フィリピンでのオフショア経験を経てWakka Inc.へ。入社2年目 山崎さん

2025.08.26
はたらき方
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林田 矩子
フィリピンでのオフショア経験を経てWakka Inc.へ。 入社2年目 山崎さん

こんにちは。人事部の林田です。
社員インタビューも、ついに11人目となりました。日本側の社員数が現在41名(2025年8月1日時点)なので、4分の1のメンバーにお話しを聞かせてもらったことになります。この社員インタビューシリーズを読んでいただければ、Wakka Inc.の雰囲気がだいぶ伝わるのではないかなと思います。

さて、Wakka Inc.には、多様なバックグラウンドを持つ社員が活躍しています。今回は、フィリピンで4年間オフショア開発に携わった後、Wakka Inc.に入社した山崎さんにお話を伺いました。英語留学をきっかけに始まった海外での挑戦、その視点からみたWakka Inc. の魅力、そして今後のキャリアについて、深く掘り下げて語っていただきます。

目次

山崎さんから見たフィリピン

林田
林田
山崎さん、本日はよろしくお願いします。まず、これまでのご経歴を教えていただけますか?
山崎
山崎
Wakka Inc.に入社して、今年の12月でちょうど2年になります。IT業界でのキャリアは、今年で11年目になりますね。
山崎
山崎
はい、前職ではフィリピンのセブ島に4年ほど住んで、オフショア開発に携わっていました。
山崎
山崎
実は、妻がフィリピン人なんです。英語留学でフィリピンへ行っていたのですが、その語学学校で妻と出会いました。結婚後は日本で暮らしていましたが、妻の家庭の事情で帰国しなくてはならなくなったことをきっかけに、現地で仕事を探すことになりました。
山崎
山崎
もともとフィリピンには馴染みがあったので、生活面での不安はあまりありませんでした。ただ、日本の会社で働くのとは勝手が違うだろうなという覚悟はありましたね。
山崎
山崎
便利さで言えば、間違いなく日本がいいなと思います。でも、フィリピンにはフィリピンの良さがありますね。一番の違いは、人々のコミュニケーションです。フィリピン人はとにかく明るくて、コミュニケーション能力が非常に高い。人見知りするような人はほとんどいなくて、近所を歩いていると初対面でも気軽に声をかけられます。近所の人から「今晩のご飯がないから、おかずをちょうだい」なんて言われることも日常のできごとです(笑)。良くも悪くも、人と人との距離が近く、昭和の日本のような温かさがありますね。
山崎
山崎
正直に言うと、私の口にはあまり合いませんでした・・。全体的に脂っこい料理が多くて、お肉も脂身の割合がすごく多いんです。なので、4年間住んでいましたが、食事はほとんどUber Eatsで日本食を頼んでいました。妻と子供が現地の食事を美味しそうに食べている横で、私だけ日本食という一見シュールな光景が日常でした。とはいえ妻も私の好みは理解してくれているので、それで揉めることはありませんでしたけどね。

フィリピンとベトナムのオフショア開発現場から

林田
林田
Wakka Inc.はベトナムに開発拠点の Lampart がありますが、前職のフィリピンでのオフショア開発と比べて、どのような違いを感じますか?
山崎
山崎
これはWakka Inc.の社員だからというわけではないですが、Lampartのメンバーは仕事に対して丁寧で、品質に対する意識も高いなと感じています。
山崎
山崎
前職で一緒に仕事をしていたフィリピン人のエンジニアは、自己判断で進めてしまったり、少し大雑把に捉えてしまう方が多くて、納期に間に合わないのに報告なしで定時に帰ってしまったり、完成度が低いまま「終わりました」と報告されたりすることも少なくありませんでした。結局、私がソースコードを書き直して納品するということも頻繁にありました。
山崎
山崎
現場では、「安かろう悪かろう」ではないですが、「安いからこの品質でも仕方ない」という空気が少しあったかなと思います。実際、日本国内でエンジニアを雇うのに比べて人件費は抑えられますから、コストメリットを優先する考え方も理解はできます。でも結局、バグが多くて長く使えるシステムにはならず、手戻りが増えてしまうという悪循環に陥りがちでした。
でも、Lampartのメンバーは仕様書に少しでも曖昧な点があれば、理解できるまで何度も質問してくれますし、責任感も感じます。Wakka Inc.のエンジニアとして、会社全体で『いいものを作ろう!』という意識づけがされているんだなと思いました。
山崎
山崎
Wakka Inc.では、会社全体で品質にすごくこだわっていると感じます。例えば、Excelファイルを共有する際は、必ず全シートを100%表示にしてA1セルにカーソルを合わせてから送る、といった本当に基本的なことから徹底されています。また、設計段階では、依頼された機能だけでなくて他の機能への影響を事前に考慮する「水平展開」という考え方が浸透しています。1つの変更がシステム全体にどのような影響を及ぼすかを多角的な視点で検証することで、将来的なバグや手戻りを未然に防ぐための重要なプロセスですね。
このきめ細やかな品質へのこだわりがあるからこそ、クライアントに安心して長く使ってもらえるシステムを提供できるのだと思います。

