Webサイトの表示速度が遅い!ヘッドレスCMSで改善しよう

2024.02.15
オウンドメディア
Wakka Inc. メディア編集部
Webサイトの表示速度が遅い!ヘッドレスCMSで改善しよう
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こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。

Webサイトを運営している企業にとって、サイトの表示速度が遅いことは重大な問題です。

サイトの表示速度が遅いと、顧客からの心証が悪くなり、収益の低下に直結します。
そのため、Webサイトの表示速度は必ず解決しなければならない課題です。

しかし、Webサイトの表示速度を改善しようにも、どのような方法が適切かわからない方もいるでしょう。

本記事ではWebサイトの表示速度が遅い原因や解決方法などについて解説します。
加えて、昨今多くの企業が実践している、ヘッドレスCMSを活用した表示速度の改善方法も紹介します。

Webサイトの表示速度を改善する際の参考にしてみてください。

目次

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表示速度が遅いWebサイトのデメリット3つ

表示速度が遅いWebサイトは、そのまま運営してもメリットはありません。
表示速度が遅いだけでも、以下のようなデメリットが発生します。

  • サイトから離脱する確率が高まる
  • SEO上の評価が低下する
  • 売上が減少する

いずれのデメリットも、企業にとっては不利益をもたらすものです。
デメリットについて把握すれば、Webサイトを改善する意義を理解できるでしょう。

サイトから離脱する確率が高まる

表示速度が遅いWebサイトは、ユーザーが離脱する確率を高めます。
表示速度が遅く、ユーザービリティが低いWebサイトは、それだけでユーザーに不快感を与えるものです。

「見たい情報が見られない」「製品を購入しようとしても決済まで進まない」となれば、ユーザーはすぐにサイトを離脱し、別のサイトに移るでしょう。
加えて、遅い表示速度を改善しない企業へのイメージも悪化します。

ユーザーの離脱率は、表示速度が1秒遅いだけでも跳ね上がります。
逆に1秒でも表示速度が速まれば、それだけユーザーがサイトにとどまりやすくなるでしょう。

SEO上の評価が低下する

SEOの観点で評価がマイナスになることも、表示速度が遅いWebサイトがもたらすデメリットです。

Webサイトの表示速度が検索エンジンが設定した基準値に達していない場合、検索順位が低下する恐れがあります。
とりわけGoogleは検索順位を決定する評価基準に表示速度を取り入れているため注意が必要です。

SEOの上位にWebサイトを表示させるうえでも、表示速度の改善は重要な要素です。

売上が減少する

表示速度が遅いためにユーザーの離脱率が高く、SEO評価も下がると検索の上位に表示されなくなるため、当然運営する企業の売上も減少します。

ECサイトのように、商品やサービスを提供するWebサイトだと、表示速度が遅いだけでもユーザーの購入意欲が大きく低下します。
その結果、商品やサービスが購入されなくなり、売上の低下に直結するでしょう。

表示速度が遅い原因4つ

Webサイトの表示速度が遅くなる原因にはさまざまなものがあります。
本章で解説する原因は以下の4つです。

  • 画像データや動画などが重い
  • Webフォントを適切に使用していない
  • サーバーのスペックが低い
  • 無駄なコンテンツやタグが多い

いずれの原因も、サイトのインターフェースや掲載している情報を変更するだけで解決できる可能性があります。
それぞれの原因について、詳しく解説します。

画像データや動画などが重い

画像データや動画などは、Webサイトの表示速度を遅くする原因になりやすい要素のひとつです。

画像データは解像度が高いほど容量が重くなるうえに、widthやhegihtが設定されていなかったり、フォーマットに対応していなかったりすると、表示速度に大きな影響を及ぼします。
一方の動画は画像データより容量が重く、サーバーへの負担を増やすリスクがあります。

なかでもスマートフォンやタブレットで撮影した画像や動画は、容量が重い傾向があるため、掲載する際は必ず圧縮してください。

Webフォントを適切に使用していない

Webフォントを適切に使用していないために、サイトの表示速度が遅くなるケースもあります。
WebフォントとはCSSを利用してサイト上でフォントデータを読み込み、文字として表示させる技術です。

Webフォントはサイトのデザインを統一化するうえで欠かせないものですが、設定のミスやサーバーの処理速度の影響で遅くなる場合があります。

そもそも日本語のWebフォントは文字数が多いため、データの容量が大きい点には注意しましょう。
そのため、複数のフォントを無理に利用するとWebサイトの表示速度を悪化させる恐れがあります。

サーバーのスペックが低い

Webサイトを製作する際に使用しているサーバーのスペックが低いと、どれだけコンテンツやインターフェースを最適化しても表示速度が遅延する恐れがあります。

とりわけ、共用サーバーを使用している場合は注意が必要です。
共用サーバーは、複数のWebサイトがサーバーを共有している状態であるため、互いの負荷の影響で表示速度が低下するリスクが高くなります。

無駄なコンテンツやタグが多い

表示速度が遅い場合、無駄なコンテンツやタグがないかもチェックしましょう。

Webサイトに多数のコンテンツを掲載していると、それだけ表示速度が遅延します。
表示速度を適正にするうえでも、掲載するコンテンツは必要な分だけにしましょう。

タグについても同様です。
企業が運営するWebサイトには計測タグや広告タグなどがよく設置されますが、適切に管理されていない状態だと表示速度を悪化させます。

とりわけGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールのようなタグは、必要以上に設置される傾向があります。
タグの管理ツールを活用し、効果計測に必要な分だけを設置するように心がけましょう。

