【無料サンプル付き】HTML/CSSコーディング規約(ガイドライン)とは?作り方・具体例を解説

最終更新日:2026.01.22
開発ナレッジ
中垣圭嗣
HTML CSS生産性を向上させるコーディングのガイドライン
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こんにちは、Wakka Inc.ラボマネージャーの中垣です。

当社ではシステム開発だけではなく、Web制作会社さまからのご依頼でエンジニアチームの提供をすることもあります。
その際、先方から「コーディング規約(ガイドライン)があれば提出してください」とご依頼を受けることがあります。

コーディング規約は、プロダクトのクオリティや開発プロセスの効率を左右する重要な要素です。

本記事では、当社で利用しているHTML/CSSコーディング規約について、ほかの企業さまでもご利用いただける編集可能なサンプルファイルの配布とともに、規約作成について解説していきます。

目次

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Web制作会社さま向け」コーディングガイドラインサンプル自社のルールにあわせて編集できる

HTML/CSSのコーディングガイドラインを手間なく作りたい方にオススメ

コーディング規約とは何か?

まずはコーディング規約について、基本的な概要を解説します。
コーディング規約の重要性を、あらためて確認しましょう。

コーディング規約の定義と役割

コーディング規約とは、制作会社内や開発者間でコードの書式や形式を統一するためのルールやガイドラインです。これは一見すると単なるスタイルに過ぎないように思えますが、実際にはプロジェクトの成功やクオリティに寄与する重要な要素です。

コーディング規約のもっとも重要な役割は、コードの「一貫性」を保つことにあります。

一貫性が保たれたコードは、ほかの開発者にとって読みやすく、理解することが容易です。
大規模なプロジェクトやチームであれば、すべての開発者が同じスタイルでコードを書くことで、互いのコードを理解しやすくなることはもちろん、コードの修正やデバッグが必要な場合に統一された規約があることで作業の効率が大幅に向上します。

また、コーディング規約は新しい開発者がプロジェクトに参加する際の敷居を下げる役割も果たします。
使用しているコードやスタイルの情報がスムーズに共有されることで、エンジニアが既存のコードを速やかに理解し、プロジェクトによりはやく貢献できるようになるでしょう。

HTML/CSSコーディング規約を作るメリット・デメリット

本章では、コーディング規約のメリット・デメリットについて解説します。
あらかじめメリットとデメリットを把握することで、コーディング規約を導入する意義や注意すべきポイントを理解できるため、ぜひ参考にしてください。

コーディング規約を導入するメリット

コーディング規約を導入するメリットは以下の通りです。

  • 品質の安定化
  • チーム開発の効率化
  • レビュー・引き継ぎコストの削減
  • SEO・アクセシビリティ対応の属人化防止

それぞれのメリットについて順番に解説します。

品質の安定化

コーディング規約を設定し、バグの少ない統一されたコードを利用することで、プロダクトの品質を安定させられます。

コードが統一されていないと、バグやミスが発生しやすくなったり、プログラマーが変わることで品質が変動したりする恐れがあります。
コーディング規約で品質を安定させれば、バグやミスを防ぎやすくなるだけでなく、原因の特定が容易になり、保守性の向上も可能です。

チーム開発の効率化

チーム開発を効率化できるのもコーディング規約のメリットです。

コーディング規約でコードの表記方法を統一すれば、誰でも同じクオリティのプログラミングが可能です。
ノウハウが不足している企業でも、コーディングの品質を標準化できます。

また、開発チーム全員がコーディングのルールを把握しているので、問題が発生してもスムーズに対応でき、プログラムの変更や修正に手間がかかりません。

レビュー・引き継ぎコストの削減

コーディング規約があれば、あらかじめコードの表記方法を共有できるため、プロダクトのレビューや人材の引き継ぎがスムーズになります。

特に規約で可読性が高いコードに統一することは重要です。
レビューがスムーズになるだけでなく、人事異動や新規採用などで開発チームに変更があっても、新しい人材がスムーズに業務に対応しやすくなります。

SEO・アクセシビリティ対応の属人化防止

SEO・アクセシビリティ対応をするうえでの属人化の防止も可能です。

コードの表記方法を同一化すれば、特定の個人のノウハウに依存しない体制を構築できます。
さらに、プロジェクトに関わる人材のスキルを一定の基準にそろえることができます。

