ECモール売上ランキングの上位は?利用コストや特徴も合わせて解説
こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。
この記事をご覧のみなさまの中には、
「ECモールの利用コストや特徴を知りたい」
「出店を成功させるためのポイントを知りたい」
のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではECモールの利用コストや特徴、出店を成功させるポイントも解説します。
自社に適したECモールを見極めて売上を伸ばしたい方は、ぜひ本記事を参考になさってください。
Wakka Inc.ではECサイトを構築する場合のガイド無料配布中です。
目的や売上規模に応じたEC種別選定や最適な構築手法についての診断を受けたい方は、「料金目安もわかるECサイト構築ガイド」をご確認ください。
ECの市場規模・EC化率の推移
スマートフォンの普及で手軽にネットショッピングを利用できたり、感染症の流行でニーズが高まったりしたことによってECの市場規模も拡大しています。
2022年に経済産業省が報告したBtoC-EC市場規模の経年推移では、物販系の売上が特に伸びており金額は13兆円を超え、EC化率も8.78%と年々伸び続けています。
デジタル系も売上の伸び率が12%を超えるなど拡大傾向です。
BtoC-EC市場規模の経年推移(単位:億円)
BtoC-ECの市場規模および各分野の伸長率
参照:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました|経済産業省
BtoC-EC市場規模を分類別で見ると、食品や生活家電、衣類や生活雑貨が多くの割合を占めています。
感染症での外出自粛やテレワーク、巣ごもり需要による影響が大きく現れている結果です。
ネットショッピングはニーズが高く、今後も市場拡大が予測されます。
物販系分野のBtoC-EC市場規模
参照:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました|経済産業省
ECモールと独自ECサイトの違いとは
ECモールと独自ECサイトの大きな違いには、集客力と独自性が挙げられます。
ECモールは利用するプラットフォーム自体に集客力がある反面、独自ECサイトは自分で施策を行い集客をしなければいけません。
独自ECサイトはデザインや機能を自由に決められますが、ECモールではあらかじめ決められた範囲でしか選択できないため、独自性に乏しくブランディングも難しくなります。
収益性などの違いもあるため、参入する際には自社のビジネスモデルや目的によって適した方法を見極めましょう。
ECモールの種類
ECモールは大きく分けて次の3タイプに分けられます。
- マーケットプレイス型
- テナント型
- 総合管理型ECモール
タイプ別に特徴を解説します。
マーケットプレイス型
マーケットプレイス型は商品を出品するタイプのECモールです。
市場に商品だけを並べるイメージなのでショップの特色は出せませんが、簡単に出品できる特徴があります。
マーケットプレイス型ならAmazonが代表例です。
簡単にEC販売を始めたい場合には、マーケットプレイス型が適しています。
テナント型
テナント型は出店タイプのECモールです。
大型の商業施設にスペースを借りてお店を出すイメージであるため、マーケットプレイス型と比較して独自性を出しやすい傾向があります。
テナント型の代表例には、楽天市場が挙げられます。
テナント型のECモールでは販売スペースを提供するだけのため、売上の管理や発送などは各店舗で担うのが特徴です。
総合管理型ECモール
自社で構築したECモール内に所有する複数ブランドを出店して、一元管理するタイプが総合管理型ECモールです。
モール内で自社の複数ショップを展開できるため、相互送客や顧客ロイヤリティーの向上も可能です。
総合管理型ECモールの例には、資生堂のオンラインショップが挙げられます。
ある程度の初期費用は必要ですが、自社モール内で複数店舗を運営するためデータ管理や運営がしやすいメリットもあります。
ECモール売上ランキング
国内のECモール売上ランキングを紹介します。
具体的なECモールランキングは次のとおりです。
ECモール名 | 売上高 |
1位:楽天国内EC | 約5兆6301億円 |
2位:Amazonジャパン | 約3兆円 |
3位:Yahoo!ショッピング | 8,364億円 |
4位:ZOZOTOWN | 1,834億円 |
今回は2022年の決算などをもとにECモールの売上ランキングを作成しています。
ランキング上位のECモールは知名度が高いだけでなく、購買意欲のある利用者も多く集客力に長けているため、参入する際の参考になさってください。