表示速度を改善する方法4つ

Webサイトの表示速度を改善するなら、以下のような方法があります。

  • 画像データを圧縮する
  • Webフォントを導入する
  • コンテンツやタグを整理する
  • サーバーを見直す
  • ヘッドレスCMSを使う

表示速度はデータを整理したり、容量が重いデータを圧縮したりするだけでも改善される場合があります。
ただし、サイトの内容によっては大幅な改修をしなければ改善できないケースがあるので注意しましょう。

画像データを圧縮する

画像を多数掲載しているWebサイトなら、データを圧縮するだけで表示速度の改善が可能です。

画像のサイズを変更したり、解像度を下げたりすればサイトへの負荷を減らせます。
また、古いサイトでなければ画像の拡張子をWebpに変更するだけで、負荷を4分の1にできます。

CMSにWordPressを使用しているなら、EWWWをインストールする方法もおすすめです。
EWWWはWebpへの変換や遅延読み込みの設定などを一括でセットアップできるため、画像データ最適化が簡単にできます。

Webフォントを適正化する

Webフォントの適正化も表示速度の改善につながるでしょう。

複数のWebフォントをサイトに導入していると、フォントをダウンロードする際に時間がかかり、結果としてWebサイト全体の表示速度が悪化します。
Webフォントの数が多いなら、必要な分だけを選び、無駄なものを削除しましょう。

また、Webフォントの種類によっても読み込み速度を悪化させる原因になります。
そのため、Webフォントを複数試し、デザインと表示速度が適切なものを選択してください。

サーバーを見直す

サーバーのスペックが改善される見込みがないなら、サーバー自体を切り替える方法もおすすめです。
特に古いサーバーや共有サーバーであれば、切り替えた方が確実に表示速度を改善できます。

もしサーバーを切り替えるなら、新しいフォーマットに対応した専用サーバーを選びましょう。
専用サーバーなら他のユーザーのアクセスによる影響を受けにくく、安定した表示速度を維持できます。

ヘッドレスCMSを使う

Webサイトの表示速度が遅いなら、ヘッドレスCMSに切り替えましょう。
ヘッドレスCMSは昨今注目されているCMSであり、フロントエンドがなく、バックエンドのみを搭載している点が特徴です。

ヘッドレスCMSなら静的ファイルをそのまま表示できるため、従来のCMSより表示速度を速められます。
また、ヘッドレスCMSは柔軟にインターフェースやシステムを改修できるなど、開発者にとってもさまざまなメリットがあります。

ヘッドレスCMSのメリット5つ

Webサイトの表示速度を速めるうえで、ヘッドレスCMSの導入は有効な方法です。
本章ではヘッドレスCMSを導入した際のメリットを紹介します。

実際にヘッドレスCMSを導入した際のイメージが明確になるので、正確に把握しましょう。

従来のCMSより表示速度が速い

ヘッドレスCMSは従来のCMSと異なり、ビュワーとなるフロントエンドを切り離し、バックエンドに特化した形態を取っています。

そのため、入力したデータを閲覧用ファイルに生成するプロセスがなくなり、表示速度が速められます。

コストパフォーマンスが高い

コストパフォーマンスが高い点も、ヘッドレスCMSのメリットです。

ヘッドレスCMSはフロントエンドとバックエンドを切り離しているため、それぞれのフレームワークに集中して作業できます。
短時間でサイト製作やシステム構築ができるため、人件費のようなコストの抑制にも役立てられます。

加えて、閲覧用のファイルを生成しない分、サーバーに求めるスペックが高くない点もヘッドレスCMSの特徴です。
スペックが低いサーバーでもWebサイトの製作ができるため、サーバーにかかるコストも抑制できるでしょう。

マルチデバイスに対応できる

ヘッドレスCMSはマルチデバイスに対応しています。

従来のCMSはWebサイトに特化したものが多かったですが、ヘッドレスCMSスマートフォンやデジタルサイネージなどのさまざまデバイスに対応できます。
さらに、他のデバイスでも快適な表示速度でコンテンツを表示できるうえに、管理画面へのもアクセスも可能です。

フロントエンドを改修しやすい

フロントエンドが切り離されているヘッドレスCMSは、フロントエンドの自由度が高く、改修が容易です。

従来のCMSではフロントエンドを改修する際にバックエンドへの影響を考慮しなければならなかったですが、ヘッドレスCMSではその心配がありません。
改修したい部分だけをピンポイントで改修できるため、スピーディーにカスタムできます。

セキュリティ性が高い

ヘッドレスCMSはコンテンツを表示する際にサイバー攻撃の標的になりやすい動的ファイルを使用しません。
そのため、Webサイトの脆弱性を削減できます。

ヘッドレスCMSのセキュリティ性の高さは、個人情報を預かる機会が多いWebサイトにとって大きなメリットです。

ヘッドレスCMSを導入して表示速度を改善しよう

Webサイトにとって、表示速度が遅いことは大きなデメリットです。
ユーザーの離脱率が上がり、SEOの低下や売上の減少につながるなど、企業に不利益を被ります。

Webサイトの表示速度は掲載されている画像データ・コンテンツなどに加え、Webフォントやサーバーのスペックの影響を受けます。
そのため、画像データの圧縮や無駄なコンテンツの整理、サーバーの切り替えなどを行えば、表示速度の改善が可能です。

また、ヘッドレスCMSに切り替える方法も効果が期待できます。
ヘッドレスCMSなら表示速度を速められるうえに、開発にかかるコストの抑制や、マルチデバイス対応によるサイトの利便性の向上も実現できるでしょう。

Webサイトの表示速度を改善するなら、ぜひ検討してください。

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