ベトナム開発拠点の駐在マネージャーに聞いてみた現地での仕事

2022.11.21
社員インタビュー
後藤 昌平
目次

はじめに

こんにちは。後藤です。
弊社は東京の拠点の他に、ベトナム・ホーチミンシティに開発拠点があるのですが、現地では現在4名の駐在員が在籍しています。

職務はそれぞれバラバラだったりするのですが、今回は現地のテクニカルマネージャーを務める鍋山さんにインタビューということで話を聞いてみたいと思います。

鍋山さんのこれまでのキャリアについて教えて下さい

鍋山:職歴としてはまず、新卒でSIerに就職しました。航空機の管制システムを開発する現場でPGとして働きはじめたのですが、プロジェクトが大きすぎて全体像が見えないことや、非常に長いスパンでの開発になるため、もっと自身がプロジェクトに関わっていることがわかりやすいWeb系の開発をしてみたいと思うようになりました。

また、約20年前のことなのでちょうどオフショアリングが日本国内でも活発になった頃で、そうした環境もあって私自身の海外志向も強くなったことから、一度海外で働いてみたいと思い退職することにしました。

その後カナダに渡り、現地の語学学校に通いながらフランス系カナダ人が経営するWebサービスのスタートアップで働きました。ここではスタートアップだったこともあり、バックエンドの機能開発はもちろん、フロントエンドの実装やインフラまわりの整備、さらにクライアントへの渉外活動(しかも全部英語)やPMとまさにすべての業務を経験することができました。この時の経験がその後の社会人としての活動に大きな影響を与えたと思います。

カナダで2年近く働いていたのですが、当時は労働ビザの審査が厳しくなってきた時期で、スタートアップの会社だったこともあり就労に対する社のサポートがまだなれていなかったためビザを失効してしまいました。再発行にはかなり面倒な状況だったこともあり、帰国して国内で再就職することにしました。

海外にいたおかげで英語力もついたため、いくつか外資系企業やグローバルに活動している企業からオファーをいただくことができたのですが、その中でサイバーセキュリティ大手の会社に入社しました。結果6〜7年ほどこの会社に在籍することになったのですが、最初はWebマスターとして技術的なポジションで入社し、昇進のタイミングでWebマーケティング課のマネージャとなりました。その後社内情シス部門に異動しインフラ関連のマネージャーとしてネットワークやプロジェクトマネジメントに携わりました。

当時は30歳をこえたあたりでしたので、再度海外でのチャレンジを考えていたのですが、旅行で訪れたベトナムが好印象でこの国に候補を絞りました。たまたまベトナムでオンラインリサーチのサービスを展開していた日系IT企業があったので、その会社に転職しホーチミンシティに引っ越しました。この会社はWakka Inc.に入る直前の会社なのですが、実は2018年に退職して起業をしています。ベトナム現地でホテル経営をはじめて軌道にのりはじめたころにコロナ禍になり同時に経営が厳しくなったこともあってホテルをクローズしてWakka Inc.に転職した格好です。

後藤:ありがとうございます。なかなかアグレッシブな経歴ですね。Wakka Inc.に入社した決め手みたいなものはありますか?

鍋山:いくつかあるのですが、特に他企業からのオファーの返答期限ギリギリにWakka Inc.の紹介を受けたので、選考の時間があまりありませんでした。そんな中非常にスピーディに何度も面接や選考の対応をしてもらって対応に信頼できた点が大きいです。あとは知人が数名いたのでなんとなく社風も予想ができました。

ベトナムの開発拠点での仕事内容を教えて下さい

鍋山:[テクニカルマネージャー]という役職です。役割としては社内情シス部門+αといったところかなと。具体的には中長期の目標を設定し各部門で人をアサインします。開発に関わることだけでなく、社内のネットワークやアプリケーションの管理なども行っています。シンプルに業務をわけて表現すると、

開発

・品質、生産性のアップを目的とした各種施策の策定と管理

社内管理

・ネットワーク、サーバー、アプリケーション管理などの情シス機能
・社内R&Dと称したプロダクト開発とプロジェクト管理

こうした内容です。

後藤:社内プロダクト開発はどんなものをつくっているのですか?