コーディング規約のデメリット・注意点

コーディング規約のデメリットや注意点は以下の通りです。

  • 規約の作成に時間がかかる
  • 作成自体が目的化する
  • 厳しすぎるルールによる生産性低下

それぞれのデメリットに注意し、適切なコーディング規約を導入しましょう。

規約の作成に時間がかかる

コーディング規約は、開発者のスキルやチームの状況に応じて適切な内容にする必要があるため、その作成や検証には時間と労力がかかります。
加えて、トレンドや開発環境の変化に応じて、定期的に内容を更新する必要がある点にも注意しましょう。

作成自体が目的化する

作成自体が目的化してしまうと、本来の目的である開発効率や品質向上といった効果が得られない恐れがあります。
コーディング規約の作成を優先するあまり、実務上の課題を解決できない内容にしても意味はありません。

もちろん、コーディング規約を遵守させる環境が整っていない状況も同様です。
せっかく作成しても、開発者が規約を守らなければ課題を解決できません。

厳しすぎるルールによる生産性低下

コーディング規約を厳格化しすぎると、かえって生産性が低下する恐れがあります。

ルールが厳格すぎると、不必要なレビューなどを実施しなければならないため、作業の効率を落とす事態になります。
また、開発者のモチベーションを低下させかねません。

加えて、開発者の業務状況と乖離したコーディング規約を設定すると、新しい表記方法の習得やレビューの完了に無駄な時間をかけることになります。

開発チームのノウハウや現状を踏まえ、適切なコーディング規約を設定しましょう。

優れたHTML/CSSコーディング規約の共通点

優れたHTML/CSSコーディング規約には、以下のような共通点があります。

  • 可読性が高い
  • メンテナンスしやすい
  • 一貫性がある
  • トレンドに合わせている
  • W3C勧告・Web標準に準拠して作成している
  • 守る理由」が明文化されている

それぞれの共通点を確認して、HTML/CSSコーディング規約の利用を検討しましょう。

可読性が高い

コーディング規約の重要な役割は、コードの可読性を向上させることです。

特にHTML/CSSのように、構造やスタイルを扱う言語では、一貫したスタイルと整然としたフォーマットを設定しておくことは非常に重要です。
命名規則・インデント・空白の使用・コメントの位置などが一貫していれば、コードを初めて見た開発者でも、その構造と目的をすぐに理解できます。

これにより、新しいメンバーがプロジェクトに参加したときや、他の開発者があなたのコードをレビューするときに、効率的に作業を進められます。

メンテナンスしやすい

コーディング規約の設定はコードのメンテナンス性を確実に向上させます。

一貫したコーディングスタイルと明確な命名規則は、バグの特定や修正を容易にし、保守性を高めるうえで欠かせません。
HTML/CSSの場合、特に重要なのは要素のクラス名やID名に一貫性と意味を持たせることです。

規約に従った命名は、コードを修正又は更新する際にどの部分が何を表しているのかをすぐに理解するうえで役立ちます。
その結果、メンテナンスがスムーズになり、作業に要するコストの削減が可能です。

一貫性がある

ガイドラインの作成は、コーディングの一貫性を保つうえで不可欠です。
すべての開発者が同じスタイルと規則に従ってコードを書くと、全体のコードベースが一貫した状態を維持できます。

チーム内の一貫性は、新しいメンバーがチームに参加したり、プロジェクトを移管したりする場面で重要です。
一貫性が保たれていない状態だと、業務の引き継ぎをうまくできず、効率性が大幅に低下します。

HTML/CSSコーディング規約を導入することで、コードの可読性やメンテナンス性が向上し、チーム内での一貫性も確保されるため、開発効率と品質の向上につながります

トレンドに合わせている

IT業界は年々進化を遂げており、プログラミング言語やコーディング規約のトレンドも常に変化し続けているものです。

当然、トレンドを把握しなければ、技術的な遅れやユーザー体験の悪化を招く結果となり、競争力の低下につながります。
優れたHTML/CSSコーディング規約は、トレンドに沿って作成されているため、時代の変化に合わせた柔軟な対応が可能です。

