WordPressを高速化する5つの方法|計測から対策まで網羅

2021.07.04
安藤 大海
目次

はじめに

みなさんこんにちは。Wakka Inc. Webディレクターの安藤です。
突然ですが、みなさんの会社のサイトはスムーズに表示されていますか?

「WordPressでサイトを運用しているけど、最近サイトの表示速度が遅い気がする」、「SEO対策のためにもサイトを高速化したいが、どのようにすれば良いかわからない」という悩みを抱える方も少なくないでしょう。

これは、サービスを開始した当初はアクセス数も少ないため、スムーズに運用できるのですが、サービスが軌道に乗ってきて利用者が増えるとサーバーに負荷がかかり、表示速度が低下してしまうことが理由です。

このようなサイトの表示速度はユーザービリティの低下、離脱率の増加、それによってサービスの機会損失にもつながりかねません。せっかく努力してきたのにサイトの速度で成長が鈍化してしまうのは避けたいですよね。

今回は、WordPressサイトの表示速が遅いと感じる場合の、チェック方法や高速化の方法を解説しますので、サイトの遅さに悩む経営者・エンジニアの方はぜひ参考にしてみてください。

まずWordPressの表示速度を分析しよう

まず、現在のWordPressサイトの速度がどのぐらい低下しているのかを客観的に見ておきましょう。下記の手順に沿って読み込み速度を計測します。

1.下記のURLからPage Speed Insightsにアクセスします。

https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

2.ウェブページのURLを入力してください。その後に分析ボタンを押します。

3.その後に、速度の評価をチェックすることができます。評価が0〜49のサイトは改善をしたほうがよく、50〜89のサイトは標準的な評価ではあるものの、もし改善できるところがあれば検討してみてもよいでしょう。

WordPressの表示速度の重要性について

WordPressの表示速度は、サイト運営に悪影響を及ぼします。そのため、重要性が高いのです。具体的になぜ表示速度が重要なのかチェックしていきましょう。

離脱率低下がSEO対策として重要

1つ目はSEO対策として重要だからです。SEO対策とは、検索エンジン最適化のための対策で、適切に行うことで上位表示を実現することができます。例えば、特定のワードで検索したとき、サイトの記事が検索順位の上位に表示されるというわけです。

検索順位はサイトのアクセス数やコンバージョンを獲得するためにとても重要になります。なぜなら、自身のサイトの順位が最下位だった場合、見られる可能性が極端に低くなるからです。

検索順位はそれぞれのサイトのさまざまな要素でランク付けされているといわれています。そして、表示速度もその要素のひとつに含まれています。遅いサイトは待ちきれずにブラウザの戻るボタンを押してしまうユーザーが多くなります。つまり、離脱率が低下するのです。そのため、ランク付けの要素のひとつに数えられているのではないかと推測されます。

サーバーコストの節約

2つ目の重要性は、サーバーコストの節約です。低速なサイトは、1つのプロセスで処理できるリクエストが少ないことを意味します。サーバー性能を向上させて速度の改善を図ることもできますが、メモリを増やしたり、HDDからSSDに変更したりするとコストが増大してしまうでしょう。

高速化を図ることで、サーバーの負荷を少なくすることが可能です。これにより、サーバー性能を向上させなくてもスムーズに動くサイトを実現できるので、結果的にコスト節約に繋げられます。

WordPressの高速化を実現する5つの方法

WordPressを高速化させるための方法は5つあります。ご紹介する方法の中には、パフォーマンスが大幅に改善するものもあるので、ぜひチェックしてください。

Nginxのリバースプロキシを使う

1つ目の方法は、Nginxのリバースプロキシを使う方法です。Nginxについての詳しい説明は、「WordPressでNginxを動かす!Nginxの魅力とApacheから乗り換える手順」をご参照ください。

WebサーバーをApacheで運用している方は、Nginxに変更すると高速化できる可能性があります。Nginxは、リバースプロキシとして機能することが可能です。これにより、リクエストをNginxが受け取るため、サーバーの負荷を大幅に減らすことができます。また、シングルスレッドで複数のリクエストを処理することができるため、アクセス数の多いサイトにも対応しやすいです。

