DevOpsエンジニアとは?仕事内容・スキル・年収・将来性まで徹底解説

最終更新日:2025.11.20
ラボ型・オフショア開発
Wakka Inc. メディア編集部
DevOpsエンジニアとは?仕事内容・スキル・年収・将来性まで徹底解説
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こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。

より柔軟かつ迅速な開発が求められる中、課題を解決する手段としてのDevOps及びそれを担う専門職であるDevOpsエンジニア に、注目が集まっています。

DevOpsは、開発(Development)チームと運用(Operations)チームの連携強化と専用ツールの導入によって開発速度の向上を目的とした概念です。

日本でもDevOpsに取り組む企業が増えているものの、開発・運用チームの溝を埋められずに、課題を抱えている企業が少なくありません。

したがって、専門家としてのDevOpsエンジニアを求める声が高まっています。

本記事では、DevOpsエンジニアの基礎知識・業務・必要スキルを解説します。

目次

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DevOpsとは?基本概念を分かりやすく解説

DevOpsとは、「Development(開発)」と「Operations(運用)」を融合させた考え方です。

ソフトウェアの開発から運用までを一体化して行うことで、より迅速かつ高品質なサービス提供の実現を目的としています。

従来は開発と運用が別々の部門で行われていましたが、DevOpsでは両者の壁を取り払い、連携を強化して開発からリリースまでのプロセス全体を最適化します。

DevOpsの目的

DevOpsの目的は、ソフトウェア開発のスピードと品質の両立です。変化の激しい市場や顧客ニーズに迅速に対応するためには、短い開発サイクルで継続的に改良を重ねる体制が求められます。

したがって、開発チームと運用チームが共通の目標を持ち、協力しながら持続的な改善を行うことが重要です。

DevOpsが重視される背景

DevOpsが重視される背景には、クラウド化やアジャイル開発の普及があります。

システムは頻繁に更新されることが前提となり、継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)を通じて、自動的かつ安全に変更を反映する仕組みが不可欠になりました。

DevOps文化の基本原則

DevOpsの文化における基本原則は、「協調」「自動化」「継続的改善」「計測」の4つです。チーム間の協調によって信頼関係を築き、自動化によって作業効率と正確性を高めます。

さらに、継続的な改善と計測を繰り返すことで、組織全体の開発力を向上させることがDevOpsの本質です。

DevOpsエンジニアとは?役割と必要なマインドセット

DevOpsの考え方が浸透するにつれて、開発と運用をつなぐ専門職として「DevOpsエンジニア」が注目されています。

従来のシステム開発では、開発者と運用担当者の間に壁があり、リリースのたびにトラブルや調整コストが発生していました。

DevOpsエンジニアは、継続的な改善と自動化を通じて課題を解消し、スムーズで高品質な開発体制を支える重要な存在です。

DevOpsエンジニアの具体的な役割

DevOpsエンジニアの役割は、開発プロセス全体を最適化し、開発チームと運用チームの橋渡しをすることです。

具体的には、継続的インテグレーション(CI)や継続的デリバリー(CD)のパイプラインを構築し、自動テストや自動デプロイの環境を整備・運用します。

また、クラウドインフラの構築・運用、監視システムの設定・改善も重要な業務です。開発スピードを落とさずに安定した運用を実現します。

DevOpsエンジニアに求められるマインドセット

DevOpsエンジニアに求められるのは、単なる技術スキルだけでなく、協調性と継続的改善を重視するマインドセットです。

チーム全体の目標を理解し、開発者・運用担当者・品質管理者など多様な職種と連携しながら課題を解決していく姿勢が欠かせません。

また、失敗を恐れずに試行錯誤を重ね、プロセスを改善していく柔軟性も重要です。データに基づいた改善を継続的に行う姿勢が、優れたDevOpsエンジニアの条件と言えます。

DevOpsエンジニアとフルスタックエンジニアの違い

DevOpsエンジニアとフルスタックエンジニアは、役割の焦点領域が異なります。ここで具体的な違いを比較してみましょう。
具体的な違いを比較してみましょう。

DevOpsエンジニア開発と運用の統合に焦点を当てる。
開発から本番環境へのスムーズな移行を目的としたプロセス自動化を実施して最適化する。
フルスタックエンジニアアプリケーションの完全な開発に焦点を当てる。
フロントエンドとバックエンドの両方の開発を担当し、複層にわたって開発に携わる。

