食品ECの新たな取り組み事例|業界の課題や成功のポイントも解説

2024.06.03
EC開発
Wakka Inc. メディア編集部
食品ECの新たな取り組み事例|業界の課題や成功のポイントも解説
SHARE ON
  • FaceBook
  • Twitter
  • LINE
  • Note

こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。

食品ECは、生鮮食品や加工食品を実店舗に行かなくても購入できるサービスです。
買い物に行く時間がない場合や、遠方の店舗から取り寄せたい場合には便利な食品ECですが、まだまだ課題の多い分野でもあります。

食品ECサイトは食品を取り扱う以上、通常のECサイトとは異なる運用をしなければなりません。
そのため、新しい取り組みを実施する際は、食品ECサイトの特性に合わせて検討する必要があります。

本記事では、ECサイトの新しい取り組みを事例付きで解説します。
食品ECの課題や、新しい取り組みを実践する際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

【基礎知識】食品ECの実態

最初に、食品ECの実態について解説します。
新しい取り組みを検討する前に、食品ECの概要や現状を確認しましょう。

食品ECとは

食品ECとは、その名の通り食料品を取り扱うECサイトです。
昨今は生鮮食品・加工食品を問わず、食品をインターネット上で売買する企業が増えています。

特にコロナ禍以降はオンラインショッピングのニーズが以前より高まったため、食品ECサイトの利用者も増えました。
パッケージ技術や冷凍技術の進歩もあり、賞味期限が短い食品でも取り扱えるようになった点も、食品ECサイトの需要が高まった一因です。

現在では、お歳暮やお中元のようなギフトはもちろん、日常的に購入する食料品を扱う食品ECも登場しました。
食品業界全体でもEC化率は徐々に上がっており、今後も食品ECは増加すると見込まれています。

食品EC市場の現状

外出が難しい高齢者やライフスタイルの変化もあって、食品ECのニーズは高まっています。
現状、食品ECは市場規模を拡大し続けており、業界全体の売上も向上しました。

Amazonや楽天のような大手ECに加え、近年はスーパーや特定の食品を扱う専門店も参入するなど、食品ECはより多様化しています。
以下の表を見てみましょう。

他方で、食品ECの市場成長率は低い傾向があります。
経済産業省の調査では、食品通販の市場規模は毎年1割前後増加していますが、EC化率は全体の4%に留まりました

ニーズはあるものの、EC化率はまだ低いと言わざるを得ません。
今後もECサイトが成長し続けていくには、さまざまな課題をクリアしていく必要があります。

参照:令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書 |経済産業省

食品ECの種類

食品ECは大きく分けて以下3つの種類があります。

  • 一般的な食品EC
  • ネットスーパー型
  • サブスクリプション型

種類によって、食品ECは取り扱う商品の種類や、運営方式が異なります。
実際に食品ECを開設する際は、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

一般的な食品EC

一般的な食品ECとは、企業が直接ECサイトを立ち上げているタイプや、Amazonや楽天のようなモール型のECに出店しているタイプです。

一般的な食品ECで取り扱う商品は生鮮食品・加工食品を問わず、さまざまなものがあります。
利用事業者としては食品メーカーだけでなく、地方の特産品を取り扱う業者も活用している傾向にあります。

ただし、モール型のECに出店している場合は、自社の商品やブランドが認知されにくかったり、価格競争が激しくなったりするケースがあります。
そのため、最近はモール型に出店しているECとは別に、自社で独自に食品ECを併設する企業も増えています。

ネットスーパー型

ネットスーパー型の食品ECは、主に大手スーパーで実践されている形式です。
ネットスーパー型では、ユーザーからインターネット上で注文を受けたら、実店舗から商品を配送します。

企業によっては午前中に注文が入れば、夕方以降には届けられるなど、スピーディーに配送できる点が特徴です。
スーパーマーケットの商品をそのまま配送するため、取り扱っている商品の種類も豊富です。

一方で、実店舗からの配送を前提とするため、配送エリアが限定される点がデメリットです。

また、実店舗の稼働状況によっては、想定より早く在庫が切れる場合もあります。
最近では実店舗を持たないダークストアなどECに特化したネットスーパーが登場するなど、運営形態の多様化が進んできました。

