WordPressはどんなサイトに向いている?他のCMSと比較しながら解説!

2022.05.23
ラボ型・オフショア開発
安藤 大海
WordPress_CMS
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みなさんこんにちは。Wakka Inc.のWebディレクターの安藤です。

多くのwebサイトではコンテンツの更新が容易になるようにコンテンツ管理システム(CMS)を導入しています。

その中でもポピュラーなCMSとしてWordPressが利用されていますが、世の中にはWordPress以外にも様々なCMSがあります。

しかしその中でも、2022年5月現在、世界の全ウェブサイトのうち43%、CMSを使用しているサイトでは実に65%のシェアを占めているといわれており、圧倒的な人気を誇っています。

そこで今回は、改めてWordPressとはどのような特徴があるCMSなのか、向いているサイトはどのようなケースかについて、他のCMSと比較しながら解説していきます。

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目次

そもそも、WordPressとは

WordPressは、webサイトのコンテンツを管理するシステム=CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるソフトウェアの1つです。
元々はブログ管理ツールから発展したCMSで、今でもその特徴はあります。

《コンテンツを管理する機能》と《コンテンツを分類する機能》

極端に言ってしまえばWordPressの基本機能はわずか2つで、《コンテンツを管理する機能》と《コンテンツを分類する機能》になります。

《コンテンツを管理する機能》が、「投稿」や「ページ」であり、《コンテンツを分類する機能》が「カテゴリ」や「タグ」になります。
《コンテンツを管理する機能》のことを、WordPressの用語では「投稿タイプ」、《コンテンツを分類する機能》が「タクソノミー」と呼びます。

また、WordPressの管理画面からページを編集・追加したい時は、「どの投稿タイプか」を選択します。
wordpress_dashboard
引用元:https://ja.wordpress.org/support/article/dashboard-screen/

これは逆を言えば、「作成したページを後から別の投稿タイプに変更することは(あまり)想定していない」ということもできます。

WebRelease 2と比較

ほかのCMSと比較するとさらにわかりやすいです。
こちらはWebRelease2という別のCMSの管理画面です。

WebRelease2はWordPressとは対照的で、サイト内のすべてのページがツリー状に表示されています。

WebRelease2_dashboard1
引用元:https://www.frameworks.co.jp/ci2rpc000000002w-att/G-WR0275-001.pdf
新規ページ追加を押すと、ページテンプレートを選択したあと、編集画面に遷移し、
ページをどこに配置するかは後からでも変更ができるようになっています。

WebRelease2_dashboard2
引用元:https://www.frameworks.co.jp/ci2rpc000000002w-att/G-WR0275-001.pdf

WebRelease_dashboard3
引用元:https://www.frameworks.co.jp/ci2rpc000000002w-att/G-WR0275-001.pdf
こういった管理画面のつくりの違いからも、WordPressはブログ管理ツールがベースにあることがわかるかと思います。

ちなみに、WebRelease2のように後からページの置き場所を変更できるほうが便利と思われるかもしれませんが、これがブログのような、記事を頻繁に更新する・階層が浅い中規模サイトだとどうでしょうか?

毎回記事を追加する際にどこに置くかを設定したり、サイトツリーから編集したいページを探すのは返って面倒になると思いませんか。

《動的》と《静的》

すこし専門的な内容になりますが、WebRelease2とWordPressでは、もうひとつ仕組みが大きく異なる点があります。

それが、《動的》か《静的》かです。
WordPressは《動的CMS》で、WebRelease2は《静的CMS》です。

一番わかりやすい例では、記事の絞り込み検索が挙げられます。

WordPressは、複数の条件をかけ合わせて絞り込んだ結果をすぐに表示するができます。
しかしWebRelease2は、予め生成したHTMLのページを表示する仕組みとなっているので、条件に合わせてHTMLを大きく書き換えることが基本的には難しいのです。

上記のようなことから、WordPressは、中規模(約1000ページ以下)までの、階層が浅く、記事を頻繁に更新するようなサイトに適しているといえます。

しかし、元々がシンプルなブログ管理ツールのため拡張性があり、様々な開発者がプラグインを公開しているので、大きなポテンシャルを秘めています。

そのため、上記に挙げたようなサイトにとどまらず、様々なサイトのCMSとして世界中で利用されているのではないでしょうか。

まとめ

以上、CMSとして最もよく使われているWordPressの特徴と向いているサイトについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

Wakka Inc.ではお客様の運用体制や訴求したいコンテンツの内容をヒアリングしながら、WordPressに限らず、コーポレートサイトのリニューアル、その他大規模なサービスサイトなどの開発実績も多数ございます。

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この記事を書いた人
安藤 大海

学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。

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