W3C勧告・Web標準に準拠して作成している

コーディング規約はW3C勧告・Web標準に準拠して作成されていることが一般的です。

W3Cとは、World Wide Web技術の標準化を行っている非営利団体「World Wide Web Consortium」の略称です。
IT関連企業を中心に400近い団体が加入し、Webの標準化を進めています。

このW3Cが定めた標準規格を基に、ブラウザ側がW3C勧告に準拠して開発を進めているため、WebサイトもW3C勧告に準拠していなければ、不具合が発生するリスクが高まります。

優れたHTML/CSSコーディング規約は、W3C勧告に準拠して作成されているため、ブラウザとの高い互換性を持っている点が特徴です。
これにより、不具合の発生を防止しながら、安定したWebサイトを構築できます。

「守る理由」が明文化されている

コーディング規約が開発現場に定着し、適切に運用されるうえで、「守る理由」の明文化は欠かせません。

コーディング規約は開発効率の向上に役立ちますが、開発者が遵守しなければ効果を発揮しません。
開発者が独自の方法でコーディングする状況が放置されていると、当然規約を導入するメリットがなくなります。

コーディング規約を導入する際は、守る理由を明文化し、開発者にも遵守する意義を共有しましょう。
規約が開発にもたらす効果を開発者が理解すれば、自然とルールを遵守するようになります。

しかし、コーディング規約の定着を急ぐあまり、過剰に厳格な運用をすることは避けましょう。
かえって業務の生産性を低下させるだけでなく、モチベーションを損なう原因になります。

HTML/CSSコーディング規約に必ず含めたい項目一覧

HTML/CSSコーディング規約に含めるべき項目は、以下の通りです。

  • 基本方針・対応範囲
  • フォルダ構成・ファイル命名規則
  • HTMLの記述ルール
  • CSSの記述ルール
  • コメント・ドキュメントの扱い
  • SEO・パフォーマンスへの配慮

上記の項目を規約に含めることで、一貫性のあるコード設定を実現し、クオリティの高い納品物を制作できます
それぞれの項目を確認して、プロジェクトを成功させるために活用しましょう。

基本方針・対応範囲

まずはコーディング規約の基本方針・対応範囲について明記しましょう。

基本方針・対応範囲について記載する際は、以下の内容を含めます。

  • 規約を導入する目的
  • 規約で定めるルールの概要
  • 規約を遵守する重要性
  • 対象となる作業の範囲
  • 対応ブラウザ・対象デバイス・対象ページ範囲

コーディング規約を導入する意義を記載しておけば、遵守すべき理由を開発者に共有できます。
また、コーディング規約を遵守する意識を向上させるうえでも、基本方針・対応範囲の記載は不可欠です。

フォルダ構成・ファイル命名規則

HTML/CSSの命名規則は、コードの可読性とメンテナンス性に直接影響を与えます。
コーディングや管理作業の効率を向上させるためにも、フォルダ構成やファイルの命名規則は規約に明記しておくことが重要です。

具体的な命名規則はプロジェクトやチームによりますが、以下の方法を採用する企業が一般的です。

  • クラス名やID名は意味のあるものにする
  • ケバブケース(kebab-case)やキャメルケース(camelCase)を用いる
  • モジュラーな設計(BEMなど)を採用する

変数・定数・クラスなどの命名規則をあらかじめ決定し、開発者同士で共有しておけば、作業の効率性を向上できます。
現場のニーズも取り入れながら、最適な命名規則を策定しましょう。

HTMLの記述ルール

HTMLの記述ルールは、コードの統一性を保つうえで欠かせません。
コードが一貫した見た目を保つことは、品質の安定化にもつながります。

記述ルールを策定する際は、以下の要素の定義を明確に決定しましょう。

  • インデントの種類(タブ又はスペース)と数
  • 空白の使用ルール
  • ブラケットの位置
  • 行の長さ
  • 見出し構造
  • 大文字/小文字の使用
  • alt属性・アクセシビリティ
  • セマンティックHTML

