独自SNSシステムを開発するメリットは?開発費用・構築方法も解説
こんにちは。Wakka Inc.のWebディレクターの安藤です。
近年、独自のSNSシステムを開発したいという企業のニーズが増えています。
しかし、ニーズが増えているのは知っていても、
「TwitterやFacebookがあるのにあえて独自SNSを構築する理由は?」
「独自SNSを開発するのにどれくらい費用がかかるのか?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では
- 独自SNSシステムを構築するメリット
- SNSに必要な機能
- 独自SNSシステムの構築方法と開発費用・期間
などについて解説します。独自SNSを自社に導入するきっかけとして、ぜひ本記事を参考にしてください。
SNSアプリとは
SNSはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、インターネット上で人とのつながりを作るコミュニティー型のサービスです。
ユーザーがそれぞれ情報発信でき、ユーザー同士の交流も可能です。
SNSを利用するユーザーは
- プロフィールや写真の管理
- メッセージの送受信
- コメントやリアクション
- コミュニティーの作成
など、多くの機能を利用しながらユーザー同士の関係を築いていきます。
また、個人の利用だけでなく、企業のブランディングやマーケティングの施策としても活用されています。
SNSアプリの種類
SNSは大きく分けてオープンSNS、クローズドSNS、特化型SNSに分類されます。
それぞれ見ていきましょう。
オープンSNS
オープンSNSとは、誰でも自由に参加できるSNSで、TwitterやFacebookなどに代表される有名なSNSが該当します。
参加したいユーザーは、プロフィールを登録するだけで気軽に参加できます。
オープンSNSは不特定多数のユーザーが利用し、個人が発信した情報が多くのユーザーに公開されるのが特徴です。
そのため、人とのつながりを増やしやすく、発信した情報を広く拡散できます。
企業にとっては、会社やサービスのプロモーション活動やマーケティングに利用できる環境と言えるでしょう。
クローズドSNS
クローズドSNSとは、オープンSNSとは違って特定の人だけが参加でき、限られた人とだけつながりを持てるSNSです。
mixiなどのように、すでに参加しているユーザーから招待を受けないと利用できないSNSが該当します。
また、企業内で運営する独自のSNSもクローズドSNSと言えるでしょう。
特定のユーザーだけが参加しているため、参加者全体の情報共有がしやすく、ユーザー同士のつながりを強くするのに向いています。
企業内で利用する場合は、情報共有や社内業務をスムーズに回す効果も見込めるでしょう。
特化型SNS
特化型SNSとは、オープン/クローズとは切り口が違っていますが、サービス内容を特定のジャンルや利用目的に絞り込んだSNSです。
例えば、ビジネスに特化したSNSの代表としては、LinkedInが挙げられるでしょう。
また、動画の発信を主なサービスにしているYouTubeは動画特化型のSNSと言えます。
独自のSNSシステムを構築するメリット
企業や飲食店などがTwitterやFacebookのサービスをフルに活用し、情報を発信するのは今では当たり前のように目にします。
このような状況を見ると、あえて独自のSNSを構築する必要はないと考える方もいるかもしれません。
しかし、独自のSNSを構築することで、自社のビジネスを効果的に成長させられる可能性はあります。
本章では、独自SNSシステムを構築するメリットについて解説します。
自社商品・サービスに特化したコミュニティーを構築できる
独自SNSシステムを構築するメリットとして、まず自社の独自性を強く打ち出せることが挙げられます。
自社の商品やサービスのポジションに近いジャンルに特化したSNSを提供できれば、SNSの利用者をサービスに引き込みやすくなるでしょう。
万人向けに作られたオープンSNSでは、まず自社の商品・サービスに関心のありそうなユーザーを絞り込んでいかなければいけません。
しかし、独自のSNSなら関心のあるユーザーだけを囲い込めます。
また、好みの共通したユーザー同士でコミュニティーが形成できます。
そのため、つながりを活かしてコミュニティーを成長させ、市場の拡大につなげることも期待できるでしょう。
最適化されたSNSマーケティングを展開できる
