システム開発・構築の費用をシミュレーション!コストを下げる効果的な依頼方法も解説


こんにちは。Wakka Inc.のWebディレクターの安藤です。
「自社内でシステムを新たに構築したけれども、開発費用がどれだけかかるのか分からない。」
「システム開発会社にもらった見積もりが高いのか安いのか判断できない。」
上記のような悩みにより、システム構築に手が出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、システムについて詳しくない方でも理解できるように、システム開発・構築にかかる費用を4つのパターンについてご紹介します。システム構築のプロセス別の費用や、具体的な料金相場まで解説するので、システム構築を検討中の方は必見です。
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システム開発・構築費用の内訳や料金が変わる理由

一言でシステム開発やシステム構築とはいっても、実際には簡単で低コストなシステムから複雑で高額なシステムまで多岐にわたります。
それではまずシステム開発・構築費用がどのような内訳なのかを確認していきましょう。
また、特にシステム開発・構築を外注する際に、費用に差がある理由も解説しますので、見積もりをとる際の参考にしてみてください。
開発費は主に人件費で決まる
システム開発・構築費用の内訳を簡単に表したのが以下の式です。
「システム開発・構築費用=人件費+諸経費」
上記の通り、システム構築費用の内訳の多くは人件費で、エンジニアやプログラマーの雇用費用です。
一方、諸経費とは、機材などの設備費や開発で使うシステムのライセンス使用料などが含まれます。
物理的にシステムを開発しない限り、システムの開発・構築に必要なのは、プログラミングなどに使うコンピューターとエンジニアやプログラマーといった人材だけです。
つまり、システム開発・構築の際には、エンジニアの人件費について詳しく知っておく必要があります。
人件費の計算は「人月あたり」に注意が必要
システム開発・構築における人件費は、以下のように算出するのが一般的です。
「人件費=人月×人月単価×開発期間」
人月は月に必要なプログラマーの数、人月あたりは1人あたりの月間報酬額を表します。システム開発・構築費用をシミュレーションする際に、特に重要なのは人月あたりです。依頼するエンジニアの種類や経験などによって、人月あたりは以下のような違いがあります。
※表は、横にスクロールできます
| エンジニアレベル | 人月単価の相場 |
|---|---|
| 初級エンジニア | 60万~80万円 |
| 中級エンジニア | 80万~120万円 |
| 上級エンジニア | 100万~160万円 |
| フリーランスプログラマー | 40万~80万円 |
| 大手企業プログラマー | 60万~100万円 |
依頼するエンジニアは開発するシステムの複雑さによっても異なるので、システム構築費用の予算を考えるとき、自社が理想とするシステムを具体的に想像することも必要です。
また、システムの規模によって開発期間が変わるので、複雑かつ大規模なシステムほど構築費用が高くなる仕組みです。
では、システムを開発・構築するエンジニアは、どのようなプロセスに対して費用を請求しているのでしょうか。
システム構築のプロセスによって費用がかかる
システムの開発・構築には、さまざまな作業工程があります。また構築中のプロセスによっても、それぞれ費用が変わってきます。
そのため、より明確にシステム開発・構築の費用を理解するためには、次のポイントを知っておくことが大切です。
「各プロセスで何を行っているのか」
「それぞれの相場はどれくらいなのか」
ここからは、システムの開発・構築で発生するプロセスと、それぞれの費用について見ていきましょう。
要件定義の費用
要件定義とは、予算やシステムに必要な機能、テクノロジーの種類を用いるだけでなく、開発のスケジュールや人材資源配分も決める工程です。
システム開発・構築では、この要件定義を綿密に実施することが、のちの成否を決めると言っても過言ではありません。そのため、要件定義だけで費用を請求されるケースもあります。
要件定義の費用単体では、開発・構築費用のうち全体の10%程度になることもあります。
設計費
設計費とは、システム構築において、サーバーなどのインフラやプログラミング言語を決定する作業にかかる費用です。
基本構造やUIの設計から、プログラム内部に落とし込む設計、数学レベルの設計まで、この工程で決めています。
設計費は、要件定義費に含まれる場合も多く、要件定義費と合わせて全体の10~15%程度が相場です。
デザイン費
システム開発・構築におけるデザインは、デバイス上でユーザーの目に触れる画面の配色やボタンの位置などを決定する作業です。
UIデザインの設計などにかかる費用を、デザイン費用と呼びます。
主にデザイナーの人件費とデザインに使用するツールの使用料などが、デザイン費用の内訳です。デザイン費用の計算方法も、UIデザイナーの人月×人月単価×デザインの開発期間で算出できます。
開発費
開発費とは、その名の通りシステムの開発・構築の費用です。
開発段階で主体となって構築を進めているのは、システムエンジニアだけでなく、プログラマーです。
一方、それ以外の工程ではシステムエンジニアが主体となるため、プログラマーよりも単価が高くなる傾向があります。
開発費の計算方法には、先ほど説明した人件費の計算方法を用います。
システムの運用テスト費用
システムを運用するまでには、運用テストやテスト結果に紐付いた修正作業が必要です。
運用テスト費用が含まれていない場合、自社内でテストを実施する必要があるため注意が必要です。
また、テスト費用が安すぎても、十分に検品されずに納品されてしまう可能性もあります。
運用テスト費用に関しては節約せずに、アフターフォローまでしっかり実施してくれる開発会社を選ぶことがポイントです。
以上が、システム開発・構築のプロセスとその費用です。各プロセスで費用も違いますが、料金の違いはシステムの種類によっても異なります。
開発するシステムの種類や目的により費用も変化
開発・構築するシステムの種類や目的によっても、費用は変化し、その種類には、主に以下の4種類があります。
- 基幹システム… 会計・人事・生産・販売などの経営資源を管理するシステム
- 業務管理システム…顧客情報や営業活動を管理するシステム
- Webシステム…インターネットを通じて情報を処理するシステム
- アプリケーション…特定の機能を備えたプラットフォームとなるシステム
上記4つのシステムは、それぞれ開発・構築するにあたって独自の料金体系があります。
また、システム関連で費用を変化させるもう1つの要件が、システムを開発・構築する目的です。
- システムの導入が目的
- 既存システムのカスタマイズが目的
- フルスクラッチ開発が目的
0から大規模な開発・構築をするほど、費用は高くなります。
ここからは、各システムの開発・構築費用を理解するためにも、システムの概要や費用の紹介も含めながら料金相場を解説します。
【種類別】システム開発・構築の費用相場一覧
システム開発・構築の費用は、どのような種類のシステムを構築するかによって大きく異なります。
ここでは、企業で導入される代表的な4種類のシステムについて、それぞれの特徴と費用相場を詳しく解説します。
自社が必要としているシステムの種類を見極め、適切な予算計画を立てる際の参考にしてください。
【基幹システム】の構築費用と料金相場