上記のルールを定義付けすることで、コードがきれいに整形され、読みやすくなります。

なお、記述ルールは実際にコーディングする開発者のスキルに合わせて設定することが重要です。
スキルに合致していない内容にすると、かえって作業の非効率化を招きます。

CSSの記述ルール

HTMLと同様に、CSSにも記述ルールが必要です。
CSSの記述ルールは、以下の項目の定義付けを行いましょう。

  • インデントの種類(タブ又はスペース)と数
  • 空白の使用ルール
  • セレクタの記述
  • プロパティの順序

上記以外にも、必要だと判断した際は適宜ルールを追加しましょう。

また、HTMLも同様ですが、BEMのような設計手法を活用すると、共通理解を得られやすい記述ルールを策定できます。
必要に応じて取り入れるのがおすすめです。

コメント・ドキュメントの扱い

コメント・ドキュメントの扱いを明記しておくことは、コーディングのクオリティ向上につながります。

良いコメントはコードの理解を助けますが、適切に管理されなければなりません。
必要以上にコメントを書くと、コードが雑然とし、読みにくくなります。

一方、必要なところにコメントがないと、コードの目的が理解しにくくなる可能性があります。
コメントの規則には以下の事柄を記載しましょう。

  • 何をコメントすべきか(関数・クラス・複雑なロジックなど)
  • コメントの形式(行コメント・ブロックコメントなど)
  • コメントの内容(必要な情報を含む・明確で簡潔な言葉で書くなど)

もちろん、ドキュメントもコメントと同様に適切な運用を心がける必要があります。
ドキュメントはコードの目的・仕組み・使用方法などを伝えるための文書情報であり、開発者間で共有することで保守・更新作業がスムーズになります。

コーディング規約では、ドキュメントの扱い方についても詳細に記載しましょう。
書式・記載すべき内容・共有方法などを明記しておくことで、ドキュメントの有用性を高められます。

SEO・パフォーマンスへの配慮

コーディング規約には、SEO・パフォーマンスへの配慮について記載した項目も明記しましょう。
特にWebサイトのコーディングにおいて、SEO対策やサイトパフォーマンスはUXに直結する要素でもあるため、ユーザーや検索エンジンの目線に立った配慮は不可欠です。

例えば、HTMLとCSSのセマンティック(意味論的)な使用は、メンテナンスを容易にするだけでなく、アクセシビリティを向上させ、SEOを強化できます。
具体的には、以下のような施策が有効です。

  • HTML5のセマンティックな要素(<header>・<footer>・<article>など)を適切に使用する
  • 意味のある順序でコードを配置する
  • 視覚的なプレゼンテーションに依存せずにコンテンツを理解できるようにする

加えて、画像の最適化・コードの軽量化・非同期処理の活用などに関する基準を記載しておけば、Webサイトの品質維持を実現できます。

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Web制作会社さま向け」コーディングガイドラインサンプル自社のルールにあわせて編集できる

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よく使用されるHTML/CSSコーディング規約

HTML/CSSコーディング規約は、さまざまな企業が提供しているため、どの規約を使用するべきか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
数多くある規約でも、よく使用される有名なHTML/CSSコーディング規約は以下の通りです。

  • GoogleのHTML/CSSスタイルガイド
  • AirbnbのCSS/Sassガイドライン
  • GitHubのコーディング規約
  • Javascriptのコーディング規約

各規約の詳細を確認して、HTML/CSSコーディング規約を利用する際の参考にしてください。

ただし、本章で紹介する規約をそのまま自社に導入しても、必ずしも効果があるとは限りません。
自社や自チームの開発レベルや現場のニーズに合わせて最適化しましょう。

GoogleのHTML/CSSスタイルガイド

GoogleのHTML/CSSスタイルガイドは、Web業界で広く参照される規約の一つです。

Google自体が大規模なWeb開発を行っているため、その経験と知識をまとめたこのスタイルガイドは非常に信頼性が高いとされています。
命名規則・フォーマット・コメントの使用・セマンティックなマークアップなど、多くの重要なトピックがカバーされているため、初めてコーディング規約を策定する企業に役立ちます。