サブスクリプション型

サブスクリプション型は、定期販売を専門的に取り扱っている食品ECです。
肉・魚・野菜・果実などを、ユーザーが選択したプランに合わせて配送します。

ユーザーは毎週・毎月など希望する頻度のプランを選択し、毎月定額の料金を支払うだけで欲しい商品を任意のタイミングで配送してもらえます。

サブスクリプション型は、独自性の高い商品を扱う企業が採用することが多いタイプです。
オーガニック野菜や特定の献立に合わせた調理セットなど、個性的な商品を取り扱うことで同業他社と差別化しています。

サブスクリプション型は定期販売を専門としているため、多忙で買い物に行けないユーザーから高い支持を得ています。
特にミールキットを販売するサブスクリプション型の食品ECは、共働きの子育て世代から人気です。

●料金目安もわかるECサイト構築ガイド
>新規事業などでECサイトを構築する場合のガイドを作成しました。目的や売上規模に応じたEC種別選定や最適な構築手法についての診断を受けることができます。

食品ECの解決すべき3つの課題

食品ECのEC化率が低い一因には、業界が抱える課題が影響しています。
食品ECが抱える課題は以下の3つです。

  • 実物を見て選びたいユーザーのニーズを満たせない
  • 実店舗の利便性には適わない
  • 利益の獲得が難しい

上記の課題をどのように解決するかが、食品ECの成功を左右します。
それぞれの課題を、あらためて確認しましょう。

実物を見て選びたいユーザーのニーズを満たせない

食品ECはオンラインで自宅にいながら買い物ができる点がメリットである反面、実物を見て商品を選びたいユーザーのニーズを満たせません。

特に生鮮食品を扱っている企業にとって、この課題は重要です。

昨今は技術の発展や企業の努力によって、食品の鮮度を維持できるようになりました。
しかし、「生鮮食品は実物を手に取って選びたい」と感じるユーザーは少なくありません。

そのため、サイト上の情報が不足しているとユーザーの購入意欲が低下する恐れがあります。
食品ECを運営する際は、サイト上の表示と実物にギャップがないように注意しましょう。

実店舗の利便性には適わない

食品ECだと、実店舗の利便性には敵いません。

食品ECは、サイトにアクセスすれば、いつでもどこでも食品の買い物ができる点がメリットですが、実際に手元に届くまで時間がかかります。
もし、すぐに食品を購入したいなら、自宅の近くにあるスーパーやコンビニの方が便利です。

また、直接商品を手に取って選びたい人や、複数の種類の商品を購入したい人にとっても、実店舗の方が選びやすくメリットを感じられます。

食品ECを含めたECサイトでは、実店舗で得られるメリットを再現することは困難です。
そのため、ECサイトならではのメリットを活かした施策が重要です。

利益の獲得が難しい

食品ECは他の商品を扱うECサイトと比べて、利益の獲得が難しい傾向があります。

食品ECは扱う商品によっては、在庫管理・保存方法・配送方法などに細心の注意を払わなければなりません。
モール型のECサイトに出店してる場合だと、手数料や配送料を負担しなければならないケースもあります。

食品ECはランニングコストがかかりやすく、利益が圧迫されやすい点に注意が必要です。
元々食品業界は客単価が低い傾向があり、集客に失敗するとランニングコストに見合った売上を確保できない恐れがあります。

食品ECで利益を出すには、ただ売上を伸ばすだけでなく、商品の効率的な管理によるランニングコストの削減も不可欠です。

食品ECを成功させる5つのポイント

先述した課題への対応策として、食品ECは下記にあげる5つのポイントに留意しましょう。

  • リピーター獲得を目指す
  • ユーザビリティを向上させる
  • 独自性を出す
  • まとめ買いなどのサービス・販売方法提供する
  • マーケティングを工夫する

それぞれのポイントについて解説します。

リピーター獲得を目指す

食品ECにおいても、リピーターの獲得は重要です。

リピーターを獲得するためには、ユーザーの食品に対するニーズに合わせた施策の実施が欠かせません。
シーズンや季節ごとに需要のある食品を売り出したり、クーポン券配布などのキャンペーンを実施したりして、ユーザーが繰り返し食品ECを利用したくなる工夫が必要です。