DevOpsエンジニアとフルスタックエンジニアは、互いの領域は異なりますが協力関係にあります。
それぞれが持つスキルが異なるため、互いにスキルを補完する存在です。

DevOpsエンジニアの3つの業務

DevOpsエンジニアの業務を把握するのは、目指している人・人材を探している企業の双方にとって大切です。
目指している人にとっては習得すべきスキルが具体化され、人材を探している企業にとっては、どのような人材を探すべきかが具体化されます。

本章では、DevOpsエンジニアの3つの業務を解説します。

CI/CDの選択・導入・運用

DevOpsには、CI/CDの導入による作業の自動化が必須です。
CI/CDとは、それぞれが下記の通りの手法です。

CI(Continuous Integration)ビルド・テストなどの開発に関連した一連の作業を、高頻度かつ継続的に実施する手法
CD(Continuous Delivery)テストを通過したソフトウェアのリリース・デプロイを自動化する手法

近年では、柔軟性が高く開発期間が短いアジャイル開発を採用する企業が増えています。
アジャイル開発は、開発のサイクルを高頻度かつ短期間で実施しますが、開発数の増大にともなって業務が追い付かなくなるケースがあるのが課題です。

よりスムーズな開発のためには、CI/CDによる業務の自動化が欠かせません。
ゆえに、CI/CDツールの選択・導入・運用はDevOpsエンジニアの大切な業務です。

管理方法の構築・運用

DevOpsエンジニアの業務は、データやライブラリの管理をはじめとして多岐に渡ります。
また複数人で開発を進める環境下では、変更したタイミングが不明になる・変更内容が重複するなどのヒューマンエラーの発生が懸念されます。

よって、DevOpsエンジニアは、開発・運用環境に適した管理方法の構築が大切です。

なお、管理方法の構築・運用には、管理ツールを選択・導入する業務も含まれます。

適切な管理方法の構築・運用には、現状を把握できる多角的な視野を持つ人材が必要です。

ITシステム管理

DevOpsエンジニアの業務には、ITシステムの構成管理も含まれます。
ITシステムの構成管理に必要なツールを導入し、さまざまなトラブルに対処できるように備えておく業務です。

開発現場で発生しがちなトラブルとして、サーバー・ネットワークがバージョンアップできていないケースやネットワーク不良などが挙げられます。

上記のようなトラブルに迅速に対処して解消すれば、スムーズな開発体制の実現につながります。

ITシステム管理によるスムーズな開発体制は、生産性の向上にもつながる業務です。

ベトナムにおけるDevOpsエンジニアの需要

ベトナムでは、国を挙げてのIT人材育成に取り組んでおり、ベトナムでラボ型開発に着手する日本企業も多く存在します。
さらに、ベトナムでDevOps研修会を開催するケースもあります。

上記のことから、ベトナムにおけるDevOpsエンジニアの需要は高いと言えるでしょう。

また、ITリテラシーの高い人材が集まりつつあるベトナムでは、DevOpsエンジニアの需要は今後も高まると予測できます。

DevOpsエンジニアの年収

DevOpsエンジニアを目指す人にとって、どの程度の年収が見込めるかは、大切な要素のひとつです。
本章では、国内・海外で活躍するDevOpsエンジニアの年収の目安を解説します。

国内のDevOpsエンジニアの年収

国内におけるDevOpsエンジニアの年収は、業界によって差が生じる場合があるものの、最低でも500万円ほどが相場です。
スキルや経験の豊富さ次第で、初年度の年収が600~700万円になる場合もあり、マネージャークラスであれば1,000万円を超える場合もあります。

今後はDevOpsエンジニアの需要が高まることが想定されるため、収入のさらなる向上にも期待できます。

海外のDevOpsエンジニアの年収

海外では、IT技術の進化にともなってDevOpsエンジニアの重要性が高まりを見せています。
DevOpsの導入を求める声も多数あり、経験が豊富なDevOpsエンジニアは、特に需要が高まっているのが現状です。

アメリカでは、DevOps文化が浸透していることもあり、年収が国内よりも高額となる場合も見受けられます。
為替レートの影響を考慮しなければならないものの、DevOpsエンジニアは、海外においても高収入が期待できると言えます。