独自のSNSでは、利用者を囲い込んでさまざまなマーケティング施策が打てます。
オープンSNSの場合は、自社の商品・サービスに関心のあるユーザーを絞り込み、最終的には自社サイトへ誘導しなければいけません。
広告費をかけてさまざまな施策を打っても、途中で離脱してしまうユーザーは出てくるでしょう。
しかし、独自SNSであれば、効果的なマーケティング施策を展開するのに必要な機能を独自に開発できます。
そのため、例えば自社のECサイトなどと連動させ、購買までの導線を短縮できます。
また、他にも
- ユーザーにアンケートを取ってさらに細かい属性を把握する
- キャンペーン情報を発信して商品・サービスの利用を促す
といったことも比較的容易にできるでしょう。
企業のブランディングに役立つ
独自のSNSを構築すれば、企業のブランディングに役立てられます。
サイトのデザインにも独自性を採り入れられるため、例えばサイト全体をコーポレートカラーにしたり、自社のロゴを前面に押し出したりできます。
SNS機能のところどころに、自社のイメージ広告を埋め込むなどもできるでしょう。
SNSアプリに必要な基本機能
独自のSNSを構築する場合、アプリにはどのような機能が必要でしょうか。
自社の独自性を打ち出すためには、独自機能を搭載することも考えられますが、SNSとして成立させるために基本的な機能は揃っているのが望ましいでしょう。
本章では、必要と考えられる基本的な機能について簡単にご紹介しておきます。
ユーザー情報管理機能
SNSはコミュニティーを形成し、ユーザー同士のスムーズなコミュニケーションをサポートするのがメインです。
そのために必須と言えるのがユーザー情報を管理する機能でしょう。
ログイン機能や、ユーザーのプロフィールを登録する機能はSNSの入り口としてもちろん必要です。
それだけでなく、ユーザーがSNSの情報を得てからプロフィールの登録に至るまでの導線を考えて設計しておく必要があります。
例えば、ユーザーからの招待によってのみ参加できるようにするなら、既存ユーザーが新規ユーザーを招待する仕組みも必要です。
また、開発の際には、ログイン機能の中でセキュリティ要件を考慮する必要があります。
そのため、重要度の高い機能と言えるでしょう。
具体的には、下記のような考慮が必要になります。
- ユーザーID、パスワードの照合処理
- すでに使われているユーザーIDの重複チェック
- ハッキングにつながる危険なコードが入力されないよう入力できる文字列の制限
- パスワード変更機能
- パスワードを忘れた場合のリセット機能
メッセージ・チャット機能
メッセージ・チャット機能も、SNS内でユーザー同士のコミュニケーションを活性化するのに重要です。
SNSのメイン機能とも言える必須機能でしょう。
多数のユーザーに対して情報を公開できる投稿機能と、特定のユーザーの間だけでメッセージを共有できるDM(ダイレクトメッセージ)機能を備えるのが一般的です。
あるユーザーが発信したメッセージに対して、別のユーザーが
- コメントで返信する
- いいね!をつける
- メッセージをシェアする
といったリアクション機能も、有名どころのオープンSNSではよくあります。
フォロー機能
フォロー機能とは、他のユーザーとつながるための機能で、
- 発信内容をチェックしておきたいユーザー
- 頻繁にコミュニケーションを取るユーザー
などに対して使われます。
Twitterで言えばフォロー、Facebookなら友達申請がこれに当たります。
フォロワー数の多さはユーザーの影響力の指標になります。
つまり、フォロー機能によるデータでユーザーの影響力が把握できるのです。
ユーザーの影響力が把握できれば、インフルエンサーマーケティングを展開したいときなどに利用できるでしょう。
タイムライン機能
タイムライン機能は、フォローしているユーザーのメッセージやコメントを時系列で表示する機能で、これもSNSでは必須機能でしょう。
なぜなら、フォローしているユーザーそれぞれのページを見に行かなくても、フォローしているユーザーの発信が一覧で確認できるからです。
ただし、フォローするユーザー数が増えると発信された情報がすぐに流れてしまいます。
したがって、リアクションやコメントのやり取りが多く、つながりの濃いユーザーを中心に表示するなど、仕様の工夫が必要です。
画像や動画のシェア機能
画像や動画のシェアは多くのSNSユーザーが好んで利用する機能です。
つまり、ユーザーにとって魅力的な機能と言えるのではないでしょうか。