また、ユーザーには定期的にメルマガやお知らせを送りましょう。
休眠状態になったユーザーへのアプローチは、新規顧客を獲得するよりハードルが低いため、有効的な方法です。

リピーターが増加すれば、安定的に収益を確保しやすくなります。

ユーザビリティを向上させる

食品ECに限らず、ECサイトにおいてユーザビリティの向上は不可欠な取り組みです。

ボタン配置・商品説明・購入導線がわかりにくいと、ユーザーが不便に感じ、購入意欲が低下します。
加えて、サイトの表示速度が遅いとユーザーが離脱するリスクが高まります。

食品ECを構築する際は、利便性や操作性が高いデザインを心がけましょう。

食品ECをオープンした後もユーザーのリアクションを見ながら、定期的にデザインを見直すことも重要です。
システムやデザインが古くなった際はサイト全体のリニューアルを検討しましょう。

独自性のある商品を出す

独自性のある商品を売り出すことも、食品ECが成功するポイントです。
スーパーやコンビニのような実店舗にはない独自性を打ち出せば、ユーザーの支持を獲得しやすくなります。

地方でしか購入できない特産品・体に優しいオーガニック食品・レシピと必要な食材のセットなど、独自性の高い商品があれば競合他社と差別化できます。

新規顧客やリピーターの獲得においても、独自性は重要な要素です。

まとめ買いなどのサービス・販売方法を提供する

提供するサービスや食品の販売方法を工夫すると、ユーザー数の増加が期待できます。

例えば、業務用サイズの食料や消費期限が長い商品をまとめ買いできるサービスや、定期購入者向けのサブスクリプションを導入すれば、多様なニーズに応えやすくなります。
加えて、定期利用を促すサービスを提供することにより、リピーターの獲得も可能です。

さらに、まとめ買いのセールを行って在庫ロスになりそうな食品を売り切るなど、在庫の調整にも応用できます。

ユーザーの世代や志向によって効果的なサービスや販売方法は変わります。
利用頻度が多いユーザーの傾向に合わせて、効果的なサービス・販売方法を提供しましょう。

マーケティングを工夫する

食品ECの集客率を向上させるなら、マーケティングを工夫しましょう。

各種SNS・動画配信サービスなどを活用し、積極的にWeb広告やプロモーションを打ち出せば、ユーザーの流入経路を確保できます。
特に食品を視覚的に訴求しやすいSNSなら、プロモーションによる話題作りがしやすく、高い拡散力が期待できます。

昨今は商品を使ったレシピをSNSで公開したり、食品の豆知識をコラムにして掲載したりするなど、コンテンツを活用したマーケティングを行う企業も増えてきました。
商品数が限られていても、コンテンツが充実していれば、顧客の満足度を高めやすくなります。

加えて、SEO対策も重要です。
検索エンジンのサイト評価を高め、検索順位の上位に表示されるようになれば、新規顧客を獲得できる可能性が高まります。

食品ECの新たな取り組み事例10選

ReactでWebサイトを開発するための環境構築ガイド | 手順と注意点を解説3

本章では、大手食品ECが行った新たな取り組みを紹介します。
本章で紹介する食品ECは以下の10社です。

  • Amazonフレッシュ
  • 株式会社カゴメ
  • ジャン=ポール・エヴァン
  • オイシックス・ラ・大地株式会社
  • ヨシケイ開発株式会社
  • 豊洲市場ドットコム
  • ニチレイ株式会社
  • 47CLUB
  • クックパッドマート
  • 職人醤油

いずれの取り組みも、食品ECの運営において参考になるものです。
それぞれ順番に解説します。

Amazonフレッシュ|豊富な品揃えとスピーディーな配送を実現

大手ECサイトのAmazonは、生鮮食品や日用品などを専門的に取り扱うAmazonフレッシュを運営しています。

AmazonフレッシュはAmazonならではの豊富な品揃えが特徴であり、商品数は17万点を超えています。
さらに配送時間がスピーディーな点も魅力であり、Amazonプライム会員なら、エリアによっては最短2時間で配送が可能です。