Wakka Inc.での現在地

林田
林田
Wakka Inc.での現在の業務内容について、詳しく教えてください。
山崎
山崎
今はECサイトのフロントエンド(お客様が見る画面)と、商品情報や注文を管理するバックエンドの基幹システムの両方を担当しています。
山崎
山崎
はい。前職でもEC関連のプロジェクトに携わっていましたが、そこは非常に大規模なシステムだったので、フロントエンドとバックエンドで担当が完全に分かれていて、バックエンド部分を担当していました。今のプロジェクトでは両方に関われるので、システム全体を俯瞰する視点が身につき、非常にやりがいを感じています。もちろん、フロントエンドの技術で分からないこともあるので、その時はフロントエンドが得意なエンジニアに相談するなどして、チーム内で助け合っています。
山崎
山崎
いずれはPL(プロジェクトリーダー)に挑戦したいと考えています。Wakka Inc. は100%プライム案件(クライアントとの直接契約)なので、要件定義から設計、開発、テスト、リリースまで、全ての工程を経験できるのが大きな魅力だと思っています。責任は重いですが、その分、エンジニアとして大きく成長できる環境です。クライアントと直接対話し、課題解決に貢献できることに、大きなやりがいを感じています。
山崎
山崎
入社後のギャップはほとんどありませんでした。一番良いと感じたのは、オフィスが非常に静かで集中できる環境であることです(笑)。フィリピンのオフィスは常に誰かが賑やかに話していて、集中力を維持するのが大変だったので…。この落ち着いた環境は、品質の高い仕事をする上でとても重要だと思います。

求めるのは、共に高みを目指せる仲間

林田
林田
最後に、Wakka Inc. への入社を検討している方へメッセージをお願いします。
山崎
山崎
Wakka Inc. には、元社長や大手企業からの転職者など、経験豊かな色々な人材が集まっています。そのため、正直に言うと、IT業界が未経験の方や新卒の方には、少しハードルが高い環境かもしれません。
しかし、プライム案件で上流工程から下流工程まで一貫して携わりたい、自分のスキルをさらに高めたいという強い意欲のある方にとっては、これ以上ないほど恵まれた環境だと思います。特に、SES(システムエンジニアリングサービス)などで経験を積み、もっと顧客の近くで、裁量を持って働きたいと考えている方には、最適な選択肢になるはずです。
Wakka Inc. では定期的な面談を通じて、一人ひとりの課題や目標を明確にし、次のステップへ進むための具体的なアドバイスをもらえます。責任は大きいですが、その分、得られる達成感ややりがいも大きいです。クライアントの課題を解決し、会社と共に成長していける方をお待ちしています!

まとめ

フィリピンでの4年間のオフショア開発という貴重な経験を持つ山崎さんのお話は、いかがでしたでしょうか。海外での実体験から語られるWakka Inc. の品質へのこだわりは、非常に説得力がありました。「安いから仕方ない」ではなく、「高い品質を追求する」というWakka Inc. の姿勢が、クライアントとの長期的な信頼関係を築く上でいかに重要であるかを改めて感じることができました。
また、100%プライム案件に携わることで得られる裁量権と、それがエンジニアとしての成長やキャリアアップに直結しているという言葉も印象的でした。Wakka Inc. は、単なる開発会社ではなく、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集い、互いに刺激し合いながら高みを目指せる「場」であることが伝わってきます。
高いレベルが求められる環境でありながらも、主体的にキャリアを築き、クライアントに真の価値を提供したいと考えるエンジニアにとっては、大きなやりがいと成長が待っているはずです。自身の経験を活かし、さらなる高みを目指したい。そんな熱意あるエンジニアの挑戦を、Wakka Inc. はいつでも歓迎しています。

それではまた👋

この記事を書いた人
林田 矩子

長らくサービス業に従事していましたが、結婚を機に営業事務職へ転身。Wakka Inc.では、管理部兼ライターとして働いています。 最近、明鏡止水 〜武のKAMIWAZA - の影響で、息子と一緒に合氣道を始めました。現在4級に昇級し次は3級を目指します。息子は6歳は9級です。

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