文字だけのコミュニケーションではなく画像や動画が扱えれば、ユーザー同士のコミュニケーションもより活発になるでしょう。
その意味では、できれば搭載しておきたい機能です。
キーワード検索機能
キーワード検索機能は、キーワードを指定してユーザー情報や、ユーザーが発信したメッセージから欲しい情報を検索できる機能です。
知りたい情報を検索する場合や、自分と共通の属性を持ったユーザーを検索する場合など、ユーザーの検索意図はさまざまでしょう。
ハッシュタグ検索が適しているケースも考えられます。
ユーザーニーズに合った検索機能を構築するのが重要です。
コミュニティー作成機能
そもそも、SNS自体がコミュニティーを形成しているわけですが、より細分化された範囲のユーザーでコミュニティーを作成する機能です。
ユーザー同士のつながりが増えていくと、
- 気の合う人
- 趣味や好みが一致する人
- 同じ地域に住む人
など、属性の近いユーザー同士のつながりが強くなります。
つながりが強くなったユーザー同士がコミュニティーを作成すれば、より快適に、より活発なコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
プッシュ通知機能
プッシュ通知機能は、
- 自分が発信したメッセージに他のユーザーがリアクションしたとき
- フォローしているユーザーが新しいメッセージを発信したとき
などに、通知してくれる機能です。
プッシュ通知機能があれば気になるユーザーの発信や、自分のメッセージについたコメントを見逃さないで済みます。
ユーザーにとっては重要な機能と言えるでしょう。
SNSにとっては欠かせない機能と言っても良いのではないでしょうか。
独自SNSシステムの構築方法
独自のSNSシステムとなると、難易度の高い特殊なシステムを構築するイメージがありませんか?
しかし、基本的にはWebベースのアプリケーションに変わりありません。
つまり、企業内で利用する業務システムの構築と手法は同様です。
ただし、機能によってはそれなりに難易度の高い仕様になる可能性はあります。
例えば、タイムライン機能に複雑なアルゴリズムを適用する場合などです。
また、ユーザーのSNS内での振る舞いはすべてデータベースに記録して管理します。
そのため、堅牢なバックエンド機能の設計が必要です。
さらに、アクセスの集中に耐えられるサーバーやネットワークインフラの構築が非常に重要です。
本章では、独自SNSシステムを構築する手法について解説します。
フルスクラッチ開発
フルスクラッチ開発は、既製品や既存の仕組みを使わず、システムをゼロから設計・開発する手法です。
大規模なシステムをまとめて開発する場合によく利用されます。
ゼロから設計するため、制約がなく自由に機能や仕様を決められるのがメリットです。
他の社内システムと連携したいなどの要求についても柔軟に対応できます。
独自のSNSを構築する場合、前章で解説したような機能群を搭載するとある程度の開発規模になります。
したがって、フルスクラッチ開発には適していると言えるでしょう。
また、自社の独自性を打ち出すという意味でも、フルスクラッチ開発のメリットが活かせます。
逆に、フルスクラッチ開発のデメリットは、ゼロからの設計・開発になるため開発費用が高額になることです。
リリースまでに時間もかかります。
また、ゼロから設計・開発するためには高い技術力が必要です。
そのため、フルスクラッチ開発では技術力の高いエンジニアが求められます。
クラウド型開発
クラウド型開発とは、SNSの構築に必要な部品を利用して開発する方法です。
SNSの構築に必要な部品は、クラウド開発会社やSaaSのプロバイダーが提供しています。
既存の部品を組み合わせて構築するため、フルスクラッチ開発よりも短期間・低コストで開発できるのがメリットです。
提供される部品の品質も保証されているため、品質保証にかかるコストも削減できるでしょう。
また、クラウド環境でシステムを構築されるため、インフラに投資するコストも減らせます。
さらに、提供された部品を組み合わせて構築できるため、フルスクラッチ開発ほど高い技術力は求められません。
もちろん、ITに精通している必要はありますが、開発できる技術者が社内にいれば自社開発も可能でしょう。
ただし、あらかじめ用意された部品を利用して構築するため、SNSの独自性に限界があるのがデメリットです。
オープンソースパッケージ開発
オープンソースパッケージ開発とは、SNSに必要な基本機能がテンプレート化されたオープンソースのパッケージを利用して開発する方法です。