Amazonフレッシュはリピーターの獲得のために、積極的にセールやクーポンの配布を行っています。
加えて生鮮食品の鮮度や賞味期限を保障するサービスを行うなど、品質を確保する取り組みを行っている点も特徴です。

株式会社カゴメ|限定商品の販売とSNSを活用した宣伝を実施

野菜ジュースで有名な株式会社カゴメは、食品ECとしてカゴメ健康直送便を展開しています。

カゴメ健康直送便は限定の野菜ジュースやサプリメント・インスタントスープを販売するなど、実店舗の商品と差別化している点が特徴です。
いずれも健康志向が強いユーザーに向けたものであり、株式会社カゴメのブランド力を最大限活用しています。

また、カゴメ健康直送便はXやLINEといった各種SNSと連動することにより、効果的な広告宣伝を実践しています。

ジャン=ポール・エヴァン|限定商品で実店舗の顧客を誘導

ジャン=ポール・エヴァンは、フランスの有名ショコラティエが手がけるスイーツ専門店です。

ジャン=ポール・エヴァンも食品ECを運営しており、実店舗にはないオンラインストア限定の商品を販売しています。
実店舗の顧客を食品ECに誘導ができるため、さらなる売上の向上が期待できる施策です。

また、ジャン=ポール・エヴァンは積極的にキャンペーンを実施しており、シーズンに合わせたギフト向け商品に力を入れている点も特徴です。

オイシックス・ラ・大地株式会社|ミールキットでリピーターを獲得

引用:Oisix

オイシックス・ラ・大地株式会社はOisixと呼ばれる食品ECを展開しています。

Oisixは有機野菜・無農薬野菜を専門的に取り扱っており、安全性と品質の高さが人気です。
Oisixは特定のレシピに合わせて野菜や調味料、レシピをセットにしたミールキットを販売するなど、ユーザーの食生活に合わせた販売を行っています。

加えてAIを利用しておすすめの商品やレシピを紹介するような画期的な取り組みを行っており、リピーターを順調に獲得しています。

利便性が高いサイト作りの徹底も、Oisixの取り組みのひとつです。

Oisixは商品検索・注文履歴の確認が容易なうえに、配送した野菜のおいしい食べ方に関する詳細な説明も提供しています。
リピーターの獲得やユーザビリティの向上に関わる施策を積極的に実施した結果、Oisixは売上高の向上を実現しました。

ヨシケイ開発株式会社|ニーズを巧みに取り入れて売上高全国1位を達成

引用:ヨシケイ

ヨシケイ開発会社が運営する食品ECのヨシケイは、ユーザーのニーズを巧みに取り入れることにより、売上高全国1位を達成しています。

ヨシケイはミールキットを販売しており、ニーズに合わせてさまざまなメニューを展開しています。
栄養バランスが高い献立を揃えるなど、ユーザーのニーズを取り入れた商品展開がヨシケイの強みです。

また、ヨシケイは配送料無料や非対面で商品を受け取れる「鍵付きあんしんBOX」の提供など、ユーザーの使いやすさにも配慮しています。

参照:ヨシケイグループ|お知らせ

豊洲市場ドットコム|プロ向けの商品で独自性を確立

豊洲市場ドットコムは、豊洲市場の購入権を取得しているため、一般的なスーパーでは購入できない商品を取り扱っている食品ECサイトです。
プロ向けの食品が豊富であり、他社の食品ECにはない独自性が高いラインナップが強みです。

豊洲市場ドットコムが扱う商品は身近なスーパーには販売されていないうえに、「豊洲市場」という高いブランド力を持っています。
そのため、高い品質をユーザーにアピールできます。

さらに東京23区限定で、朝8時に仕入れた食品を当日中に配送するサービスを行っている点も魅力です。
高い鮮度と品質を持つ食品を提供できるため、多くのユーザーの心をつかんでいます。

ニチレイ株式会社|ユーザー参加型の食品ECを展開

冷凍食品で有名なニチレイ株式会社も食品ECを運営しています。

ニチレイオンラインは食品ECでは珍しい「ユーザー参加型」を採用している点が特徴です。
ニチレイ株式会社は、ユーザー同士でニチレイの商品の食べ方やレシピを共有できる機能があり、購入時の参考にできます。