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DevOpsエンジニアのキャリアパス

「DevOpsエンジニアを目指したいが、どこから手を付けるべきか」と悩む人もいるのではないでしょうか。
本章では、DevOpsエンジニアのキャリアパスを解説します。

DevOpsエンジニアになるために必要な知識・スキル

DevOpsエンジニアになるには何をこなしていけば良いか、必要な知識・スキルを以下に示しました。

プログラミング言語の習得Java・Python・Rubyなどの言語を習得する。
OSの理解を深めるプロセス管理・メモリストレージ・ファイルシステムなどの重要なシステムの理解をOSごとに学ぶ。
サーバー管理の知識を習得サーバーについての全般的な知識を身に着け、サービスを安定的に運用できるサーバーを構築できるように学ぶ。
セキュリティを学ぶDNS・FTP・SSLなど、不可欠なものを中心に学ぶ。
ミドルウェアの理解を深めてセットアップ方法を習得Webサーバー・アプリケーションサーバーなどのミドルウェアの構造理解を深める。
さらにセットアップする方法を学び、システムの理解も深める。
インフラのコード化を習得インフラ設定のコード化を学び、システムの実行環境・開発環境の構築作業の自動化を目指す。
CI/CDツールを学ぶ開発工程に合わせたツール選択ができるよう、複数のCI/CDツールの使い方を覚える。
ソフトウェア・インフラ監視手法を習得企業のニーズに合わせた監視ツールを選択できるよう、複数のツールの特徴を学ぶ。
パブリッククラウドの知識を学ぶAWS(Amazon Web Services)・IBM Cloud・GCP(Google Cloud Platform)などのサービスの理解を深める。

上記の知識をすべて習得するのは簡単ではありません。

しかし、DevOpsエンジニアには上記のようなあらゆる知識が必要です。

DevOpsエンジニアにつながりやすいキャリア

DevOpsエンジニアにつながりやすいキャリアは、おもに下記の2つです。

キャリア詳細
アプリケーションエンジニアJava・Rubyなどの言語使用経験があり、セキュリティやトラブルへの対応経験がある。
DevOpsエンジニアに欠かせないコミュニケーション能力も必要なキャリア。
インフラエンジニアOSやサーバーに関する知識を有しており、監視業務もあることから、DevOpsエンジニアに必要なスキルセットを習得できている。

上記のような知識や経験を持っていると、DevOpsエンジニアにつながりやすいと言えます。

DevOpsエンジニアの市場価値と将来性

DevOpsエンジニアは将来性のある職種として注目されていますが、一方で懐疑的な意見も存在します。
本章では、そうした見方の背景と、それでもなお将来性があるといえる理由を整理してみましょう。

DevOpsの考え方が広がる中で、次のような理由から「もう古いのでは」「別のアプローチが主流になるのでは」といった意見も出ています。

新たな開発手法の登場GitOpsやPlatform Engineeringといった新しい手法が注目を集めており、DevOpsと置き換わるのではないかと考える人もいる
ツールの進化AIを活用した自動化ツールの発展により、特定のエンジニアに依存せずとも運用を効率化できるケースが増えている
コスト面の課題特に中小企業では、専任のDevOpsエンジニアを配置するコストが高いと感じられ、導入のハードルとなっているケースもある

こうした懸念がある一方で、DevOpsエンジニアの価値は今後さらに高まると考えられます。
主な理由は次の5つです。

  • アジャイル開発の需要が高い
  • 開発と運用の統合が求められるケースが増加している
  • 自動化ツールやクラウドサービスを導入・運用できる人材の需要が高い
  • リモートワーク時代のグローバル需要が高い
  • DXの推進が求められている

以上のように、新しい手法やツールが登場しても、開発と運用の橋渡しを担うDevOpsエンジニアの役割はむしろ拡大しています。
国内外を問わず、今後もスキルが求められ続けることが期待できます。

DevOpsエンジニアの9つの必要スキル・経験

DevOpsエンジニアには幅広いスキルや経験が求められますが、具体的には何が必要なのでしょうか。
本章では、DevOpsエンジニアに必要な9つのスキル・経験を解説します。

