オフショア開発AWS

2021.8.30

【コスト削減】Glacierの特徴とAmazon S3からの移行方法を解説

  • facebook
  • twitter
  • はてなブックマーク
  • pocket

みなさんこんにちは。Wakka Inc.日本拠点でインフラエンジニアを担当している金です。

今日はAWSのコスト削減のお話をしたいと思います。

Webアプリケーションを運用していると、利用者の増加やコンテンツ量の増加によりデータ量が意外と増えてきます。AWSにおいてデータを格納する場所はS3などがありますが、S3はデータ容量に応じて料金がかかることもあり、運用コストが増大することがあります。

管理者の中には、AWSの請求金額が増えてきたと感じている方もいるのではないでしょうか。AWSの節約方法は複数ありますが、その中のひとつとして、Glacierに移行する方法をご紹介します。次にAmazon S3とGlacierの概要や違い、料金比較、移行手順について丁寧に説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

Amazon S3とGlacierの概要と違いについて

まず、そもそものAmazon S3とGlacierの概要と違いについて解説します。改めてどのようなサービスなのか見直したい方、はじめてGlacierという言葉を聞いたという方はここからチェックしてみてください。

Amazon S3とは?

Amazon S3はデータを保存することができるオブジェクトストレージサービスです。パソコンに言い換えれば、HDDやSSDに分類されます。テキストデータや動画コンテンツ、音声ファイルなどさまざまなデータ形式を保存することができます。容量は、無制限となっており、どのようなWebアプリケーションのデータ量にも対応することができるでしょう。また、AWSのバックアップ機能として知られるスナップショットに関してもS3に保存されます。

ちなみに、S3ではデータが保存される場所のことをバケットと呼びます。また、格納場所はバケットとオブジェクト、キーを組み合わせたURLで表現され、操作をする際はGETやPUTなどの使用が可能です。

Glacierとは?

Glacierの正式名称は、Amazon S3 Glacierです。低コストでの運用を実現可能にしたS3のクラウドストレージクラスになります。S3とGlacierはデータを保存するという同じ目的で使用されることが多いです。しかし機能性に違いがあり、データを保存する場所として各個人の好みの選択することになることが多いでしょう。これについては後述します。

Glacierは耐久性に優れており、データが壊れてしまう心配がありません。また、包括的なセキュリティ機能を備えており、ストレージの適切な管理が行いやすくなっています。

Amazon S3とGlacierの3つの違いについて

両者の具体的な違いは下記の通りです。

  • データの取得速度
  • 操作性
  • 構成要素

違い①データの取得速度

1つ目の違いはデータの取得速度です。

S3はデータを瞬時に取り出すことができます。一方、Glacierは4〜5時間程度の時間が必要です。そのため、すぐにデータの取り出しが必要なファイルは、S3に保存するといいでしょう。一方、バックアップファイルなど、時間がかかっても問題ないものはGlacierがおすすめです。

違い②操作方法

2つ目の違いは、操作方法です。

S3を操作するときは、AWSコンソールで行うことができます。一方、GlacierはAPIツールなどが必要になるため、別途準備しなければなりません。

違い③構成要素

3つ目は、構成要素の違いです。

S3はバケットを作成しその配下にデータが格納されます。また、データはオブジェクトとして扱われ、一つ一つのオブジェクトを識別するためにキーが付与されているのです。

一方、GlacierはVaultとArchiveによって構成されています。Vaultの中にArchiveがいくつも入っているイメージです。また、Archiveは複数のデータのまとまりでtar形式でダウンロードすることもできます。

Amazon S3とGlacierの料金を比較

AWSのストレージサービスは、容量に応じて費用が必要です。Amazon S3は1GBあたり約10円かかります。一方、Glacierは1GBあたり約1円です。つまり、10分の1の値段でストレージを確保することができます。

このように、とても費用が抑えられるためGlacierにデータを移行させる人が多いです。しかし、安い代わりにすぐに取り出しが必要なデータの保管には向きません。そのため、バックアップデータをGlacierに移管するなど、保存するデータにについて慎重に検討する必要があるでしょう。

