕組みも搭載されています。
参照:楽楽リピート
リピストX
リピストXは、特にD2Cと呼ばれる、自社ブランドの商品を直接消費者へ販売するビジネスモデルに特化したECサイト構築プラットフォームです。
ECサイトの売上向上と顧客との長期的な関係構築に力を入れており、リピート購入を促進するための機能が豊富に揃っています。
具体的には、定期購入・単品購入・サブスクリプションモデルなど、D2Cビジネスに必要な機能が標準装備されています。
また、メールマガジン・プッシュ通知・会員制など、ユーザーとのコミュニケーションを深めるための機能が充実しているのも魅力です。
データ分析機能を活用すれば、顧客の行動データを分析し、より効果的なマーケティング施策の実行が可能です。
参照:リピストX
ECサイト構築の5つのタイプ

ECサイト構築の方法は、以下の5つのタイプに分けられます。
- フルスクラッチ
- ASP
- パッケージ
- クラウドサービス
- ECサイト構築代行
本章では、それぞれの特徴について解説します。
フルスクラッチ
フルスクラッチによるECサイト構築は、主に外部業者に委託して、ゼロからサイトを作り上げる方法です。
フルスクラッチであれば、既存のツールのテンプレートに縛られず、独自のブランドやビジョンを反映させたサイトを構築できます。
自社の都合に合わせてカスタマイズできるため、フルスクラッチは他社と差別化したい場合には特に有効です。
自社でも実践できますが、ECサイトをゼロから構築するノウハウやツールが必要になるため、経験値がない企業では実践できない点がデメリットです。
そのため、開発の幅広い知識やスキルを有するパートナー企業との協力が必要不可欠です。
ASP
ASPサービスはクラウド上でECサイト構築に必要な機能を提供するサービスです。
代表的な例としてショッピングカートASPがあり、独自ドメインを取得してECサイトを構築できます。
Web制作の知識や経験がなくても、多くのASPはシンプルで直感的な管理画面を備えており、商品登録やデザインの変更が簡単に行えます。
利用料も比較的安いため、コストを抑えたい場合にもおすすめです。
そのため、ECサイト構築のノウハウがない企業や、個人事業主でも手軽に導入できるのが魅力です。
パッケージ
パッケージ型ECサイト構築ツールは、あらかじめ機能がパッケージ化された、いわばECサイトの箱のようなものです。
商品登録・決済・在庫管理・顧客管理など、ECサイト運営に必要な既成の機能がすべて揃っています。
また、ある程度デザインやレイアウトをカスタマイズできる機能も備わっています。
パッケージ型は運用するうえでノウハウは必要ですが、ゼロから構築する手間がかからないうえに、自社の事情に合わせたカスタマイズが可能です。
専門的な知識がなくても、マニュアルに沿って比較的簡単に導入できる簡単さが魅力です。
自社で一からシステムを開発するよりも、初期費用を抑えられる点から、費用対効果が期待できます。
手軽にECサイトを始めたい中小企業や、多額の費用をかけずにECビジネスを拡大したい企業に適しています。
クラウドサービス
ECサイト構築のクラウドサービスは、クラウド上のECプラットフォームを利用してオンラインストアを作成・運営できるサービスです。
サーバーの物理的な設置や複雑なソフトウェアの導入が不要なため、手軽にECサイトを立ち上げられます。
さらに、プラットフォーム運営元による定期的なアップデートにより、最新の機能やセキュリティ対策が自動的に適用できることが利点です。
ECサイト構築代行
ECサイト構築代行とは、オンラインショップの開設や運営に必要な作業を専門業者に委託するサービスです。
専門家のサポートにより、経験や知識が不足している場合でも、効率的にショップを立ち上げられます。
いわゆる業務委託(アウトソーシング)と同等の方法であり、業務を丸ごと委託できるので、作業にかかる負担やコストを節約できます。
ただし、自社にノウハウは蓄積されないうえに、運用すべてを委託すると受託者に依存した体制になってしまう点に注意が必要です。
ECサイト構築ツールは自社に最適なサービスを選ぼう

ECサイト構築の際は、自社の目的を明確にし、ニーズに合うツールを選定することが重要です。
自社の目的を明確にした上で、各サービスを比較検討し、最適なものを選びましょう。
Wakka Inc.では、フルスクラッチEC開発のサービスを提供しています。
新規事業のためのEC構築からEC化前のコンサルティングまで、上流からシステム化を幅広く伴走支援することが特徴です。
豊富な開発実績に加え、ECサイトだけでなく、Web開発のさまざまなノウハウを蓄積していますので、ご興味のある方はぜひこの機会にお問い合わせください。
WaGAZINE読者さま限定!
料金目安もわかる
新規ECサイト構築や