コミュニケーション

DevOpsの導入には、開発・運用チームの溝を解消し、連携力を高める取り組みが欠かせません。

開発・運用チームは専門性・目標・文化がそれぞれ異なり連携が難しく、組織のサイロ化を引き起こしやすいことが課題です。
組織のサイロ化とは、組織がそれぞれの部門や拠点で別々に管理され、部門間・拠点間での連携が取れていない状態のことです。

例えば、開発チームが新機能をリリースしても、運用チームが情報を把握していなければ、適切なインフラ準備や監視体制を整えられず、サービス障害につながる可能性があります。

上記のような課題を解決するために、DevOpsエンジニアには、高いコミュニケーション能力が求められます。

開発・運用の両チームの間に立ち、それぞれの意見・要望を聞き取り、共通の目標に向かって協力できるよう促すことで、円滑なDevOpsの導入が可能です。

システム管理

DevOpsの導入では、サーバーやデータベース準備・設定・管理のほか、セキュリティ保持や内外部のネットワーク接続管理など、多様なシステムの管理を要します。
各種のシステム管理は、業務効率を低下させず、スムーズな開発環境を維持する上で重要であるためです。

よって、DevOpsエンジニアには幅広いシステム管理の経験と知識が不可欠です。

DevOps関連ツール活用経験

DevOpsは、開発プロセスの単一化と自動化による業務効率化・生産性向上が目的のひとつです。

よって、DevOpsエンジニアには、CI/CDツールやシステム管理ツールなど、複数のツールを活用できる能力が必要です。

また、DevOpsエンジニアは、DevOpsライフサイクルの理解度を高めておくことも大切だと言えます。

適切なDevOps関連ツールの選択・活用には、工程ごとにどのようなツールが適しているのかを判断する作業がともなうためです。

DevOpsエンジニアを志している人は、DevOps関連ツールの活用経験とともに、基礎知識も磨いておきましょう。

システム構成管理

ITシステムの構成管理は、スピーディな開発を実現する上で重要です。
ITシステムの構成が適切に管理されている状況下では、トラブルへの対処速度が向上し、業務を効率化できます。

また、ITシステムの構成管理には、システムごとに異なるツールが使用されることも覚えておいてください。
DevOpsエンジニアには、複数のシステム管理ツールを使いこなせる能力・経験が求められます。

コンテナの活用・連携

アプリケーションを動作させるのに必要なものをまとめる技術のコンテナは、DevOps導入に大きな影響を与えます。

なぜなら、コンテナの活用によって、開発とデプロイの速度向上やリソースの効率的な活用などに期待できるからです。

DevOpsは開発期間の短縮を目指す概念であることから、コンテナの活用は目標達成に欠かせません。
したがって、DevOpsエンジニアはコンテナの活用や連携した経験が不可欠です。

CI/CDの経験

DevOpsにとって、CI/CDによる作業の自動化は中核を担う要素です。

なぜなら、作業の自動化の推進が業務効率化や生産性向上につながるからです。

ゆえに、DevOpsエンジニアを目指すときは、豊富なCI/CDの使用経験を積んでおかなければなりません。
なお、CI/CDツールの効果的な活用には、開発・運用チームメンバーとの緊密な協力が推奨されています。

DevOpsエンジニアは、デジタルとコミュニケーションの双方に明るい経験が必要です。

IT管理スキル

DevOpsエンジニアは、ソフトウェア開発に最適な環境を構築する作業が業務に含まれます。
よって、クラウド・インフラストラクチャー・リソースなどのIT管理能力が欠かせません。

IT管理スキルは、システム設計・プロビジョニングなどにも有効です。
オンプレミス・クラウドなど、開発環境に関わらず求められるため、理解を深めておきましょう。

プログラミング言語の深い知識

DevOpsは、アジャイル開発の速度を向上させるのも目的です。

よって、C言語・Visual Basic・Javaをはじめとした基本的なプログラミング言語の深い知識が必要です。

また、DevOpsエンジニアは、自動化スクリプトや高レベルかつ最適なソフトウェア開発を業務に含みます。
上記のような業務の適正な実施には、プログラミング言語の知識に加えて、アジャイル開発に最適な手法の理解と実装力を身に着けておかなければなりません。

チーム協力体制構築スキル

DevOpsでは、開発・運用チームの連携力を向上させて、各チームが入手した情報のシームレスな共有体制の構築を目指します。
シームレスな情報共有体制は、ユーザーからのフィードバックを開発チームに迅速に伝達し、ユーザーにより価値の高いサービスを提供するために必須です。