基幹システムは、経営資源となるヒト・モノ・カネを管理するためのシステムです。
企業の経営情報を管理するため、自社でシステムを開発することで、流出や外部要因による経営ストップのリスクが減少できます。
以下が、基幹システムをより細かく分類した4つのシステムです。それぞれのシステムが、各資源を個別に管理する用途で運用されます。
※表は、横にスクロールできます
| 人事管理システム | 勤怠、労務、給与、人事情報などのヒトを一括管理できるシステム |
| 販売管理システム | 受注、在庫、出荷、売上などのモノを管理するシステム。小売業などで多く使用される。 |
| 生産管理システム | 原価・仕入れ・納期などのモノを管理するシステム。製造業などで多く使用される。 |
| 財務・会計管理システム | 伝票、決済表、支払諸表などカネを管理するシステム。 |
上記の各システムも、開発・構築費用はその目的によって変化します。以下で、各システムと開発目的に合わせた、料金相場をご紹介いたします。
※表は、横にスクロールできます
| 種類・目的 | システム導入 | カスタマイズ | フルスクラッチ |
|---|---|---|---|
| 人事管理システム | 月額1万円~ | 60万円~ | 300万円~ |
| 販売管理システム | 月額10万円 | 100万円~ | 500万円~ |
| 生産管理システム | 月額10万円 | 100万~200万円 | 500万円~ |
| 財務会計管理システム | 月額5万円~ | 250万円程度 | 400万円~ |
上記のように、販売管理や生産管理といったモノの管理システムの方がより高額になる特徴があります。
フルスクラッチ開発で販売管理システムを構築した場合、料金相場は500万円以上です。
逆に、人材や会計の管理システムは、使用する人間がバックオフィスの担当者に制限されることが多いのでコストを抑えられる傾向があります。
最近は、すでに開発されているシステムを月額課金制で導入できるサービスも増えているのが現状です。
とはいえ、月額10万円のサービスを5年間利用すれば、合計600万円ですので、フルスクラッチのシステムを導入したほうが安い可能性もあります。
【業務管理システム】の構築費用と料金相場