SNSの基本機能が搭載されたパッケージを無料で利用できます。
そのため、クラウド型よりさらに低コストで開発できるのがメリットです。
また、クラウド型開発と同様に、比較的短期間で開発できるでしょう。
ただし、クラウド型開発と違ってインフラを自前で構築する必要があります。
また、そのまま使うだけでは独自機能がないのもデメリットです。
もちろん、オープンソースなのである程度のカスタマイズは可能でしょう。
しかし、カスタマイズするには高い技術力が必要です。
技術力のあるエンジニアがいない場合は開発会社に依頼するのが無難でしょう。
参考のため、SNS開発に適したオープンソースのパッケージをいくつか紹介しておきます。
OpenPNE
OpenPNEは、日本国内で開発されているオープンソースのSNSシステムです。
導入実績が豊富で開発も継続されていますが、海外では知名度がありません。
そのため、国内の人気に支えられていると言っていいでしょう。
Drupal + Open Social
Drupal + Open Socialは、オープンソースのCMSシステムであるDrupalに、SNS構築用のモジュール・プラグインをあらかじめ組み込んで提供されています。
CMSシステムとしても有名なDrupalをベースに開発されており、拡張性が高く稼働も安定しているようです。
WordPress + BuddyPress
WordPress + BuddyPressは、オープンソースのCMSシステムとして世界的に有名なWordPressに、BuddyPressというプラグウインを追加したものです。
ベースがWordPressなのでカスタマイズがしやすいのですが、BuddyPressが他のプラグインと競合して問題が起きる可能性が高いため、他のプラグインは併用しないのが無難です。
SNSシステムの開発費用と期間
SNSシステムの開発費用と期間は、前章で解説した開発方法のどれを採用するかで変わってきます。
本章では、SNSシステムの開発費用と期間について、開発手法ごとに見ていきましょう。
開発費用
開発手法と開発機能のボリュームによって、かかる費用は大きく変わってきます。
オープンソースパッケージ開発でカスタマイズをしない場合が費用は最も安くなるでしょう。
さらに、自社に開発できる人材がいれば、開発費用は社内の人件費だけで済みます。
ただし、カスタマイズをしないと独自性も出せません。
開発会社にカスタマイズを依頼するとしたら、ボリュームによりますが少なくとも100万円程度は見ておく必要があるでしょう。
逆に、フルスクラッチ開発で高機能なSNSを開発すると費用が高額になります。
フルスクラッチ開発の場合は、最低限の機能に抑えても500万円程度はかかるでしょう。
さらに、高機能・多機能の開発になると1,000万円を超えることもあります。
開発期間
システムをゼロから設計・開発する手法であるフルスクラッチ開発が、開発期間もやはり長くなります。
最低限の機能で開発しても6か月程度、大規模の開発になると1年以上かかることもあるでしょう。
クラウド型開発とオープンソースパッケージ開発はどちらも、フルスクラッチ開発よりも短期間で開発可能です。
すでに完成された部品やテンプレートがあるため、設計・開発に時間がかかりません。
早ければ1か月、長くても3か月程度あれば完成させてリリースまでできるでしょう。
開発手法別の費用と期間の一覧表
本章で解説した開発費用と開発期間について、開発手法別にメリット・デメリットを含めた一覧表にまとめておきます。
開発手法 | メリット | デメリット | 開発費用 | 開発期間 |
フルスクラッチ開発 | 機能や仕様を自由に決められ、独自性を追求できる | ・開発費用が高額 ・開発期間が長い ・高い技術力が必要 | 500万~1,000万円 | 6か月~1年 |
クラウド型開発 | ・短納期・低コストで開発できる ・インフラの構築が不要 | 独自の機能を構築できない ※クラウド開発会社がカスタマイズに応じてくれる場合あり | 100万~300万円 | 1か月~3か月 |
オープンソースパッケージ開発 | 短納期・低コストで開発できる | ・独自の機能を構築するにはカスタマイズが必要 ・カスタマイズには高い技術力が必要 | 0~100万円 | 1か月~3か月 |
SNSシステムを開発する際のポイント
本章では、SNSシステムを開発する際に気をつけておきたいポイントを解説します。
SNSはアプリかサイトか?