参照:楽天グループ株式会社2022年度通期および第4四半期決算ハイライトに関するお知らせ|楽天公式
参照:アマゾンジャパン、日本事業の売上は5.7%増 2桁増はストップ、直販売上は約2兆円か|日本ネット経済新聞
参照:業績ハイライト|Z HOLDINGS公式
参照:業績ハイライト|ZOZO公式
代表的なECモールの特徴や強み
代表的なECモールの特徴や強みを紹介します。
特徴や強みを理解することによって、自社ビジネスと相性の良いECモールを見いだせたり、参入する際の良い判断材料になったりします。
前述した4つのも交え、以下の代表的なECモールを解説します。
- 楽天
- Amazonジャパン
- Yahoo!ショッピング
- ZOZOTOWN
- au PAYマーケット
- Qoo10
自社ビジネスも考慮して、適したECモールを見つけてください。
1.楽天市場
楽天市場は、90年代後半から販売を行っているテナント型のECモールです。
ポイント還元率の高さや、定期的に開催される「お買い物マラソン」などのキャンペーンを強みに多くの利用者数を誇ります。
出店の審査基準は高く設定されていますが、参入した際にはプラットフォームの集客力を生かして効率よく販売を行えるメリットがあります。
2022年時点で5万6000店舗以上が出店しており、勢いのある代表的なECモールです。
2.Amazonジャパン
Amazonジャパンは、個人でも手軽に出品できるマーケットプレイス型の代表的なECモールです。
出店はせず商品だけを出品するタイプであるため、初心者でも簡単に販売が可能です。
FBA(フルフィルメントbyAmazon)のサービスを活用すれば、商品の管理から受注・発送・顧客対応まですべて代行してもらえるため手間も掛かりません。
オンライン販売をすぐに始めたいケースや、商品単位で出品したい場合はAmazonジャパンがおすすめです。
3.Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングはソフトバンクグループが運営するテナント型のECモールです。
キャッシュレスサービスの「PayPay」とも連携しており、高い集客力を誇ります。
初期費用・月額固定費・売上手数料が掛からないメリットも追い風となって、出店数は増加傾向です。
PayPayやLINEと連動したマーケティング施策を行っており、出店した際には幅広い層からのアクセスが期待できます。
短期間のポップアップなどの使い方もおすすめです。
4.ZOZOTOWN
ZOZOTOWNは、人気ブランドが多数出店するアパレル特化型のECモールです。
20代から30代をメインターゲットにしており、国内のアパレルネット販売では高い知名度を誇っています。
はやりのアイテムから中古商品まで、幅広く取り扱っている点が人気の秘密です。
3種類の販売形態から構成されているため、自社に適した方法を選択できます。
販売手数料や募集要項は公表されておらず、出店情報は少ないのが現状です。
5. au PAYマーケット
au PAYマーケットはKDDIグループが運営するテナント型のECモールです。
auユーザーは購入金額によって利用料金がお得になるなど、囲い込みに力を入れています。
「auスマートパスプレミアム」はauユーザー以外でも加入でき、送料無料やお得なクーポン配布など魅力的な施策を多数行っています。
ライブコマースにも力を入れており、多くのユーザーから注目を集めているECモールです。
6.Qoo10
Qoo10は、アメリカのオークションサイトeBayの日本法人が運営するテナント型のECモールです。
女性向けアパレル・コスメなどの商材をメインで扱っており、一定数の安定したユーザーが存在します。
完全成果報酬型であるため、取引が成立した際に手数料を支払うタイプです。
初期費用や月額の固定費が無料なため、気軽に出品できるメリットがあります。
代表的なECモールの利用コスト
代表的なECモールを比較しても、掛かるコストは様々です。
販売する商品ジャンルによってコストが変動するケースもあるため、出品する際には確認しておく必要があります。
今回は以下の主要ECモールの利用コストを紹介します。
- 楽天市場
- Amazonジャパン
- Yahoo!ショッピング
公表されているホームページ情報を参考にした数値です。
楽天
楽天の利用コストはプランによって大きく異なります。
登録できる商品数も変わってくるため、プラン内容を理解して契約する必要があります。
主なプランは以下のとおりです。
プラン | がんばれ!プラン | スタンダードプラン | メガショッププラン |
おすすめな人 | ネットショップ運営の初心者 | 目標月商が140万円以上 | 商品数や画像量が多く必要 |
初期費用 | 60,000円 | 60,000円 | 60,000円 |