営業活動や顧客管理など直接業務に関わる情報を管理するシステムが、業務管理システムです。
同規模の基幹システムと比較すると、経営に対する優先度が下がるため、相場は基幹システムより安くなる傾向があります。業務管理システムに関しても、大きく分けて以下の4つのシステムに分類できます。
※表は、横にスクロールできます
| 営業支援システム(SFA) | Sales Force Automationの略で、営業の状況やお客様への提案内容など、営業活動情報に関する管理をするシステム。 |
| 顧客管理システム(CRM) | Customer Relationship Managementの略で、顧客のサービス利用状況や問い合わせ内容など、顧客に関する情報を管理するシステム。 |
| 自動化システム(MA) | Marketing Automationの略で、メール配信や顧客対応の自動処理などの機能をもつマーケティング自動化システム。 |
| 進行管理システム | プロジェクトの進行や変更、担当者のタスクなどを管理するシステム。 |
上記のように、業務管理システムはフロント業務を支援するシステムです。
システムを導入すれば、半永久的にフロントに立つ人材の生産性向上が期待できます。
業務管理システムの料金相場は、次の通りです。
※表は、横にスクロールできます
| 種類・目的 | システム導入 | カスタマイズ | フルスクラッチ |
|---|---|---|---|
| SFA | 月額5万円 | 年間200万円程度 | 500万円~ |
| CRM | 月額5万円 | 年間100万~200万円 | 500万円~ |
| MA | 月額5万円 | 年間100万円程度 | 500万円~ |
| 撮像管理システム | 月額1万~5万円程度 | 年間50万円程度 | 300万円~ |
業務管理システムには、クラウド系のサービスも多く、システムの導入だけなら月額5万円程度での導入も可能です。
ただし、業務管理システムを導入している企業は、エンタープライズシステムをカスタマイズしているケースが多く、料金相場は年間100万~200万円程度です。
また、マーケティングを自動化できるMAと顧客管理が効率化できるCRM、その後の営業を管理するSFAは、組み合わせて導入するケースも多い傾向があります。
その場合、個別に導入するよりも費用は安くなりますが、ツール導入でも月額料金は10万~20万円程度です。
フルスクラッチ開発では数千万円以上の費用がかかることもあります。
【Webシステム】の構築費用と料金相場

ブラウザを経由すれば、誰でもアクセスできるので、不特定多数のユーザーに利用してもらえる特徴があります。
※表は、横にスクロールできます
| ECサイト | 商品の紹介だけでなく、決済機能や検索機能なども搭載したネットショップのシステム。 |
| 予約システム | 予約機能やメール配信機能などを搭載している、店舗予約や企業のアポ予約などを管理するシステム。 |
| CMS | Webページの作成を簡単にしてくれるシステム。 |
| 決済システム | クレジットカードなどを通じて、支払いできる機能を搭載したシステム。 |
上記では一部しか紹介していませんが、Webページを経由して利用できるシステムは、すべてWebシステムに分類できます。
そのため、基幹システムや業務管理システムの中でも、クラウド経由でアクセスできるシステムはWebシステムに分類されることもあります。各Webシステムをさらに目的別に分類した場合、システム開発・構築の料金相場は以下の通りです。
※表は、横にスクロールできます
| 種類・目的 | システム導入 | カスタマイズ | フルスクラッチ |
|---|---|---|---|
| ECサイト | 50万~100万円 | 100万~300万円 | 300万円~ |
| 予約システム | 80万~150万円 | 200万~400万円 | 400万円~ |
| CMS | 50万円~ | 100万~300万円 | 300万円~ |
| 決済システム | 10万円~ | 30万~50万円 | 150万円~ |
ECサイトの開発・構築費用は、システム導入で50万~100万円程度です。
Amazonや楽天などのプラットフォームに出店するだけなら費用はさらに安くなりますが、今回はあくまで自社のシステムとして導入した場合の費用です。
CMSや決済システムのようにシンプルな機能のみのシステムであれば、開発・構築の費用は安くなる傾向にあります。
【アプリ開発】の費用と料金相場