鍋山:いくつかありますがすでに社内での利用を開始しているものとしては、HR系のプロダクトです。いわゆるタレントマネジメントシステムとして、勤怠管理や組織・チーム・個人の能力管理が実装されたクラウドサービスを構築しています。もともと弊社はベトナム現地の人事労務管理を日本とは別にしているので、この状況を活かして海外の文化や慣習でも対応できるようなHRシステムを目指して開発しています。もちろんベトナム現地の総務やHR担当もプロジェクトに参加してR&Dを進めている格好です。

後藤:なるほど。現地での販売なども期待できそうですね。さまざまな施策や開発を支える立場かと思うのですが、現地でのマネジメントで気をつけている点などはありますか?

鍋山:単なる指示はしないように心がけています。私がコマンドしないと動かないようなチームでは困るわけなので、方針や方向性を示した上で担当者が能動的に動けるようにサポートすることを重視しています。

また、最終的に担当者が責任者として機能するのが理想なので、その前提で適材適所をできるだけ見るようにしています。大所帯になればそれだけ個人の得意不得意が出てくるので、それをしっかり見て適所に配置するといった具合ですね。

ベトナムでの生活はどうですか

鍋山:家族で来ていますが非常に快適です。もう8年住んでいるので慣れていますし、妻や子供たちも同様です。
もともと東京生まれ東京育ちなのですが、ベトナムはもうすでに都会ですし東京とさほど変わらずなんでも手に入ると思います。娯楽も充実していますし食事も非常に口に合う。

他の東南アジアと比べても食環境は良いと思います。また、気候も温暖で健康的な生活ができていると思っています。

人間関係としては人によると思いますが、私はベトナムのコミュニティにべったりはいることがなく、それも個人的にはあっていると思っています。とはいえベトナム人は穏やかでポジティブな人が多い印象があってとても好きです。
子育ての環境も、子供に非常に寛容な文化であることもあってのびのび育てることができています。

まとめると、都会的かつ心地よいゆるさがベトナムの魅力かなと思います。

Wakkaに入社したタイミングがコロナ禍だったのでロックダウンの影響もあって当初は社員とコミュニケーションを取るのが大変でしたが、サッカーなどの社内部活に入っているのでそういったタイミングで親睦を深めることもできたと思います。

今後のWakka Inc.での目標を教えて下さい

鍋山:スピード感をもってWakka Inc.の成長に貢献したいと思っています。そのためにできることはなんでもしたいですね。Wakka Inc.は割と裁量が多く持てるので能動的に動きやすいと思います。

そうした中でも正しく目標を設定し、組織が人事評価できる・評価されるようにしていくことは成長に非常に大事な要素だと考えています。

例えば、品質については社内の標準的な評価指標というものがありませんでした。またそれらを客観的に評価する体制もありませんでした。

これまでもプロジェクトのPMが主観的に反省会を実施していた例はありますが、指標値も目標もプロジェクト毎にバラバラでした。これだとPMの能力に依存してしまいますし、社員全体の評価となった際に不公平感が出てしまう可能性もあります。

そこでまずは品質を可視化できるように不具合や障害の記録や分類のグランドルールを決めました。ルールに則って記録されたものを見てみると、正しいタイミングで検出された不具合、そうでないものなどが見えてきます。

例として、単体テストで発見されるべき不具合が、結合テストで発見されたとします。
なぜ、単体テストで発見されなかったのか。
テストケースも網羅性が足りなかったのではないか。
それを実施すべき担当者は誰だったのか。
などと正しい分析ができるようになります。

正しく不具合が検出されていて、品質がコントロールされていることが望ましい状態であるという仕組みを定着させようとしています。
こういった取り組みにより責任が明確になることで、目標と貢献を可視化することができ評価もしやすくなると考えています。

後藤:なるほど。会社としてもなんとなくな感情ではなく、ロジカルに目標と貢献度をはかることができれば、目標に対して正しく貢献している人材を評価できるわけですね。ありがとうございました。

さいごに

このように、弊社のベトナム拠点ではさまざまな施策や管理体制の構築によって、まだまだ拡大と成長を目指して奮闘中です。そんな開発拠点とをつなぐ日本国内のSE職も募集しています。今後のグローバル開発を見据えたご自身のキャリアプランとしてWakka Inc.も候補に入れていただけると嬉しいです。

また、弊社ではベトナム法人を設立できるラボ型開発サービスも展開中です。ご興味があれば是非お問い合わせください。

この記事を書いた人
後藤 昌平

事業会社やメーカーにてセールスやWebディレクターを経験後、フリーランスのWebプロデューサーとして活動。2015年にベトナム・ホーチミンシティに移住しWakka Inc.にジョイン。当社では数少ない非エンジニア。特技はお料理と早食いです。

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