月額出店料 | 19,500円 年間一括払 | 50,000円 半年ごとの2回分割払 | 100,000円 半年ごとの2回分割払 |
システム利用料 | 月間売上の3.5〜7.0% | 月間売上の2.0〜4.5% | 月間売上の2.0〜4.5% |
登録可能商品数 | 5,000商品まで | 20,000商品まで | 無制限 |
他のECモールと比較して高めのコスト設定になっています。
時期によっては上記以外のプランも存在するため、出店窓口に問い合わせを行うのがおすすめです。
自社に適したプランを選択して、コスト管理しながらEC事業を展開しましょう。
Amazonジャパン
Amazonジャパンの利用コストは以下のとおりです。
プラン | 小口出品 | 大口出品 |
おすすめな人 | ・毎月49点まで販売する ・販売する商品が決まっていない ・広告を出さない | ・毎月49点以上販売する ・商品の広告を出したい ・出品した商品を検索結果上位に表示したい ・さまざまな出品用ツールを使用したい |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 |
料金 | 1商品につき100円+販売手数料 | 毎月4,900円+販売手数料 |
出品プランの機能 | なし | ・一括出品が可能 ・アカウントに複数のユーザーを追加できる ・無料配送を含むプロモーションが行える ・オンサイトの広告ツールを使用できる |
引用:Amazon 出品にかかる費用|Amazon公式
Amazonジャパンなら比較的低コストであるため、すぐに販売を始められます。
FBA(フルフィルメントbyAmazon)のサービスを活用した場合、内容によって手数料は異なるため確認が必要です。
販売手数料は商品カテゴリーによって異なるため、自社商品を出品する際には確認しましょう。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングで商品販売する際に掛かるコストは以下のとおりです。
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
販売手数料 | 無料 |
決済手数料 | 決済方法によって異なります。3%〜4.48%・150円〜300円 |
引用:Yahoo!ショッピング 料金・費用について|Yahoo!ショッピング公式
基本的に低コストで利用できます。
Yahoo!ショッピングでは、各ストアが効果的な販促メリットを得られるようにモール全体で販促施策を実施しています。
商品が売れた際には一律でストアポイントやキャンペーンの原資を負担する必要があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
出品した際の料金を詳しく知りたい方は、月額費用のシミュレーションも公式サイトから可能です。
ECモールのメリット
ECモールは高い集客力でユーザーを集められるだけでなく、その他多くの恩恵を受けられるメリットがあります。
ECモールを活用する際に受けられる具体的なメリットは次のとおりです。
- 簡単に始められる
- サポート体制が充実している
- レコメンド機能が整っている
- 集客力がある
- ECモールの信頼性がある
順番に解説します。
1.簡単に始められる
ECモールなら、一からサイトを構築する必要もないため始めやすいのが特徴です。
専門的な知識がなくても、ECモールのプラットフォームを活用してショップを立ち上げたり、商品を登録したりするだけなので販売をスムーズに始められます。
ECモールによって異なりますが、ショップの申請から販売まで1カ月〜2カ月程度であるため、自社サイトを構築するケースと比べると短期間で出店できます。
またショップページのデザインテンプレートを活用すれば、さらにスムーズな出店が可能です。
2.サポート体制が充実している
ECモールなら、出店した際にサポートを受けられるため初心者でも安心して利用できます。
出店する事業者に対して、ECモール側が有料プランも含めたさまざまなサポートを提供しているケースが多いです。
AmazonジャパンはFBAを活用すれば、商品管理から発送・顧客対応まで代行してもらえるため便利です。
お問い合わせフォームから質問もできるため、商品販売に慣れていない事業者にとって収益を伸ばすためのノウハウも得られます。
3.レコメンド機能が整っている
レコメンド機能が備わっているのもECモールの大きなメリットです。
レコメンド機能があれば、商品をグループ別に分けて関心のある方に自動表示できるため、認知度の向上につながります。
自動で類似商品として紹介できるため機会損失も防げます。
ECモールを活用する際には、レコメンド機能を生かして売上を伸ばしましょう。