ユーザー同士でアイデアを出し合うことにより、商品の情報を共有しやすくするだけでなく、購入意欲を高められます。

47CLUB|新聞社のネットワークで魅力的な特産品を提供

引用:47CLUB

47CLUBは、日本全国の地方新聞社が選んだ魅力的な特産品を提供する食品ECです。
地方新聞社の持つネットワークを活用し、競合他社の食品ECとは一味違う商品を販売しています。

47CLUBでは、地方新聞社の記者が顔出しで商品説明やコメントをしており、ユーザーは安心して商品を購入できます。
また、47CLUBは配送方法も充実している点も特徴です。

海外配送ができるうえに、複数の配送先を指定したまとめ買いも可能です。
そのため、お歳暮やお中元用に商品を購入したいユーザーから高い評価を得ています。

クックパッドマート|利便性が高いサービスで利用者の増加に成功

レシピを共有できるコミュニティサイトを運営しているクックパッドは、クックパッドマートと呼ばれるネットスーパー型の食品ECを運営しています。

クックパッドマートは利便性の高さから、利用者の増加に成功しました。
クックパッドマートはリーズナブルな金額で食品を販売しており、なかには一般的なスーパーで販売されない訳ありの食品も扱っています。

また、1品だけの注文でも送料がかかりません。

商品はマートステーションと呼ばれる宅配ボックスで受け取ります。
マートステーションは最寄り駅やマンションなどに設置されており、好きな場所やその日のスケジュールに合わせた受け取りが可能です。

クックパッドマートは共働きの子育て世代から高い支持を得ています。

フードロス削減への取り組みがSNSで話題を集めるなど、独自のプロモーションも行っています。

職人醤油|豊富なコンテンツで商品の魅力を訴求

引用:職人醤油

職人醤油は醤油を専門的に取り扱っている、珍しいタイプの食品ECです。
一見すると二ッチなジャンルですが、職人醤油は独自の取り組みで商品の魅力の効果的な訴求に成功しました。

職人醤油ではすべての醤油を100mlの容器で販売しており、商品ごとに味を比べられるようにしています。
さらに地域・食材などさまざまなジャンルの醤油を選べるなど、購入をフォローする設定を行っています。

職人醬油はコンテンツ数が豊富な点も特徴です。
醤油の知識・蔵元の情報・食材のレシピなど、醤油に関わるさまざまなコンテンツを掲載することにより、購買意欲をかきたてる食品ECを実現しています。

新たな取り組み事例から学んで食品ECを成功させよう

近年、食品ECはニーズの高まりにより、着実に市場を拡大させています。
ユーザーにとって、いつでもどこでも食品を購入できる食品ECは便利なサイトです。

しかし、食品業界全体のEC化の増加率はあまり高くありません。

食品ECはスーパーやコンビニのように商品を直接手に取って選べないうえに、スーパーやコンビニのようなスピーディーな買い物ができません。
また、商品によってはランニングコストが高くなるため利益の獲得が難しいといった課題もあります。

食品ECを運営する際は、これらの課題をクリアするだけでなく、リピーター獲得やユーザビリティの向上などを実現する施策を打ち出す必要があります。
本記事を参考に、新たな食品ECへの取り組みを検討してみてください。

【あわせて読みたい】おすすめ関連資料

EC事業を始める前に知っておくべきこと5選
>新規事業や既存事業のEコマース化を行う際、これまでとは違った手段で事業推進をしていくことから、どこから手を付けるべきか、どうやってはじめるべきか、といったお悩みに対し、必要な大所の知識を整理して提供する資料です。

売れるECに必要な条件と導入機能例
>ECサイトの売上を伸ばすための手法や、改善の打ち手をお探しの方に向けた導入例資料です。

会員制サービスのEC構築でよくある落とし穴
>最近のトレンドの中でもファンを獲得し、 ファン化を促進するための有効な手段として注目されているのが、会員制サービスです。この資料では、会員制サービスとEC構築の手引き書になることを目的として、Wakka .Incのノウハウを交えてご紹介します。

この記事を書いた人
Wakka Inc. メディア編集部
  • ホーム
  • ブログ
  • 食品ECの新たな取り組み事例|業界の課題や成功のポイントも解説