さらに、同時接続数はApacheの10倍以上ともいわれています。そのため、ApacheからNginxに乗り換えることで、同時接続数の多い状況にも対応することができるでしょう。

VPSサーバーに移行する

2つ目の方法は、VPSサーバーに移行することです。レンタルサーバーでWordPressを運用している方は、VPSに移行することで高速化できます。

レンタルサーバーは、多くの人と共有して使用するため、ほかのユーザーの影響を受けやすいです。例えば、ほかのユーザーのサイトでリクエストが多い場合、メモリを消費するため、リソースが足りなくなり自分のサイトが遅くなることがあります。

『Autoptimize』を使用してCSS配信を最適化

3つ目は、『Autoptimize』を使用することです。

AutoptimizeはCSSを最適化するプラグインです。インストールして設定から「CSSコードを最適化」のチェックボックスをオンにすると自動で最適化されます。また、Autoptimizeを使用することでPage Speed Insightsに表示される警告も回避できるのでおすすめです。

しかし、Autoptimizeを適用するとサイトデザインが崩れたり、動作に影響を与えたりする可能性があります。そのため、適用後はサイトの動作チェックを行い、デザインを確認するようにしてください。

『EWWW Image Optimizer』を使って画像を最適化

『EWWW Image Optimizer』を使用して画像を最適化することで高速化を実現できる可能性があります。

このプラグインは画像サイズを圧縮してくれます。画像はテキストなどに比べて容量が大きいので表示速度に影響を与えやすいです。速度を気にせずにサイトづくりに没頭している頃は、画像の容量を意識せずにアップロードしていたという方も多いでしょう。しかし、だたアップロードするだけでは、徐々にサイトが重くなり、表示速度が遅くなってしまうのです。

EWWW Image Optimizerをインストールすれば、画像をアップロードするとき、自動で圧縮をしてくれます。通常通りの作業で軽量化を図れるので非常に便利です。また、今までアップロードした画像に関しても一括で圧縮できる機能があります。1枚1枚圧縮しなくても済むので、ぜひインストールしてみてはいかがでしょうか。

不要なプラグインを削除する

5つ目の方法は、プラグインを削除することです。WordPressのプラグインは非常に便利で、使いたいものが見つかるとすぐにインストールしてしまう方も多いでしょう。

しかし、プラグインの数が増えれば増えるほど、リソースを消費します。そのため、使用していないものがあれば、削除するのが好ましいです。

プラグインの削除は、管理画面のプラグインから行うことができます。また、サーバーにアクセスして直接ファイルを取り除くことも可能です。

WordPressの高速化で、検索エンジンやユーザーにも優しいサイトに

今回は、WordPressの表示速度の重要性や高速化のための具体的な方法について解説しました。

基本的には、Googleが提供しているPage Speed Insightsを利用して表示速度が遅くなっている原因を探します。そして、一つ一つ塗りつぶすように解決していくのが好ましいでしょう。

もし、表示速度の改善が見られない場合、サーバーをレンタルサーバーからVPSに乗り換えたり、Nginxに移行したりするのもひとつの方法です。そうすることで、根幹部分を直接改善できるため、サイトのパフォーマンス向上を期待できるでしょう。

本メディアは、忙しい日々の中でWordPressサイトの開発に取り組んでいるCTOやVPoEのようなエンジニアに役立つ情報を届けています。また、『オフショア・ラボ型開発』や『海外子会社設立』のサポートも行っているため、リソース不足に悩みを抱えているエンジニアは、下記のURLから気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人
安藤 大海

学生時代にWebサイトを自作したことがきっかけでWebの世界に。制作会社でデザイン、WordPressテーマ開発の実務を経て、テクニカル・ディレクターとして大規模サイト構築のディレクションを経験。2021年からWakka Inc.の日本拠点でWebディレクターとして参画。最近はブロックエディタになったWordPressをもう一度、勉強しています。

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