4.集客力がある
商品販売を行う際に、ECモールなら高い集客力で多くのユーザーを集めやすくなります。
ECモール自体に知名度があるため、検索結果で上位表示したり指名検索されたりする可能性が高く、多くのユーザーを集められます。
自社サイトなら検索結果で上位表示させ多くのユーザーを呼び込む必要があるため、地道なSEO改善や広告など時間と費用が必要です。
高い集客力を生せるのもECモールを活用する大きな理由でしょう。
5.ECモールの信頼性がある
ECモールに出店・出品すれば、ユーザーは一定の信頼性から安心して商品購入できるのも大きなメリットです。
日本ではネットショッピングに対して抵抗感を持つ方が一定数いるものの、ECモールならブランド力や知名度があるため安心して利用する方も多いです。
お店単位で信頼性を向上させるためには、お問い合わせ対応を丁寧に行ったり、購入後の発送をスムーズに行ったりする必要があります。
ECモールの信頼性があるから大丈夫ではなく、お店単位でもユーザーの信頼を失わないような振る舞いが大切です。
ECモールのデメリット
ECモールはメリットだけでなく、デメリットも多数存在します。
デメリットを理解せず出店すれば、後悔や失敗につながる恐れもあります。
ECモールのデメリットは次のとおりです。
- 価格競争に巻き込まれやすい
- 利益率の確保が難しい
- ショップの独自性を出しにくい
- 顧客のデータ分析が難しい
- ブランディングが難しい
デメリットを把握して長期的な目線で出店・出品を検討しましょう。
1.価格競争に巻き込まれやすい
ECモールでは競合が多いため、価格競争に巻き込まれやすいデメリットがあります。
ECモール内では類似商品が多数出品され簡単に比較検討できるため、価格競争が起きやすくなっています。
他商品と差別化をする場合も、モール内の方針に沿った施策しか行えません。
モール内の方針に沿った範囲で施策を練り、商品価値を向上させ可能な範囲で差別化を図りましょう。
2.利益率の確保が難しい
ECモールでは利益率の確保が難しい傾向にあります。
ECモールに出店した際に発生する利用料によって、利益が想定よりも少ないと感じるケースが多いでしょう。
具体的な利用料には、月額料金や販売手数料、決済手数料に販促活動の原資を利益から差し引かれるケースもあります。
利用料や集客力を見極めて、参入するECモールを慎重に選びましょう。
3.ショップの独自性を出しにくい
ECモールではショップの独自性を出しにくいのがデメリットのひとつです。
基本的にECモール内の方針やショップページの設計が決まっているため、差別化やブランディングを行うにも限界があります。
使える機能やデザインは制限されているケースが多く、競合と被りやすい傾向があります。
サイトの独自性を出したかったりブランディングを重視したかったりする場合には、ECモールだけでなく複数の販売チャネルを検討しましょう。
4.顧客のデータ分析が難しい
ECモールから得られる顧客データは限られているため、データ分析が難しいデメリットもあります。
得られる顧客データが少なければ、施策を打ち出すこともできません。
マーケティング施策でメルマガを送ったり、顧客に適した商品情報を送ったりするのも難しいでしょう。
得られる情報を頼りに、可能な範囲で施策を打ち出す必要があります。
5.ブランディングが難しい
ECモールは決められたプラットフォームに沿って出店・出品を行うため、ブランディングは難しいでしょう。
ECモール自体の認知度が高いため、出店・出品を行っても店舗単体ではあまり認識されません。
店舗単体で認識されるのが難しいため、結果的にリピーターが増えず売上を伸ばしにくい傾向があります。
ブランド力で訴求したい場合には、自社ECなども選択肢に含めて検討するのがおすすめです。
世界のEC市場規模
超境ECでは世界的な感染症の流行も影響して市場規模の拡大や、EC化率の増加が見られます。
参照:令和3年度 電子商取引に関する市場調査|経済産業省
経済産業省が発表した2021年時点での世界BtoC-ECの市場規模は4.92兆ドルでした。
国別では中国が全体のトップで52.1%を占めており、アメリカが次いで19.0%です。
今後も世界規模で小売分野のEC化が予測されているため、ECを前提に商品販売する必要性が高まっています。
超境ECの市場規模
世界的にEC市場規模が拡大しているため、自国以外のECサイトで商品を販売する「超境EC」も浸透してきました。
参照:令和3年度 電子商取引に関する市場調査|経済産業省
経済産業省が発表した2019年時点で世界の越境EC市場規模は7.800億ドルです。
超境ECは世界のBtoC-EC市場規模を上回るペースで拡大が予測されています。
超境ECが成長している背景には認知度の向上だけでなく、自国にない商品を入手できたり、商品やメーカーに対する信頼性が高かったりするためです。