アプリとはSNSを利用するための専用アプリのことです。
サイトの場合は、専用アプリがなくてもブラウザーでアクセスできます。
近年はスマートフォンが急速に普及しました。
そして、インターネット利用者の大半はスマートフォンを使用するようになっています。
有名なオープンSNSもほとんどがスマートフォン用のアプリを提供しています。
その意味では、専用のアプリがあればSNSサイトは不要と思えます。
しかし、SNSの目的やターゲットを踏まえると、アプリを利用できるユーザーに限定すべきでない場合もあります。
その場合はSNSアプリの開発を基本としながらも、SNSサイトの展開を検討しておくと良いでしょう。
SNS開発の目的と実装する機能を明確にする
独自SNSをどのような目的で構築するかによって、必要となる機能は変わってきます。
そのため、開発する前にSNSの目的とねらいを明確にしておきましょう。
例えば、
- 企業のブランディング(自社の認知度を上げたい)
- 自社の商品・サービスの売上につなげたい
- 見込み客を囲い込んで育成(ナーチャリング)し、顧客化したい
など、具体的なねらいが明確になっていると、SNSにどのような機能を実装すべきかが明確になります。
例えば、売上につなげたいのであれば自社のECサイトなどと連携する。
そうすると、ユーザーが購買するまでの導線を短縮できるでしょう。
また、様々なマーケティング施策を打ちたいのであれば
- 一斉にクーポンを発行して商品・サービスの利用を促す
- 特定の属性グループをターゲットにキャンペーンを実施する
など、マーケティング施策をきめ細かく打てる機能の実装も考えられるでしょう。
つまり、目的が具体的になっていれば、使い勝手の良い機能は設計しやすくなります。
したがって、目的とねらいをより具体的にイメージしておくのがオススメです。
信頼できる開発ベンダーを選ぶ
SNSシステムを開発する人材が自社にいない場合は、開発ベンダーに依頼することになるでしょう。
特にフルスクラッチ開発は、自社の人材だけで実施するのが難しいのではないでしょうか。
もし、開発ベンダーに依頼するのであれば、開発実績などを確認して信頼できる会社を選ぶのが重要です。
信頼できる会社か判断するには、次のポイントに注意しておきましょう。
- フルスクラッチの開発実績が豊富か
- SNS開発のノウハウを持っているか
- 要件を上手く引き出して適切にまとめてくれるか
実際に開発を依頼する際は、先方に提案を依頼してからヒアリングや打ち合わせを重ねることになります。
その際に上記のポイントをよく確認しておきましょう。
また、SNSを運営しはじめると、ユーザーの利用状況に合わせて機能の改善や追加が必要になります。
信頼できる開発ベンダーが見つかったら、リリース後の開発体制やコストについても相談しておくと良いでしょう。
構築するSNSシステムの方向性を明確に!
SNSシステムの開発が無事終わっても、それだけでは成功したと言えません。
なぜなら、システム開発はリリースしてサービスを開始してからがスタートだからです。
最初に独自SNSを開発する目的を明確にして、ねらいを具体的に定めていると思います。
すなわち、当初のねらいどおりの成果を出せてはじめて、成功したと言えるのではないでしょうか。
そう考えると、最初にシステムの方向性を明確に決めておくのがいかに重要かわかるでしょう。
独自SNSの方向性をしっかり定め、自社の独自性を打ち出したシステムの構築を目指してください!
学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。