アプリケーションは、特にスマートフォンの利用者に向けて開発されるシステムです。
ここまで紹介した、業務管理システムやWebシステムの延長として開発されることも多いのが特徴です。
※表は、横にスクロールできます
| 種類・目的 | システム導入 | カスタマイズ | フルスクラッチ |
|---|---|---|---|
| EC系アプリ | 5万円~ | 100万~300万円 | 300万円~ |
| 広報系アプリ | 5万円~ | 50万~100万円 | 100万円~ |
| ツール系アプリ | 5万円~ | 50万~300万円 | 300万円~ |
| ゲーム系アプリ | – | 300万~750万円 | 1,000万円~ |
簡単な機能のみ搭載したシステムの場合や、すでにシステムを持っていて、アプリ開発ツールだけの導入で良いのであれば、月額5万円程度でアプリを導入できます。
とはいえ、完全自社でフルスクラッチ開発したアプリを作成すると、1,000万円以上の費用がかかる場合もあります。
予算次第では、業務管理システムやWebシステムの開発・構築に伴い、アプリ開発を進めることも可能です。
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システム開発・構築のコストを安く抑える方法

ここまで各システムの構築費用を見てきて、「想像していたよりも、少し料金が高いな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
システムの開発・構築費用が安く抑えられる点があります。
ここからは、開発・構築費用を抑える方法を4つ解説していきます。
- 要件定義を丸投げしない
- 予算を明確にして事前に伝える
- 最初からシステムの機能を増やし過ぎない
- 補助金・助成金を活用する
導入したいシステムの開発・構築費用が、現状考えている予算を超えている方は必見です。
要件定義を丸投げしない
システム開発の費用を安く抑えるためには、要件定義をシステム開発会社にすべて依頼しないことが重要です。
したがって、「他の事例のようなシステムを構築してほしい」のような依頼では、システムの概要が伝えられません。
次のように、具体的なシミュレーションが重要です。
- どのような機能をいくつ入れるのか
- 想定する利用人数はどれくらいなのか
シミュレーションをもとに要件定義を進めれば、依頼先が考えることが減り、その分作業も少なくなって費用も抑えられます。
システム開発や構築の費用を抑えるためにも、開発会社に問い合わせる前に、具体的なシステムの機能や規模をシミュレーションしてみることをおすすめします。
RFP(提案依頼書)を細かく作成できれば、要件定義の費用を抑えられるはずです。
もし、システムに関する知識が乏しくRFPが作成できない場合は、ぜひ弊社が作成した【無料DL】すぐに使えるRFPテンプレートをご活用ください。
予算を明確にして事前に伝える
事前にシステムの開発・構築にかけられる予算を伝えることでも、費用を抑えられます。
先に明確に予算を伝えておけば、開発会社は予算内でできる規模や実装できる機能を吟味して、見積もりを作成してくれるはずです。費用の無駄をなくすことにも繋がります。
社内のリソースも十分に検討したうえで、自社内でシステムの構築にかけられる費用をシミュレーションし、事前に予算を立てていきます。
最初からシステムの機能を増やし過ぎない
システム構築の費用を安くするために、最初からシステムの機能を増やし過ぎないことも重要です。
特に、1からシステムを構築する場合には、まず最低限の機能だけ実装した状態で納品してもらうことがポイントです。
一度、大規模なシステムを設計したあとで変更したい部分が出てきた場合、大がかりな修正が必要になりコストもかさみます。
少ない機能のみ実装した状態で、社内や一部のユーザーで試してみると、改善点やエラーを見つけるのが比較的簡単で、費用もおさえられるのです。
開発会社に依頼する際、将来的なシステムの拡大も検討し、最低限必要な機能をシミュレーションしながら要件定義を進めていきます。
補助金・助成金を活用する
システムの開発・構築に取り組む場合、補助金を活用できる可能性があります。以下が、システム開発一覧・構築に活用できる補助金です。
- ものづくり補助金…生産性向上に関する革新的なサービス開発を行うための設備投資を支援する補助金。
- 事業再構築補助金…コロナウイルスによる経済変化に対応するため、新分野や業態転換を支援する補助金。補助額は100万~8,000万円。
- IT導入補助金…ITツールを導入した業務効率化や収益向上を支援する補助金。補助額は、30万~450万円。
- 小規模事業者持続化補助金…システムを活用した販路開拓に取り組む小規模事業者向けの補助金。
どの補助金に関しても、補助金申請の仕組みが複雑で、採択率は50%程度です。本気でシステム開発・構築に取り組むならば、補助金を申請するのも考慮する必要があります。
システム開発・構築を依頼する際の注意点

