WordPressの予約システム開発にはプラグインがおすすめ!開発時の注意点も解説
こんにちは。Wakka Inc.メディア編集部です。
「Wordpressで予約システムを開発したい」
「Wordpressを使うのにはあまり慣れていないけれど、自社でも予約システムは開発できる?」
「簡単に予約システムを導入できる方法はあるの?」
WordPressに関して上記のようなお悩みを持ちの方は多いはずです。
結論から言うと、WordPressで予約投稿システムを開発したい場合、プラグインを利用するのがおすすめです。
そこで本記事では、Wordpressの予約システム開発におすすめなプラグインと開発時の注意点を紹介します。
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WordPressを使った予約システムの開発方法
まず、Wordpressの予約システムを開発する方法の種類について解説します。
主な開発方法は、2つあります。
- WordPressのプラグインを利用する
- 外部の予約システムを連携させる
WordPressのプラグインを利用する
最もメジャーなのが、WordPressのプラグインを利用する開発方法です。
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
プラグインを活用すれば、予約システムの必要機能を手軽にWordPressへ実装できます。
プラグインには有料のものだけでなく、無料で利用できるものもあります。
事業の成長に合わせ機能の追加や拡充、プラグインの変更も可能なため、コストを抑えながら予約システムを開発したい方に適しています。
外部の予約システムを連携させる
2つ目は、外部の予約システム作成ツールを導入する方法です。
予約システム作成ツールとは、日時決定や顧客管理などの機能を簡単に作成できるツールです。
外部の予約システムはWordPressに埋め込みができる場合が多くあります。
ドラッグ&ドロップをするだけで設置できるものも数多いため、簡単に操作できることがポイントです。
セキュリティ的にも優れていることも特徴といえるでしょう。
WordPressに予約システムを導入するにはプラグインの利用がおすすめ
冒頭でも述べましたが、WordPressへ予約システムを導入するにはプラグインの利用がおすすめです。
本章ではプラグインを利用するメリットとデメリットを紹介します。
予約システムをプラグインで開発するメリット
予約システムをプラグインで開発するメリットは、以下の2つがあります。
導入が簡単である
プラグインを利用することによる一番のメリットは、導入が簡単なことです。
使用したいプラグインを検索し、ワンクリックするだけで簡単に予約システムを設置できるのです。
低コストで導入できる
2つ目のメリットは、低コストで予約システムを導入できることです。
プラグインの中には、無料でインストール・運用できるものもあります。
もちろんカレンダー機能や予約管理機能、顧客管理機能などの基本機能を搭載しているため、導入後すぐに運用できます。
もし機能が足りない場合は、有料プランへ移行したり、別のプラグインをインストールしたりすれば、機能の拡充が可能です。
初期費用をかけることなく予約システムを構築できるのは、プラグインならではの魅力です。
予約システムをプラグインで開発するデメリット
次に、予約システムをプラグインで開発することのデメリットについて紹介します。
デメリットは大きく分けて以下2つがあります。
拡張性が低い
一つ目のデメリットは、拡張性が低いことが挙げられます。
プラグインそのものをカスタマイズすることは、専門知識がなければ至難の業です。
こうなると決められた動作しかできなくなります。
イメージしている用途やデザインに合っていればそれでも良いのですが、もっと柔軟に機能を使いたいというニーズが出てくれば、プラグインは少し物足りなくなるかもしれません。
自社の要件に合わない可能性がある
プラグインの機能や特徴が自社のニーズとは合っておらず、要件にそぐわない可能性もあります。
プラグインはあくまでも拡張機能であり、自社が求める要件を満たさない可能性もあります。
このような場合には、フルスクラッチで実装するのがおすすめです。
フルスクラッチとは真っ白なゼロの状態からシステムを開発する手法のことで、既存のシステムを使った場合とは異なる高い柔軟性が見込めることが特徴です。
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予約システムの導入におすすめのプラグインを一挙紹介
本章では、予約システムの導入時におすすめなプラグインを、店舗のジャンル別で紹介します。
宿泊予約向けプラグイン
最初に宿泊予約に使えるプラグインを紹介します。具体的には以下の2つです。
- Booking Package
- Pinpoint Booking System
Booking Package
Booking Packageとは、WordPress上に予約カレンダーを設置できるプラグインです。
「予約レポート」「ユーザー」「カレンダー設定」「一般設定」の4つがあり、シンプルな操作性が魅力です。
時間や部屋のメニューによって多様な設定ができるのもメリットであり、宿泊予約に適しています。
宿泊予約以外では美容院や駐車場、カウンセリングなどのシチュエーションでも活用できます。
Booking Packageには無料プランと有料プランがあるため、気になる方は無料プランを試してみると良いでしょう。
Pinpoint Booking System
Pinpoint Booking Systemは、オンシーズン・オフシーズンの価格変更に対応したプラグインです。
決済ツールのWooCommerceと連携することで、オンライン決済機能も導入できます。
また、カレンダーのデザイン面などのカスタマイズもユーザーの好みによって調節できるため、自社の商品に合わせたUIを作り出すこともできます。
タイムテーブル予約向け(飲食店向け)プラグイン