日本製品は世界的に見ても品質が高いと評価を受けており、今後も需要が高まっていく可能性は高いでしょう。
事業者の超境ECを世界に広げようとする積極的な姿勢や、物流レベルの向上も市場規模拡大の要因に挙げられます。
海外のおすすめECモール
日本企業が世界を見据えて成長を遂げるには、積極的な越境ECへの参入が欠かせません。
世界市場規模で多くの割合を占める中国・アメリカだけでなく、韓国やシンガポールの越境ECも需要が高く存在感を示しています。
越境ECへ参入する際の参考に以下の海外おすすめECモールを紹介します。
- Tmall(天猫)
- Amazon
- G-market
- Shopee(ショッピー)
順番に見ていきましょう。
Tmall(天猫)
Tmall(天猫)は中国大手アリババが運営する越境ECモールです。
中国国内で多くのシェアを誇り日本法人も設立されているため、参入する際も安心です。
人気カテゴリーには美容系や食品・健康、マタニティ関係の商品が挙げられ、日本の商品が高品質であるため人気を博しています。
日本企業では、花王やカルビー、資生堂など多くの有名企業が参入しています。
Amazon
Amazonはアメリカ市場No. 1を誇るだけでなく、世界18カ国で展開する有名なECモールです。
Amazonの越境ECでは、日本の販売事業者を支援するためにJETROと共同展開した「JAPAN STORE」が注目されています。
「JAPAN STORE」では日本のしょうゆや味噌、浴衣や足袋など日本ならではの商品を特定の国へ販売しやすいよう開設されました。
「JAPAN STORE」を利用した海外のユーザーからは、高品質で配送が早いと高評価を得ています。
G-market
G-marketは国内で多くのシェアを誇っている韓国大手のECモールです。
2016年には楽天とG-marketがお互いのモール内に旗艦店を開設するなど、越境ECに対する取り組みが活発に行われています。
G-market内に開設した楽天市場では、化粧品やキッチン用品など厳選された商品が多数販売されています。
今や韓国の越境ECを牽引する存在です。
Shopee(ショッピー)
Shopee(ショッピー)はシンガポールのECモールです。
ショッピングアプリのダウンロード数は世界1位を記録して急成長しています。
日本からは個人で出店できたり、中古商品も扱ったりしているのが特徴です。
東南アジア市場で大きな規模を誇るECモールであるため、今後の成長に注目が集まっています。
EC出店を成功させるための3つのポイント
ECの需要は増加しており、顧客ニーズを汲み取って参入する企業は拡大しています。
事前の出店準備もままならず、いきなり販売を始めて失敗につながるケースも多々見られます。
ECを出店する際には、3つのポイントを意識しましょう。
- 運営体制を整える
- コンセプトを入念に考える
- 商材選定を入念に行う
3つのポイントを意識して、EC出店を成功させましょう。
運営体制を整える
EC出店を始める際には、運営体制を整えてからスタートさせましょう。
運営体制が整わず人手不足の状態であれば、さまざまな作業工程で影響を及ぼしてユーザーに迷惑をかける恐れがあります。
具体的には配送に遅延が生じたり、商品の管理不足につながったりします。
EC出店を成功させるため運営体制の構築は欠かせない要素です。
コンセプトを入念に考える
コンセプトを入念に考えてからEC出店を始めると成功につながります。
コンセプトを入念に考えることによって、メイン顧客を具体的にイメージできてショップの方向性が定まります。
コンセプトが明確であれば、サイトデザインや商品開発を行う際も参考にできるため必要です。
ECモールなどのプラットフォームが充実して気軽に出店できる今だからこそ、コンセプトを明確にして他店と差別化を図りましょう。
商材選定を入念に行う
ユーザーに選ばれるため、丁寧に商材選定を行いましょう。
出店に失敗する原因で多く挙げられるのが商品力のなさです。
商材選定を行う際には、ターゲットの明確化とトレンドの理解が欠かせません。
ターゲット層のニーズだけで選ぶのではなく、オリジナリティも忘れてはいけません。
自社に適したECモールを見極めて戦略的に売上を伸ばそう!
今回はECモール売上ランニング上位サイトの特徴や、出店を成功させるためのポイントを解説しました。
世界規模でネットショッピングのニーズが増えており、ECモールに出店する企業も右肩上がりです。
ECモールによって利用コストや備わっている機能が異なるため、自社に適したECモールを見極めるのが売上を伸ばす上で重要です。
ECモールだけにこだわらず複数の販売チャネルを検討するなど、視野を広げて自社に適した選択肢を考えましょう。