システムの開発・構築を依頼する際には、注意点もあります。システムの開発・構築は、時間や費用などさまざまなコストがかかるため、重要な経営判断の1つです。
依頼時にミスがあると、システム開発・構築に高い費用をつぎ込んで後悔することもあります。
そもそもシステム開発・構築が必要なのか考える
「開発会社や業務委託に依頼してまで、システムを開発・構築する必要があるのですか?」を、まず考える必要があります。
自社でシステムを開発・構築すると、数百万から数千万単位で費用が発生します。高額な費用をかけてまで、自社独自のシステムを活用する意味から考えるべきです。
仮に、業務管理システムであれば、サブスクリプション型のクラウドサービスを契約すれば、月間数十万円でシステムを利用できます。
現在システム開発・構築の費用が、導入システムを利用する費用よりも、コストパフォーマンスが高いのかをよく検討してください。
運用・保守のコストも予測しておく
システムを開発・構築したあとには、構築費用だけでなく、運用や保守の費用がかかります。
システムの運用や保守とは、システムをいつでも使用できるよう維持する作業のことです。
システム運用・保守の費用としては、自社で運用・保守を担当するエンジニアの採用や雇用、システムで使われているインフラの使用ライセンス料などがあげられます。
運用・保守にかかる費用も含めて予算に合うかどうかを考慮しなければなりません。
長期的な運用も含めて、どれくらいの予算が取れるのかを確認してみてください。
失敗しないシステム開発会社の選び方

自社でシステムを開発・構築するリソースがなければ、開発会社に依頼する必要があります。
そのようなシステム開発会社は多数あり、「どの会社を選べば安くて良いシステムを開発・構築してくれるのか」は悩みどころです。
とはいえ、開発会社にもそれぞれ特徴や料金体系があるため、構築したいシステムに応じた依頼先が必ず存在します。
この記事の最後に、どのようにシステム開発会社を選べば成功に向かうのかを解説します。
複数社で見積もりを依頼し比較検討する
システム開発・構築を依頼する場合、1つの開発会社だけを参考にするのは危険です。
まずは複数社でシステム開発・構築の費用の見積もりを依頼し、十分に比較検討することがポイントです。
各社の見積もりから料金の差を明確にすれば、他社の見積もりを参考に、値下げの交渉ができる可能性もあります。
同業他社や同規模の企業で実績がある会社を選ぶ
開発会社にも、それぞれ得意な開発・構築領域やシステムの規模があります。
そのため、自社が希望するシステムの種類や規模において、実績を持っている開発会社を選ぶことがポイントです。
特にWebサイトには、各社の開発事例が紹介されていることも多く、同業他社や同規模のシステム開発を行った実績は参考にできます。
もし、希望しているシステムの実績が詳細に記載されていない場合には、開発会社に問い合わせる手もあります。
見積もりの内訳が明確かを確認する
システム開発会社から提示された見積もりは、内訳が詳細に記載されているかを確認することがポイントです。
優良な開発会社であれば、要件定義、設計、開発、テストなど各工程ごとの費用や、エンジニアの人月単価、必要な人員数、開発期間などを明確に提示してくれます。
逆に「一式〇〇万円」のような大雑把な見積もりしか出さない会社は、後から追加費用を請求されるリスクがあるため注意が必要です。
また、見積もりの内訳が詳細であれば、他社との比較もできます。どの工程にどれだけのコストがかかっているのかを把握できれば、費用が妥当かどうかの判断材料にできることも、確認が重要な理由の1つです。
不明な項目があれば遠慮せずに質問し、納得できる説明が得られるかどうかも、信頼できる開発会社を見極める重要なポイントです。
運用・保守まで対応できる体制かを確認する
システムは開発・構築して終わりではなく、リリース後の運用・保守が重要です。
そのため、開発会社を選ぶ際には、運用・保守まで一貫して対応できる体制が整っているかを確認することが求められます。
システムの運用段階では、不具合の修正やセキュリティアップデート、機能追加など、継続的なメンテナンスが必要です。
開発のみを行い、運用・保守は別会社に依頼しなければならない場合、引き継ぎの手間やコストが発生するだけでなく、トラブル発生時の対応が遅れるリスクもあります。
開発から運用・保守まで一貫して対応できる会社であれば、システムの仕様を熟知しているため、迅速かつ適切なサポートが期待できます。
契約前に、運用・保守の対応範囲、サポート体制、緊急時の連絡方法、保守費用などを具体的に確認し、長期的に安心して任せられるパートナーを選ぶことがポイントです。
システム開発の相場に関するよくある質問(FAQ)