Amazon S3からGlacierへデータを移行する方法

次に、Amazon S3からGlacierへデータを移行する方法を解説します。チュートリアル用のAWSのためバケットが何もない状態です。そのため、バケットをあらたに作成し、そこにファイルをアップロードし、そしてバケットの設定からGlacierへ移行するという流れで解説します。すでにデータがある人はバケットの設定からチェックしてください。

1.AWSコンソールからS3の画面に遷移してサイドメニューからバケットをクリックします。

2.次に、右側にあるオレンジ色の「バケットを作成」をクリックしてください。

3.バケット名を作成してリージョンを選択します。その後、画面下部の「バケットを作成」ボタンをクリックしてください。今回のチュートリアルではバケット名をtutorialglacier、リージョンはアジアパシフィック(東京)を選択しました。

4.次に、作成したバケット名をクリックしてください。

5.右側にある「アップロード」をクリックします。

6.画面の中にアップロードしたいファイルをドラッグアンドドロップしてください。今回のチュートリアルではtutorialという画像ファイルをアップロードしました。下部にスクロールして「アップロード」ボタンをクリックします。

7.次に、アップロードしたファイルをGlacierに移行しましょう。データを移行したいバケットを選択して上部メニューの中にある「管理」をクリックします。

8.ライフサイクルルールから「ライフサイクルルールを作成する」を選択してください。

9.ライフサイクルルール名とプレフィックスを入力します。

10.次に、ライフサイクルルールのアクションからGlacierへデータ移行することを指示します。

11.現行バージョンをストレージクラス間で移行するのチェックボックスにチェックを入れます。

12.オブジェクトの現行バージョンをストレージクラス間で移行するという項目の「ストレージクラスへの移行」でGlacierを選択してください。そしてオブジェクト作成後の日数を入力します。1日後に移行したい場合「1」を入力します。

13. S3からGlacierに移行する手順は以上です。

開発コストを抑えるなら株式会社Wakkaのオフショアラボ型開発がおすすめ

サービスの運用を開始し、ある程度年月が経過するとデータが蓄積します。特にサービスの成長が著しい場合、データの蓄積スピードも速くなるでしょう。ストレージを節約するためにGlacierへの移行を挙げましたが、運用コストの節約には限界があります。

これからWebアプリケーションを構築してサービスの開始を検討しているなら開発コストを抑えてみてはいかがでしょうか。開発コストを抑えることで運用も含めたトータルコストを削減することができます。

開発費用を抑えるなら、株式会社WakkaInc.が提供するオフショア開発サービスがおすすめです。ベトナムなど海外に開発を委託することで、大幅にコストダウンを見込むことができます。興味のある方は、オフショア開発サービスの詳細を下記のURLからぜひご確認ください。

https://wakka-inc.com/businesslist/business1/

Amazon S3からGlacierへデータを移行し運用コストを削減しよう!

今回は、Amazon S3とGlacierの概要と違い、移行する流れについて解説しました。Glacierは、バックアップファイルなどの保存に向いているストレージです。データの取得に速度を求めないようなファイルを移行させて、Amazon S3のコスト削減を図りたい方はぜひ試してみてください。

Wakka Inc.ではITコンサルティングに加えて、開発コストの削減につながるオフショアラボ型開発や海外開発子会社設立支援サービスを提供しています。興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。

お問い合わせはこちら

金昌洙

金昌洙
前世は社内ネットワーク部門でインフラ担当していました。当時4Uサーバーの重さに限界を感じ、クラウド推進派に。 Wakka Inc.の日本拠点にインフラエンジニアとして参画し、サーバー・ネットワーク全般を担当。最近はDocker・CI/CDなどに取り組んでいます。

お見積りやご相談について

Wakka Inc.へのお見積りやご相談は、お問い合わせ
フォームをご利用ください。

お電話でのお問い合わせ03-3353-4811

Scroll Top