開発プロセスの効率化を、単一のチームと関わりを持つのみで実現するのは現実的ではありません。

したがって、DevOpsエンジニアは多くのメンバーと連携し、チーム間の協力体制の構築を目指します。

DevOpsエンジニアにおすすめの資格

DevOpsエンジニアに資格は不要ですが、資格は自身が持つ知識の証明に使えます。
また、資格取得の勉強はDevOpsエンジニアとしての知識強化にも役立ちます。

AWS Certified DevOps Engineer – Professional

AWS Certified DevOps Engineer – Professionalは、AWSのプラットフォームを使ったプロビジョニング・運用・管理スキルを証明できる資格です。
資格取得には高い専門性とDevOps経験が必要ですが、知名度の高い資格ゆえに保有者の市場価値を高め、キャリアアップや年収向上につながる可能性が高いと言えます。

Certified Kubernetes Administrator(CKA

Certified Kubernetes Administrator(CKA)は、Kubernetesの管理者資格です。
Kubernetesの基本機能・基盤の運用方法・トラブルシューティングなどの知識が試されます。

Microsoft Certified:Azure DevOps Engineer Expert

Microsoft Certified: Azure DevOps Engineer Expertは、Azureにおいて開発・管理の知識とスキルを有していることを証明する資格です。
認定の前提条件として、2種類の認定資格の所有が求められるため、挑戦するときは必要資格についても調べておきましょう。

Google Cloud 認定資格:Professional Cloud DevOps Engineer

Google Cloud 認定資格:Professional Cloud DevOps Engineerは、Google Cloudプラットフォームを活用できるDevOpsエンジニアの実力を証明できる資格です。
業界経験3年以上で受験資格を獲得でき、選択式ですが難易度の高い問題が出題されます。

DevOpsエンジニアの転職事情

DevOpsエンジニアとして活躍する場を探すために、求人の動向や転職時のポイントを把握しておきましょう。
本章では、DevOpsエンジニアの求人動向と転職活動のポイントを解説します。

DevOpsエンジニアの求人動向

DevOpsエンジニアの求人は、IT業界の需要が高まっており、増加傾向にあります。

DevOpsエンジニアは、DXや省力化などに活用できるシステムを、迅速かつ効率的に開発できる存在です。

未経験者を歓迎する求人もある中で、即戦力となる人材に対しては高い報酬を支払う企業が散見されます。

転職活動のポイント

DevOpsエンジニアとしての転職を目指すときは、下記4つのポイントをアピールしましょう。

  • DevOps・CI/CDツールなどの使用経験
  • 保持しているDevOps関連資格
  • コミュニケーション能力の高さ
  • DevOpsエンジニアに活用できるこれまでの経験

上記のほか、自身の経験やスキルを整理して、DevOpsエンジニアとしてどのように成長していくのかを考えることも大切です。
また、整理した経験やスキルは履歴書に書き込み、効果的にアピールしてください。

DevOpsエンジニアの募集を掲載している転職エージェントを活用するのも手段のひとつです。
アピールの方法についてアドバイスをもらえる場合もあるため、必要に応じて活用するのがおすすめです。

DevOpsエンジニアは「変化を楽しみ、チーム全体を強くする」職種

近年では、多くの企業がIT化・デジタル化を推進し、ソフトウェアの開発現場でも多くの自動化ツールが活用されています。

しかし、ソフトウェアの開発現場でサイロ化が深刻化している実情に鑑みると、人と人が尊敬しあって協力する大切さが分かります。

DevOpsはツールによる業務効率化にとどまらず、サイロ化を解消してチーム間の連携力を高めることにも重きを置いている概念です。
また、DevOpsエンジニアは、上記のようなDevOpsの基本的な考え方を理解した上で、アジャイル開発に関連した知識やスキルを磨く必要があると言えます。

DevOpsエンジニアは、DevOpsによる変革に柔軟に対応でき、かつ幅広く深い知識が必要です。

今後、DevOpsの重要性はますます高まり、DevOpsエンジニアの活躍の場は広がっていきます。

本記事が、DevOpsエンジニアを目指す方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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開発リソース不足に悩んでいる方や、海外開発子会社のメリットを知りたい方にオススメ

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