参照:Google HTML/CSS Style Guide

AirbnbのCSS/Sassガイドライン

AirbnbのCSS/Sassガイドラインは、CSSとSassの書き方に焦点を当てた規約で、業界内で非常に高い評価を得ている規約です。
これは、AirbnbがWeb開発において一貫性のあるスタイルと高品質なコードを維持するための具体的なルールとベストプラクティスを提供しているためです。

特に、Sassの使用において詳細なガイドラインを提供している点が大きな特徴であり、Webサイト向けのコーディング規約に適しています。

参照:Airbnb Style Guide

GitHubのコーディング規約

GitHubもまた、HTML/CSSガイドラインを公開しています。
このコーディング規約はGitHub自身が使用しており、その内容を外部の開発者と共有する目的で作成されました。

GoogleやAirbnbと同様に、GitHubのガイドラインも命名規則・フォーマット・コメントの使用・セマンティックなマークアップなど、主要なトピックを網羅しています。

GitHubのコーディング規約は、他の規約と異なる点もありつつ、一貫性のあるスタイルと高品質なコードの維持を重視しているのが特徴です。
これらのガイドラインを参照すれば、自社のプロジェクトに最適なコーディング規約を設定しやすくなります。

JavaScriptのコーディング規約

JavaScriptのコーディング規約は、変数宣言・関数定義・文末のセミコロンなど、基本的なJavaScriptのベストプラクティスを定めた規約です。
ほかにもインデント・スペース・文字列リテラル・中括弧のスタイルなど、主要なコーディング規約を網羅しています。

Reactのベストプラクティスとコンポーネントベース、Reactフックのベストプラクティスをサポートする規約も備わっているため、Reactを活用した開発に効果的です。
また、Prettierなどを使用してコードフォーマットを一貫させられるため、開発業務を効率化できます。

参照:MDN Web Docs

ツールを使ったコーディング規約の適用(Formatter・Linter)

HTML/CSSのコーディング規約を実際に運用するには、Formatter(フォーマッター)とLinter(リンター)の活用が効果的です。
これらのツールは、コードを自動的に整形したり、規約違反を検出したりする機能を持っています。

Formatterは、定義したルールに従ってコードのスタイルを自動的に整えられるツールです。
例えば、インデントの深さや種類・行の長さ・ブラケットの位置などを調整できるため、コードの見た目が一貫し、読みやすくなります。

一方、Linterは、コードの品質と潜在的なエラーをチェックできるツールです。
命名規則・未使用の変数・未定義の変数・潜在的なバグなどを検出できます。

これにより、エラーの早期発見と予防に加え、コーディング規約の自動的な適用が可能になります。

HTML/CSSコーディング規約の活用

HTML/CSSコーディング規約を活用する際は、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 規約を適用しない例外事例
  • 規約がチームの生産性に与える影響
  • HTML/CSSコーディング規約サンプルのダウンロードリンク

上記のポイントを押さえて、プロジェクトを円滑に進められるコーディング規約を作成しましょう。

規約を適用しない例外事例

コーディング規約は一般的には厳守すべきですが、場合によっては規約を変更したり、適用しないようにしたりすることが適切なケースもあります。

例えば、特定のブラウザや環境でのみ問題が発生し、解決するためには規約に反するコードを書く必要がある場合です。
このようなケースは十分に想定されるため、チームでもこうした例外処理についてのルールを決めておくことが推奨されます。

加えて、このような例外事例に対応した際は、コーディング規約から逸脱した理由を明記することも必要です。

コード中に問題が発生した箇所と、対応の理由を明記するコメントを書くなど、例外事例が発生した際に実施すべきことをコーディング規約に記載しておきましょう。

規約がチームの生産性に与える影響

HTML/CSSのコーディング規約は、チームの生産性に一定以上の影響を与えるものです。

これまでお伝えしてきた通り、規約に沿ったコーディングスタイルは、新しいメンバーがプロジェクトに参加しやすくすると同時に、既存のメンバーが既存のコードを理解するうえで役立ちます。
また、規約に従ったコードはバグを見つけやすく、デバッグも容易になるため、より効率的な業務が可能です。

加えて、FormatterとLinterといったツールを活用することで、規約の遵守を自動化し、開発者がより複雑な問題に集中できるようになります。
これは生産性を向上させるだけでなく、開発者の満足度を高めることにも寄与します。