次に、タイムテーブルごとに細かく区切る必要のある飲食店向きのプラグインを紹介します。具体的には以下の2つです。
- Appointment hour Booking
- MTS Simple Booking
Appointment hour Booking
Appointment hour Bookingは、無料プランでも最大100個の予約を管理できるプラグインです。
3つ有料プランが用意されており、必要に応じてプランの変更が可能です。
また、いずれのプランもオンライン決済機能を搭載しているため、外部ツールを連携する必要がありません。
Appointment hour Bookingでは、ユーザー向けの入力フォーマットを手軽に作成できます。
氏名やメールアドレスといった基本情報のみならず、プライバシーポリシーなども掲載できます。
MTS Simple Booking
MTS Simple Bookingは、シンプルで使いやすい予約システムのプラグインです。
WordPress初心者の方でも扱いやすく、直感的に操作できる点が魅力です。
また、ユーザーはカレンダーで予約状況を確認して空いている日を選択、そしてその後にメールで送られてくる案内から決済を完了するという仕組みになっています。
イベント予約向けプラグイン
イベント予約におすすめなプラグインは、以下の3つです。
- Events Manager
- The events Calender
- Amelia
Events Manager
Events Managerは、イベントの予約管理に必要な機能を網羅的に搭載したプラグインです。
基本的な予約管理ができるだけではなく、Googleマップとの連携やロケーション(開催場所)管理などが可能。
海外のプラグインでありながら、日本語にも対応しているため、安心して利用できるでしょう。
またEvents Manageでは、CSSでデザインをカスタマイズできます。
ユーザーの属性やイベントの特色に合わせてデザインを変更できるため、独自性のあるサイトを目指す方におすすめです。
The events Calender
The events Calenderは、基本的なイベント事の予約機能を兼ね備えているプラグインです。
カレンダー機能からGoogle マップとの連携、日本語対応など、基本機能を網羅した予約システム構築できます。
また、スマートフォンやパソコンなど、画面サイズの異なるさまざまな端末に最適化されるレスポンシブにも対応。
予約システムとしての機能面のみならず、ユーザーファーストなUIが魅力です。
Amelia
Ameliaは、デザイン性に定評のあるプラグインです。
標準デザインは、柔らかな印象の女性向けインターフェイスです。
有料版では、デザインのカスタマイズも可能なので、自社サイトの雰囲気に合わせることも可能です。
イベント向けの機能として、スタッフ管理やクーポン発行、回数券設定機能などが搭載されています。
Ameliaを活用すれば、イベント運営時の事務作業を効率化できるでしょう。
WordPressのプラグインで予約システムを導入する際の注意点
次にWordPressのプラグインで予約システムを導入する際の注意点について解説します。
注意点は大きく分けて以下の4つです。
- コーディング無しでも使えるかどうか
- コストは自社に合っているか
- セキュリティは担保されているか
コーディング無しでも使えるかどうか
一つ目の注意点は、コーディング無しでも使えるかどうかです。
WordPressにおける予約システムのプラグインには、優れたものが多いですが、自社に合わせた使い方をするにはコーディング知識が必要な場合もあります。
例えば、入力フォーマットのデザイン変更を行う場合に、CSSのコードを書き換えて編集しなければならない、といったケースです。
予約システムの編集を外部に依頼するのも効果的ですが、その分コストがかかります。
プログラミングが苦手な方は、ノンコードで編集できるプラグインを導入すると良いでしょう。
コストは自社に合っているか
導入コスト・運用コストが自社のリソースと合っているかどうかも注目したいポイントです。
ここで言うコストとは、金銭面だけではありません。
予約システムを運用するための人員や教育にかかる時間なども含みます。
WordPressのプラグインを活用すれば、低コストで予約システムを構築できますが、その後の運用コストが高額になる恐れもあります。
例えば、セキュリティ対策に費用がかかったり、トラブルを自社で対処しなければならなかったりなど。
プラグインを選定する際は、導入コストのみならず運用時のコストも考慮することが大切です。
セキュリティは担保されているか
セキュリティ面も大事なポイントです。
万が一、セキュリティが優れておらず、顧客情報などが漏洩してしまった場合、企業の信用悪化につながります。
そのため、プラグインを選定する際は、セキュリティ面が優れた製品を選ぶことが大切です。
セキュリティレベルを確認する際は、導入者の口コミに着目しましょう。
口コミには、実際にプラグインを利用した人の生の声が記載されているため、多くの気づきがあるはずです。
機会損失を防止するためにも、導入するプラグインは慎重に選定してください。
まとめ| プラグインを活用した予約システムで効率的にWordPressを使おう
予約投稿システムをプラグインで導入すれば、ゼロから自社で独自に開発するよりも非常に効率が良くなります。
予約管理は手動で行うとどうしてもダブルブッキングをしやすくなったり、また予約に間違いが起きてしまったりすることがあるため、自働で管理をしてくれるツールを導入することでヒューマンエラーを防ぎましょう。
ここで紹介したプラグインもあくまで代表的な一例であるため、ぜひ自社に合った予約システムを探してみてください。
検討する際には本記事で挙げた注意点やそれぞれのプラグインにおける長所・短所を見極めた上で選択することをおすすめします。
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