システム開発・構築の費用相場について、多くの企業担当者が感じる疑問や質問をまとめました。
システム開発を検討される方が抱きやすい不安や、見積もり時に判断に迷うポイントについて、具体的にお答えします。
Q. システム開発の費用相場はいくらくらいですか?
基幹システムをフルスクラッチで開発する場合は300万円〜500万円以上、業務管理システムはおよそ500万円前後、Webシステムやアプリ開発は100万円〜1,000万円以上と幅があります。なお、既存システムの導入のみであれば、月額数万円から利用できるものもあります。
Q. 見積もりが高いか安いかはどう判断すれば良いですか?
見積もりの妥当性を判断するには、複数社から見積もりを取り比較検討することが重要です。
また、見積もりの内訳が詳細に記載されているか、各工程の費用や人月単価が明確かを確認します。
同業他社や同規模のシステム開発実績がある会社の見積もりを参考にすることで、適正な価格帯を把握できます。
Q. システム開発は小規模でも依頼できますか?
システム開発は小規模でも依頼可能です。例えば、決済システムの導入であれば10万円程度から、CMSやECサイトの構築・導入であれば50万円程度から対応できる場合もあります。
また、最初から大規模なシステムを構築するのではなく、最低限の機能のみ実装した状態で納品してもらい、段階的に機能を追加していく方法もおすすめです。
Q. 運用・保守費用はどのくらい見ておくべきですか?
運用・保守費用は、システムを開発・構築した後も継続的に発生します。
システムの運用・保守を担当するエンジニアの採用や雇用費用、インフラの使用ライセンス料などが対象です。
開発費用だけでなく、長期的な運用コストも含めて予算を確保し、システムによる収益化の可能性も考慮しながら計画を立てることが求められます。
Q. 見積もりを取る前に準備すべきことは何ですか?
見積もりを取る前に、導入したいシステムの機能や規模を具体的にシミュレーションしておくことが重要です。
必要な機能の数、想定利用人数、自社の予算などを明確にし、提案依頼書を作成する必要があります。
要件定義を丸投げせず、事前準備を十分に行うことで、開発会社の作業負担が減り、費用を抑えられます。
目的や規模を明確にしてシステム開発を成功させよう

システム開発・構築の費用は、システムの種類、開発の目的、規模によって大きく変動します。
簡単なシステム導入なら数十万円から可能ですが、複雑なフルスクラッチ開発では数千万円以上かかることも珍しくありません。
費用を抑えるためには、自社の予算内で構築したいシステムの種類や規模を明確にし、要件定義を丸投げせず具体的にシミュレーションすることが重要です。
複数社から見積もりを取り、運用・保守まで対応できる開発会社を選ばなければなりません。
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学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。