HTML/CSSのコーディング規約をしっかりと準備しておくことは、品質の高いWeb制作を実現するための重要な取り組みです。

チームに新たな規約を導入する方法

新たなコーディング規約をチームに導入するには、以下のようなステップを踏みましょう。

  1. 規約の作成
  2. 規約の共有
  3. 実装
  4. レビューと改善

それぞれのステップについて、順番に解説します。

1.規約の作成

新たにコーディング規約を導入する際は、まず具体的な要件に基づいて新規作成するか、既存の規約をカスタマイズしましょう。
作成する際は関係者が意見を出し合い、合意できる形にすることが大切です。

コーディング規約の各項目は、開発者の意見を交えながら作成しましょう。
自社・自チームの開発者のスキルや、開発スタイルに合わせて作成することで、より実用的な規約になります。

2.規約の共有

作成したコーディング規約をチームや社内全体と共有しましょう。
規約を共有することで、メンバーが新しい規約を理解し、それに準拠するための準備を始められます。

コーディング規約を定着させるには、開発者への丁寧な説明が欠かせません。

3.実装

規約を共有した後は、チーム全体が新しい規約を利用してコーディングを実装します。
新たな規約の導入後、チーム内で定期的にレビューを行い、必要に応じて項目を改善しましょう。

もし、この時点でコーディング規約に不備があった際は早急な改善が必須です。

4.レビューと改善

コーディング規約は一度決めたら終わりではなく、トレンドやプロジェクト、チームの変化に応じて見直す必要があります。
定期的に評価と改善を繰り返して、トレンドやプロジェクトに適した内容へと見直しましょう。

特にチームメンバーが大幅に変更してスキルが向上したり、新たな開発言語・開発ツールを導入したりした際は、それに合わせたコーディング規約を作成する必要があります。

【無料】すぐに使えるHTML/CSSコーディング規約サンプルを配布中

本記事で紹介したHTML/CSSコーディング規約の具体的な適用を後押しするために、当社で利用しているHTML/CSSのコーディングガイドラインサンプルを無料配布しています。
編集可能なファイル形式で提供しているため、ぜひ自社のルールや体制に合わせてオリジナルのコーディング規約を作成する際の参考としてご利用ください。

HTML/CSSコーディング規約を活用してプロジェクトを成功へ導こう

HTML/CSSコーディング規約は、コードの書式や形式を統一するためのルールやガイドラインです。

自社の開発チームに合わせたルールを作成すれば、スキルを標準化できるだけでなく、可読性が高く、メンテナンス性にも優れたコードを実現でき、チーム内の一貫性を確保するのに役立ちます。
日々成長するプログラミング言語やIT技術のトレンドに合わせた規約を活用すれば、新しい技術に対応した開発が実現できます

優れたHTML/CSSコーディング規約は、W3C勧告・Web標準に準拠して作成しており、ブラウザとの互換性が高い点が特徴です。
プロジェクトやチームの具体的な要件・作業フロー・技術スタックによって最適な規約は異なるため、自社に適した仕様へカスタマイズしましょう。

必要に応じて新しいルールを追加することで、トレンドやニーズに合わせた柔軟な開発を進められます。
HTML/CSSコーディング規約を活用して、一貫性のある開発でプロジェクトを成功へと導いてください。

また、Wakka Inc.ではフロントエンド開発や各種Web制作関連の資料も多数ご用意しています。
自社の開発チーム作成に役立つノウハウを提供できるので、お気軽にお問い合わせください。

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【資料DL】コーディングガイドラインサンプル

このサンプルはWeb制作用のコーディングガイドラインとして、自由に編集してご利用いただけます。各社のルールにあわせて編集してご利用ください。

以下のような方にオススメです。

・HTML/CSSのコーディングガイドラインを手間なく作りたい方
・既存のコーディングガイドラインをブラッシュアップしたい方


この記事を書いた人
中垣圭嗣

WebメディアでPGから管理職まで幅広く経験し、Wakka Inc.に参画。Wakka Inc.のオフショア開発拠点でラボマネジャーを担当し、2013年よりベトナムホーチミンシティに駐在中。最近では自粛生活のなかでベトナム語の勉強にハマっています。

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